AAW:Best of AAW 2017の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | ACH、レイ・フェニックス、ARフォックスvs.サミ・キャリハン、OI4K(ジェイク・クリスト、デイヴ・クリスト)(2/17/17) ドリュー・ギャロウェイvs.DJZ(3/17/17) |
@レイ・フェニックスvs.マイケル・エルガン(1/7/17)
器用なエルガンですから
ハイ・フライヤーの構築に寄せながら
アクセントでパワー・スポットを主張させる形に。
綺麗に2人の魅力がのった試合になっていますね。
序盤から終盤までクオリティが落ちなかったのは
エルガンの強みが出た格好です。
好勝負に少し届かず。
AAAW王座戦:サミ・キャリハン(ch)vs.コンゴ・コング(2/4/17)
サミがいつものように攻めあいで
得意の形に持って行こうとするも
コングには利かずパワー・スポットに苦戦してしまうという構図。
コングは絞れていて打撃も良いし、
ダイブも迫力があります。
これなら今をときめくキースやダイジャックら
動けるヘビー級戦線に参戦して欲しいですね。
最後のパウダー攻撃、椅子を絡めた一発逆転の決着は
フィニッシュとしてありかと思いますが、
それでも理屈を少し無視した一進一退の攻防も
ちょっと見たかったというのが本音ですね。
かなり可能性を感じさせるマッチアップでした。
好勝負に少し届かず。
BACH、レイ・フェニックス、ARフォックスvs.サミ・キャリハン、OI4K(ジェイク・クリスト、デイヴ・クリスト)(2/17/17)
ACH、フェニックスが花道からリングに飛び込みつつ同時にエース・クラッシャー。
出だしに大きなインパクトを生むと
その後はノン・ストップ・アクション。
数珠打ちや合体技等多人数の技も
適度に織り交ぜられていて楽しいですね。
常に技を打ち続けることを宿命付けているだけに
リズムが変わらず食傷気味になるのはあって
数珠打ちの時に全員ダウンの時間をもう少し取ったり
トリオがリングを制圧するシーンを1つ作るだけで
その印象派改善されたはずだけに残念。
それでも最後に次回あたるサミとフェニックスの
気持ちの攻防を置いて〆てきたのは良かった。
ぎりぎり好勝負。
Cドリュー・ギャロウェイvs.DJZ(3/17/17)
DJZはダフトパンク?の被り物を被って登場。
体格差は歴然なので冒頭の隙をついて
ヘッド・シザース・ドライバー。
ギャロウェイも凌げば一発で逆転。
インディーでのこの扱いはもう慣れたもので
悠然とした間で自分の売りを最大化しています。
DJZが柵を越えたフライを決めれば、
ギャロウェイもリングに直接投げて戻したりと
ダイナミックな場外シーンを挟んで再度リングへ。
最後の攻防まで魅力的で予想以上に化学反応を起こした試合でした。
ぎりぎり好勝負。
DARフォックスvs.シェイン・ストリックランド(3/17/17)
フォックスが打撃で意識的にスポットへの溜めを作り、
ストリックランドも空白の間を使いこなしていたりと
演舞で魅せるのではなく新旧フライヤーの火花を散らした
鬩ぎ合いで勝負しています。
意欲的な内容ながら色々盛り込んで散逸になり、
どれかの要素を本筋に据え太くする所までは意識が回らなかった。
もう一つ全体として完成度が上がれば良かった。
好勝負に少し届かず。
Eザック・セイバーJr. vs.カイル・オライリー(3/17/17)
相手の出方を探りながら
厳しく締め上げていく攻防には”らしさ”はあります。
ただ手探りの中で受け手から一つ上の提案があるかと思いきや無く、
それを受けて攻め手が状況を打破することも無く、
現状のラインのまま試合が進み、
まだギアが入らないのか、と
見ている方としては少し困惑してしまう内容。
終盤になれば変わると思いきや、
最後まで意志がはまることはなかったですね。
まあまあ良い試合程度。
(執筆日:6/?/17)
注目試合の詳細
なし試合結果
@レイ・フェニックスvs.マイケル・エルガン(1/7/17)AAAW王座戦:サミ・キャリハン(ch)vs.コンゴ・コング(2/4/17)
BACH、レイ・フェニックス、ARフォックスvs.サミ・キャリハン、OI4K(ジェイク・クリスト、デイヴ・クリスト)(2/17/17)
Cドリュー・ギャロウェイvs.DJZ(3/17/17)
DARフォックスvs.シェイン・ストリックランド(3/17/17)
Eザック・セイバーJr. vs.カイル・オライリー(3/17/17)