TOPアメリカン・プロレス注目インディー →IWA DS:Carnage Cup 5 9/26/09

IWA DS:Carnage Cup 5 9/26/09の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚、約3時間です。

去年よりは入ってますね。50人ぐらいかな。

@1回戦、バーブド・ワイヤー&カーペット・ストリップス:セクシー・エディvs.ドレイク・ヤンガー
 オープニングという事で軽めの題目。
 有刺鉄線、ストリップよりも椅子の背へのブレーン・バスターが一番過激でしたね。
 それを早めに出したのはいけなかったし
 クライマックスのカバーの仕方、入れ方に伴う
 絵面の悪さは頂けない。
 悪くない試合。 

A1回戦、エクソシスト・デス・マッチ:サムタック・ジャックvs.スコッティ・ヴォルテックス
 蛍光灯十字架を中心とした形式。
 一発一発は重くてしっかり体を張っている。
 問題は新世代的欠陥。
 バイオ・リズムが違うからスポット間に間がないし、
 ラストに切り返しでやたら動くのもデス・マッチの雰囲気を阻害している。
 普通にラダー十字架で締めても良かったと思いますけどねぇ。
 まあまあ良い試合。

B1回戦、Xマークス・ザ・スポット・マッチ:クリスチャン・フェイスvs.ダニー・ハボック
 蛍光灯をXに重ねた形式で完全にAと被り、弱いのは痛いですね。
 また無名のフェイスはマスクをつけているので表情が伝わらない。
 後照準がずれたスポットも目立ちました。
 悪い試合。

C1回戦、ホームラン・ダービー、3ウェイ・ダンス:ニック・ゲイジvs.フリークショウvs.インセイン・レーン
 レーンが飛びいり参加して3ウェイに。
 フリークショウが流血量で貢献しましたが
 OBの試合って感じの気だるさです。
 1本目のフィニッシュが悪すぎて急遽ダンスに変更した印象さえ受けましたね。
 そして2本目のフィニッシュは蛍光灯付フェイス・ウォッシュが出来なくて諦めてました。
 悪くない試合。

Dショウン・テンパーズvs.ジェイコブ・アシュワース
 テンパースのセコンドのオカルトチックな容姿しか
 印象に残らない、ひどい試合です。

E準決勝、タイペイ・フィスト&ベアフット・サムタック:セクシー・エディvs.ダニー・ハボック
 エディの連続バンプ、ハボックのカメラ前での画鋲刺しには
 努力を感じるけれども残念ながらこのジャンルで魅せれる2人ではない。
 平均レベル。

F準決勝、ウルトラヴァイオレント・ボーズ&シンダーブロックス:サムタック・ジャックvs.ニック・ゲイジ
 TJが不意打ちダイブから始めるも
 峠を過ぎているゲイジだと落としてしまいます。
 状態の差が明らかで具材に比べ使い方が弱かったですね。
 平均より少し上。

 試合後バック・ステージでTJとゲイジがぶつかりかけるも他のレスラーが引き離す。
 
Gレイザー・ワイヤー・ボーズ&ライト・チューブ・キャビン:マイク・レビーvs.マニアック・マイク
 鏡を見たらそんな軽快な攻防なんて出来ない事分かるでしょうにね。
 醜い攻防です。
 ひどい試合。
 特に可能性のある形式でもないけどトーナメントの方で使うべき形式。 

HIWA-DS王座戦、4コーナー・マッチ:クリスジャン・ヘイム(ch)vs.チップ・デイvs.スリムJvs.ヴィンセント・ナッシング
 幾つか独特、キレのあるムーブがあり、
 決勝前の賑やかしにはなっている。
 しかし権利なんて物はないし、王座戦がこんなので良い訳はない。
 悪い試合。

I決勝、ダブル・ヘル、フィッシュ・ホックス、ライト・チューブ・バンドルズ&テーブル:セクシー・エディvs.サムタック・ジャック
 TJが何故かMASADAの持ち凶器であるはずの竹串を使用したのと、
 階段状から蛍光灯テーブルへの落下が振りだけで実現せず、
 決勝にふさわしいハード・スポットが無かったのは残念。
 しかし新世代にありがちな試合運びの問題は無くベース部分は素晴らしいです。
 徐々に盛り上げていく、この日一番しっかりした内容でした。
 意気が伝わる、中々良い試合。

総評
 TJが頭ひとつ抜けて頑張っている状態ながら
 それでも残された宿題、世代交代に関してけじめをつけたのは好印象。
 メインも+αこそないがTJの試合としては今の所一番好きですね。
 (執筆日:11/8/09)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@1回戦、バーブド・ワイヤー&カーペット・ストリップス:セクシー・エディvs.ドレイク・ヤンガー
A1回戦、エクソシスト・デス・マッチ:サムタック・ジャックvs.スコッティ・ヴォルテックス
B1回戦、Xマークス・ザ・スポット・マッチ:クリスチャン・フェイスvs.ダニー・ハボック
C1回戦、ホームラン・ダービー、3ウェイ・ダンス:ニック・ゲイジvs.フリークショウvs.インセイン・レーン
Dショウン・テンパーズvs.ジェイコブ・アシュワース
E準決勝、タイペイ・フィスト&ベアフット・サムタック:セクシー・エディvs.ダニー・ハボック
F準決勝、ウルトラヴァイオレント・ボーズ&シンダーブロックス:サムタック・ジャックvs.ニック・ゲイジ
Gレイザー・ワイヤー・ボーズ&ライト・チューブ・キャビン:マイク・レビーvs.マニアック・マイク
HIWA-DS王座戦、4コーナー・マッチ:クリスジャン・ヘイム(ch)vs.チップ・デイvs.スリムJvs.ヴィンセント・ナッシング
I
決勝、ダブル・ヘル、フィッシュ・ホックス、ライト・チューブ・バンドルズ&テーブル:セクシー・エディ(優勝!)vs.サムタック・ジャック