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IWA DS:Carnage Cup 12/1/07の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚組み約3時間20分です。

@ファンズ・ブリング・ザ・ウェポンズ:プロフェットvs.コーリー・シャッディックス
 トーナメント外且つオープニングで
 デス・マッチをするのは感心できませんね。
 只たいしたデス・マッチ・ファイターではない事が
 逆に功を奏しDVDプレイヤー投げも出た割には軽い内容となりました。
 悪くない試合。

A1回戦、ライトチューブ・ボード&テーブル、バーブド・ワイヤー・ボード&テーブル(1人のみ脱落):ウルトラマンティス・ブラックvs.セクシー・エディvs.スコッティ・ヴォルテックス
 デス・マッチとは正反対に位置するChikaraから
 マンティスが参戦なんて驚きですね。
 試合は通常3ウェイのハイ・スポットが
 デス・マッチ・トラップに置き換わった内容で
 マンティスの意外な奮闘が目を引きました。
 まあまあ良い試合です。
 マンティスがコーナー上から蛍光灯テーブルに投げられ脱落。

B1回戦、アンラッキー13ライト・チューブス(1人のみ脱落):タンクvs.デランジドvs.ダニー・ハボック
 ひたすたら蛍光灯を打ち合う内容で
 体格の劣るハボックが一番体を張っていますね。
 3人になって試合の優劣が見えにくい、という
 試合形式の欠点も強くなりましたが
 その分蛍光灯量は増えてますし、フィニッシュも面白い。
 ハボックがデランジド目がけ蛍光灯を振りかぶると後ろのタンクにぶつかり幕というもの。
 名ばかりとはいえタンクは一昨年の覇者ですから
 こういう番狂わせ的演出は良いですね。
 平均的な良試合です。

C1回戦、ルース・ライトチューブス、ライトチューブ・バンドルズ&コーナーズ(1人のみ脱落):WHACKSvs.ドレイク・ヤンガーvs.ヴァイキング
 ヴァイキングはこれがDSデビュー。
 ヤンガーが耳に大きな裂傷を負ったり
 WHACKSが天井にぶらさがってのセントーンをしたりと
 過激スポットが結構ありましたね。
 まあまあ良い試合です。
 WHACKSが脱落。

D1回戦、ホームラン・ダービー(1人のみ脱落):イアン・ロッテンvs.インセイン・レーンvs.フリークショウ
 MSで手を合わせている気心の知れた仲なので
 重いバット攻撃が次々と繰り出されます。
 1回戦の中では一番安定していましたね。
 只大御所のイアンを脱落させるには
 もう少し強力なフィニッシュ・シーンが欲しいなぁ。
 平均的な良試合です。
 試合後は引退を控えているイアンのマイク。

Eクリスジャン・ヘイムvs.ハイドラvs.ショーン・リードvs.クリス・スタイルズvs.ティム・ドンストvs.アマシス
 分をわきまえChikara的な大人数スポットを幾つか見せた後
 すぐに終わらせました。
 ある意味グッド・ジョブです。
 少し悪い試合。

F準決勝、ピッツ・オブ・ヘル:デランジドvs.フリークショウ
 リプレイがないように特に過激なシーンは無し。
 (その割りに試合終了後のデランジドはしばらく動けずダメージが重そうでしたが・・・)
 また試合形式上巨漢対決の欠点、スロー・ペースが出てしまいました。
 平均レベルです。
 デランジドが脱落。

G準決勝、ログ・キャビン・ライトチューブス:ヴァイキングvs.スコッティ・ヴォルテックス
 スポット自体も中々過激ですが
 両者とも通常形式でやれる実力を持っているだけに
 スポットへの持って行き方、試合構成により気を使う事で差別化を行っています。
 中々良い試合でした。
 ヴァイキングがここで脱落。

H準決勝、レイザー・ボード:インセイン・レーンvs.ダニー・ハボック
 両者良い物を見せているんですよ。
 最後にハボックのコブラ・クラッチから逃れるかの攻防を持ってきたのも面白い。
 只肝心の剃刀ボードなんですが
 剃刀が小さいので視覚的に今ひとつ欠けますね。
 ちょっと勿体無い。
 平均的な良試合です。
 レーンが脱落。

 ヤンガーは耳の怪我がひどかったのでしょうね、
 途中欠場してエディがそのまま決勝へ。

I決勝、アンリミテッド・ライトチューブス・エリミネーション・マッチ:フリークショウvs.ダニー・ハボックvs.セクシー・エディvs.スコッティ・ヴォルテックス
 ヴォルテックスも状態が悪かったようで
 開始直後フリークショウに手を噛みつかれただけでタップし脱落。
 これにより実質3人による決勝となり、
 3ウェイとして新たに考える必要が出たため
 200本ではなく無制限とした程の過激な物にはなりませんでした。
 しかし中々体を張っていた事は確かですし
 3ウェイも適当に出来ていました。
 エディが脇役ながら久しぶりに輝いていたのも嬉しいですね。
 中々良い試合でした。
 
 トロフィーが贈られた優勝者のマイクで閉幕。

総評
 アクシデントもあって凄い試合は生まれなかったのですけれど
 普段脇役に終わる中堅達が活躍しているのが
 新鮮で面白かったですね。
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ファンズ・ブリング・ザ・ウェポンズ:プロフェットvs.コーリー・シャッディックス
A1回戦、ライトチューブ・ボード&テーブル、バーブド・ワイヤー・ボード&テーブル(1人のみ脱落):ウルトラマンティス・ブラックvs.セクシー・エディvs.スコッティ・ヴォルテックス
B1回戦、アンラッキー13ライト・チューブス(1人のみ脱落):タンクvs.デランジドvs.ダニー・ハボック
C1回戦、ルース・ライトチューブス、ライトチューブ・バンドルズ&コーナーズ(1人のみ脱落):WHACKSvs.ドレイク・ヤンガーvs.ヴァイキング
D1回戦、ホームラン・ダービー(1人のみ脱落):イアン・ロッテンvs.インセイン・レーンvs.フリークショウ
Eクリスジャン・ヘイムvs.ハイドラvs.ショーン・リードvs.クリス・スタイルズvs.ティム・ドンストvs.アマシス
F準決勝、ピッツ・オブ・ヘル:デランジドvs.フリークショウ
G準決勝、ログ・キャビン・ライトチューブス:ヴァイキングvs.スコッティ・ヴォルテックス
H準決勝、レイザー・ボード:インセイン・レーンvs.ダニー・ハボック
I決勝、アンリミテッド・ライトチューブス・エリミネーション・マッチ:フリークショウ(優勝!)vs.ダニー・ハボックvs.セクシー・エディvs.スコッティ・ヴォルテックス