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AAW:Best of AAW 2018 part.2の分析


名勝負 なし
好勝負 ヘリテイジ王座#1コンテンダーズ・ラダー・マッチ:マイロン・リードvs.スティーブン・ウルフvs.PACO vs.ARフォックスvs.シェイン・ストリックランド(7/21/18)

ルチャ・ブラザーズ(レイ・フェニックス、ペンタ・エル0M)vs.メキサブラッド(フラミータ、バンディード)(8/30/18)

レスリング・ルールズ:ACH vs.トレヴァー・リー(11/24/18)

@ヘリテイジ王座#1コンテンダーズ・ラダー・マッチ:マイロン・リードvs.スティーブン・ウルフvs.PACO vs.ARフォックスvs.シェイン・ストリックランド(7/21/18)
 軽量級が揃っているので
 2人がラダーを持ってぶつけようとする定番ムーブに対し、
 対する3人が全員がヘッドスプリングでかわすなんてこともできる。
 色々とアイディア豊かにラダー・ムーブを作り出しましたね。
 ラダーだけでなく椅子に座らせてのパッケージ・パイル・ドライバー
 なんていう無茶苦茶な技もあり。
 後半は1対1中心になりましたが、見劣りはせず、
 テーブル葬も加わって見せ場には事欠かない。
 充実のハードコア・マッチ。
 ぎりぎり好勝負です。

Aルチャ・ブラザーズ(レイ・フェニックス、ペンタ・エル0M)vs.メキサブラッド(フラミータ、バンディード)(8/30/18)
 フェニックスがらみのアクションは鉄板ですね。
 ペンタもサポートに回りつつ
 エースとしての扱いも受けるレスラーとしての矜持も見せている。
 抑揚の利いた攻防を繰り広げ、
 後半は更にギアを上げて飛び回りました。
 火炎弾と観客席トペコンから華々しく〆。
 期待通りの内容だったといって良いでしょう。
 ぎりぎり好勝負。

BARフォックス、メイロン・リードvs.メキサブラッド(フラミータ、バンディード)(8/31/18)
 昨日に続きメキサブラッドは素晴らしいワーク。
 対するフォックス、リードも中々良かったですよ。
 フェニックスvs.MB程の親和性こそ感じなかったものの
 不安視していたリードも特に見劣りせず
 ダイブをポイントに据えた優れた全体構築で盛り上げました。
 好勝負に少し届かず。

CJLMトーナメント1回戦:レイ・フェニックスvs.シェイン・ストリックランド(9/28/18)
 ドリーム・マッチとして位置付け。
 ストリックランドがヒールとして外しつつ
 フェニックスも華麗なハイ・フライ。
 ただ少しハイ・フライにより過ぎか。
 ストリックランドのハード・ヒットな打撃に対し、
 もう少し細かな抵抗を見せるとより試合が引き締まりました。
 非常にホットな観客が後押しして終盤へ。
 ストリックランドが間でスポットに意味性を持たせ、
 フェニックスも決めのマッスル・バスター含め
 様々な引き出しを開き見事な攻防をやりきりました。
 好勝負に少し届かず。

DJLMT2回戦:DJZ vs.レイ・フェニックス(9/29/18)
 DJZが大局観をもって動かしていますね。
 フェニックスの飛翔に見劣りしない
 場外への飛びつきヘッド・シザースを放つ等DJZの奮闘が光りました。
 攻防のスピード自体はそこまでではありませんでしたが、
 しっかりと相手を考えて作った攻防で、
 攻防量もあるので10分という試合時間の割りに満足度は高い。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

Eレスリング・ルールズ:ACH vs.トレヴァー・リー(11/24/18)
 序盤はレスリングをじっくり。
 リーの領域ですがACHも会場の雰囲気を掴みながら上手くやっていますね。
 10分終わっても続き、ロング・マッチだと観客も分かってきます。
 15分経過時に一度仕切り。
 疲弊感を表に結構出してきます。
 表現的には大事な要素ではありますが、
 20分で出すには少し重過ぎる印象。
 トレヴァーが打撃を使い始めコントロール権を取りに行きます。
 ACHは投げにハイ・フライで色を変えて反撃試みますが、
 腰の痛みをしっかり意識できている所に成長を感じますね。
 また、AAW観客の後押しも強く非常に盛り上がりました。
 リーが得意のロング・マッチ構成にのせ、
 腰攻めで更なる追い込みをかけます。
 30分経過し、驚きのスポット。
 リーがエプロンでACHを抱えると鉄柵へのバック・ブリーカー。
 非常にインパクトがあり、
 ロング・マッチ特有の倦怠感を吹き飛ばしました。
 とはいえ主導権が変わらないので結構な時間が経ちますが、
 ここも対策は取れていて40分経過時に
 トレヴァーがマイク・アピールで煽り。
 ACHがようやくコントトール下から抜け出す際に
 18分経過時に完工できなかったスナップ・スープレックス連発を
 持ってきたりと60分試合のための工夫、構成は用意できていますね。
 50分経過してからはACHの本領を完全発揮で激闘を演出。
 一本筋で通す分、少々退屈な所もありますが、
 この60分試合の実績はACHにとって大きな勲章でしょう。
 ぎりぎり好勝負。

 (執筆日:12/?/18)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ヘリテイジ王座#1コンテンダーズ・ラダー・マッチ:マイロン・リードvs.スティーブン・ウルフvs.PACO vs.ARフォックスvs.シェイン・ストリックランド(7/21/18)
Aルチャ・ブラザーズ(レイ・フェニックス、ペンタ・エル0M)vs.メキサブラッド(フラミータ、バンディード)(8/30/18)
BARフォックス、メイロン・リードvs.メキサブラッド(フラミータ、バンディード)(8/31/18)
CJLMトーナメント1回戦:レイ・フェニックスvs.シェイン・ストリックランド(9/28/18)
DJLMT2回戦:DJZ vs.レイ・フェニックス(9/29/18)
Eレスリング・ルールズ:ACH vs.トレヴァー・リー(60分時間切れ)(11/24/18)