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AAW:Best of AAW 2019の分析


名勝負 なし
好勝負 ヘリテイジ王座戦:ジェイク・サムシング(ch)vs.PACO(11/30/19)

ACH、べスティーズ・イン・ザ・ワールド(デイビー・ヴェガ、マット・フィチェット)vs.サミ・キャリハン、ラスカルズ(ザッカリー・ウェンツ、トレイ・ミゲル)(11/30/19)

@AAWヘビー級王座戦:サミ・キャリハン(ch)vs.ダービー・アレン(5/31/19)
 サミが試合前にマイクでアジテーション。
 アレンがそんなサミに不意打ちしダイブ三連発へ。
 それをサミがゴミ箱で叩き落とし、と
 定番のツボを押さえながら攻防を繰り広げます。
 ただ売れ線やってれば、多少緩みがあっても許されるだろう、という意識があり、
 それが凶器常用の展開で助長されてしまう。

 サミのハーフボストンでフィニッシュですが、
 その前がゴミ箱被ってダイビングバックエルボー自爆だった為、
 ゴミ箱はそのままアレンに被さっておりアレンの表情がまったく見えない。
 これにこの試合の性質がよく表れていると思いますね。
 ファンではあったもののそれ以上の本質的な見応えは弱い。
 まあまあ良い試合。

Aルチャ・ブラザーズ(ペンタ・エル0M、レイ・フェニックス)vs.LAX(サンタナ、オーティズ)(8/30/19)
 入場してきたLBをLAXが襲撃。
 そのまま場外戦で椅子の上にパイル・ドライバーを決める等
 得意のラフ・ファイトに持ち込みます。

 LBは鏡像ムーブで華麗さを見せる一方で
 柵の上でダブル・ストンプしたりと
 この試合ならではの荒々しさも演出しています。

 ラフで始めているので、
 良くも悪くもタッグらしい構成なしに終盤へダイレクト・イン。

 ここでも椅子やマスク剥ぎ等
 何でもあり、で会場を熱狂に巻き込んでいましたね。

 全体を通して今回の売りはこれ、と一本化しており、
 何度となく行われている同一カードの中でも差別化しています。

 好勝負に少し届かず。

BAAWヘビー級王座戦:サミ・キャリハン(ch)vs.クリス・スタッドランダー(8/30/19)
 サミが女性蔑視アピール。
 エプロンへのパワー・ボム連発で主導権を握り脚攻め。
 得意の戦法でその効果はImpact Wrestlingでのvs.テッサで実証済みですね。

 テッサはハイ・スポットの演出や
 立てた椅子へのエクスプロイダー受け等
 テッサにはない自分の個性で勝負。

 一方でテッサは表情作りが大袈裟なのでそっくりそのまましろとは言わないまでも
 後半にかけての感情がこのクオリティの試合にしては少し物足りなかったですね。
 疲労感の演出との両立は難易度高いですが、
 クリスならそれをこなすポテンシャルは十分にあるでしょう。

 試合時間も18分とあり、王座戦としてまったく遜色ない出来栄えの男女対決でした。
 好勝負に少し届かず。

CJLMT決勝:ジョシュ・アレキサンダーvs.エディ・キングストン(8/30/19)
 キングストンがボード・コントロール。
 場外で間を置こうとしたジョシュにトペを狙うも
 体勢を入れ替えられ腕が柵との間に押しつぶされてしまいます。
 
 少し分かりにくいもののリアリティのある形でジョシュが腕攻めへ。
 キングストンが繊細さを発揮する一方で
 ジョシュはそれに欠けるダイナミックさを提供。
 
 キングストンの反撃の機運作りが少し遅く、
 ジョシュの攻めも試行錯誤し少しラインが見えなくなってしまいますが、
 最終的には持ち直してタフな一戦を良い形で締めましたね。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:10/?/19)

