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Beyond Wrestling:Best of Beyond Wrestling 2020の分析


名勝負 なし
好勝負 エリック・ジェームスvs.ジョン・シルヴァー(1/25/20)

クリス・ディキンソンvs.マット・マコウスキー(9/20/20)

@エリック・ジェームスvs.ジョン・シルヴァー(1/25/20)
 パワーvs.小細工。
 アメプロの伝統的フェイス/ヒール・コミュニケーションですね。
 支持を受けているシルヴァーが盛り上がる観客との一体感も素晴らしい。

 攻防のテンポ感早く、次々と変転していきます。

 エリックは初めて見ましたが、MJFばりの勘の良さがあり、今後楽しみなヒールですね。

 フェイマサーをエレクトリックチェアーに返したり
 雪崩式パワーボムを放ったり見応えのある攻防でした。

 一部テンポに流されていて後一呼吸間を開けた方が良い部分ありましたが、軽微な部分。
 情熱的に完走した素晴らしい試合です。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:12/?/20)

AウィーラーYUTA vs.リー・モリアーティ(7/26/20)
 小気味良くレスリングをつなげられるよう
 相手と息を合わせていますね。

 英国やメキシコの伝統的な演舞に
 彼らなりの現代的エッセンスを混ぜ込んだ攻防は面白い。

 勿論アンダーカードなので試合時間は大して与えられていないものの
 端的に試合を進めるために印象的なスポットを数々生み出しています。

 終盤も彼らのレスリング・スキルを活かした攻防で
 フィニッシュもよかったですね。

 こういう試合を積み重ねていけば
 間違いなく大きなチャンスが訪れますので、
 この2人には引き続き頑張って頂きたい。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:8/?/20)

Bジョーイ・ジャネラvs.キンバー・リー(8/23/20)
 良質なレスリングでキンバーも十分に対抗。
 
 ジャネラがトぺ後チョップで甚振り、
 エプロンでブレーン・バスター。

 この激しい追い込みに対し、
 キンバーは特殊なことはせず
 実直に粘って反撃していく様で引き付けているのは立派。

 ジャネラもキャラで誤魔化すことなく、
 真っ向から向き合って
 キンバーのリアクションに合わせて
 一歩ずつ攻めを引き上げていき清々しい激戦に仕上げました。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

Cクリス・ディキンソンvs.マット・マコウスキー(9/20/20)
 マットのMMA仕込みのグラウンド・テクが光ります。

 ディキンソンはそのリアルな領域にフィットさせつつ
 プロレスならではのドラゴン・スクリューを皮切りに足攻め。

 見得の切り方も素晴らしく格好良く映りますね。

 マットが中盤以降も説得力あるサブミッション・テクニックを見せるので
 緊張感のあるコントロールの奪い合いになりましたね。

 マットに合わせて構築手法は限定しているが
 それがデメリットに感じさせない程
 両者の良さを凝縮して表出しており
 お互いネーム・バリューはそんなにないけれども
 これはまさしくUSインディーの武藤vs.高田と表現しても過剰ではない。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:10/?/20)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@エリック・ジェームスvs.ジョン・シルヴァー(1/25/20)
AウィーラーYUTA vs.リー・モリアーティ(7/26/20)
Bジョーイ・ジャネラvs.キンバー・リー(8/23/20)
Cクリス・ディキンソンvs.マット・マコウスキー(9/20/20)