Dタッグ王座戦、イリミネーション・マッチ:LAX(オーティズ、サンタナ)(ch)vs.ルチャ・ブラザーズ(ペンタ・エル0M、レイ・フェニックス)vs.べスティーズ・イン・ザ・ワールド(デイビー・ヴェガ、マット・フィチェット)(8/29/19)
 LAX奇襲から始め、LBのタッグの形作り。
 間違い無いスタートですね。
 ただ3ウェイだからできる可能性を
 もっと追求して欲しいという思いもあります。

 ローブローからの丸め込みでLAXがLBを脱落させ、LAX vs.BITW。
 LAXが外敵としてしっかり立ちふさがり続け、
 ベガのファイティング・スピリッツも光りました。
 基本構図は成功していました。

 ただこの試合形式で12分っていくら何でも短いですね。

 平均的な良試合。

Eヘリテイジ王座戦:ジェイク・サムシング(ch)vs.PACO(11/30/19)
 173p73kgの体の小さなPACOが
 パワー・ファイターのサムシングに果敢に挑んでいきます。
 油ののった抗争ですね。

 何が受けているか分かっているので、
 クイックなどの安易な勝利は狙わず
 完全勝利を狙っていくスタンス。
 これが素晴らしい。

 サムシングも観客を良い感じに煽っていく。

 後は終盤を作れるかでしたが、
 打撃で細かく調整した上で
 繰り出されるサムシングの一撃一撃は
 これで終わってしまった、と十分に思わされる。
 椅子をクライマックスで設置し、
 それが決め手になることはわかりきった中で
 盛り上がれるレベルです。

 見事な試合でした。
 ぎりぎり好勝負。

FACH、べスティーズ・イン・ザ・ワールド(デイビー・ヴェガ、マット・フィチェット)vs.サミ・キャリハン、ラスカルズ(ザッカリー・ウェンツ、トレイ・ミゲル)(11/30/19)
 元々はBITW vs.ラスカルズの予定でしたが、
 ラスカルズと共にサミが現れ襲撃。
 インパクトこそ最高のの団体だとアピールしていると
 WWEを退団したばかりのACHがサプライズ登場。
 6マンで試合が行われることになります。

 熱気のある状態で場外戦。
 リングに戻るとBITWの畳み掛けを
 サミがリーダーとしてしっかり止めた上でACHと相対。
 
 AAWでベスト・ポジションの6人が
 役割通りに機能していますね。

 中でもサミの試合の動かし方は流石でした。

 柵の外の群れに投げたり飛んだり
 インディーらしいハチャメチャ感もあります。
 ダウンした直後に全力で動くので、
 スポット・フェストにもなりえる中で
 終盤らしさの演出で切り替えが利いています。

 WWE離脱後のACHを使って最高の盛り上がりを作り出しました。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:1/?/20)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@AAWヘビー級王座戦:サミ・キャリハン(ch)vs.ダービー・アレン(5/31/19)
Aルチャ・ブラザーズ(ペンタ・エル0M、レイ・フェニックス)vs.LAX(サンタナ、オーティズ)
(8/30/19)
BAAWヘビー級王座戦:サミ・キャリハン(ch)vs.クリス・スタッドランダー(8/30/19)
CJLMT決勝:ジョシュ・アレキサンダー(優勝!)vs.エディ・キングストン(8/30/19)
Dタッグ王座戦、イリミネーション・マッチ:LAX(オーティズ、サンタナ)(ch)vs.ルチャ・ブラザーズ(ペンタ・エル0M、レイ・フェニックス)vs.べスティーズ・イン・ザ・ワールド(デイビー・ヴェガ、マット・フィチェット)(新チャンピオン!)(8/29/19)
Eヘリテイジ王座戦:ジェイク・サムシング(ch)vs.PACO(新チャンピオン!)(11/30/19)
FACH、べスティーズ・イン・ザ・ワールド(デイビー・ヴェガ、マット・フィチェット)vs.サミ・キャリハン、ラスカルズ(ザッカリー・ウェンツ、トレイ・ミゲル)(11/30/19)