AAW:Best of AAW 2016 part.2の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | ザック・セイバーJr. vs.ジョニー・ガルガーノ(6/17/16) JLMT準々決勝:プリンス・ムスタファ・アリvs.フェニックス(10/8/16) ザック・セイバーJr. vs.セドリック・アレキサンダー(7/23/16) AAW王座戦:サミ・キャリハン(ch)vs.ペンタゴンJr.(7/23/16) |
@ムースvs.トレヴァー・リーvs.アンドリュー・エヴェレットvs.セドリック・アレキサンダー(6/17/16)
ダンス対決をしたら全員帰ってしまい、
アンコールで戻ってきて試合をする、というおふざけから。
ハイ・フライの協奏曲ですが、
ムースを1vs.3で倒すべき相手という位置づけで
展開に変化をもたらしています。
トレヴァーのバルコニー席からのダイブもあり盛り上がっていますね。
ミッド・カードゆえに4人での打ち合いだけで
シングルの攻防までは手を出しませんでしたが、派手な内容でしたね。
好勝負に届かずも中々良い試合。
Aザック・セイバーJr. vs.ジョニー・ガルガーノ(6/17/16)
ガルガーノがスピードで翻弄しようとして
セイバーはそれを補足してサブミッションに捕らえれるか、
戦略のバックグラウンドをしっかり伝えられるのが素晴らしいですね。
かわしあいから目まぐるしいぶつかり合いへとシフトし、
最後まで2人の技術が存分に堪能できる内容です。
ぎりぎり好勝負。
Bザック・セイバーJr. vs.セドリック・アレキサンダー(7/23/16)
セイバーのキレがいつも以上に良く、
レスリング・テクを遺憾なく発揮し魅了します。
セドリックはフライだけでなくユーモアを混ぜたりするも
セイバーのコンディションが良すぎて圧倒されてますね。
しかし後半は嗅覚を働かせ、
ここぞでセドリックも畳み掛けてくる。
非常に鋭い攻防を集中力取らさず行いきりました。
双方のサブミッション、クイックも実に利いていましたね。
ぎりぎり好勝負。
CAAW王座戦:サミ・キャリハン(ch)vs.ペンタゴンJr.(7/23/16)
獰猛なスタイルの両者。
走って勢いをつけて張り手を打ち合う。
そんなシーンがこの試合の全て。
熱狂と共に2人のもたらすカオスと荒々しさに身を任せたい。
ペンタゴンがシャツを脱いだのも珍しいですが、
それだけ勢いに身を任せて素のぶちかましあいを望んだからこそ。
一部で熱狂的なカリスマ性を発揮する両者らしい内容。
ぎりぎり好勝負です。
(執筆日:6/?/17)
Dリコシェvs.デズモンド・エグゼヴィアー(8/19/16)
エグゼヴィアーは指示待ちでリアクションも拙い。
まさにグリーン・ボーイのそれです。
ただ動きのキレ自体はリコシェと同じレベルのものがあ り
得意の回転系の技で熱狂を生み出しています。
軽いので技も派手に決まっていますね。
今はトップのリコシェも昔はこんな感じでしたね。
ただ疲労表現が出来ていないので試合としてはもう一つ。
平均的な良試合。
Eマイケル・エルガンvs.セドリック・アレキサンダー(9/1/16)
エルガンも新日にいって調子を取り戻しましたね。
ウォール・トゥ・ウォール・アクションと呼ぶには
スピードを落としているけれども間でコントロールしながら
無駄な動きを排除し全て見所のある場面化している。
ただ厳しいことを言うとアクションでしかなく、
そこにストーリーがないという点では淡泊ともいえる。
中々良い試合。
Fレイ・フェニックスvs.クリス・ヒーロー(9/16/16)
初顔合わせでしょうから
ヒーローがKOスタイルにいくまでに
幾つか見所を作ってその中でタイミングを合わせます。
KOスタイルに移ってからもヒーローは試合運びに余白をもたせていますね。
そこにフェニックスがルチャの試合運びを入れるのですが、
これが思いのほか上手くフィットしている。
ヒーロー色に染まりきらないまま続く最近では珍しい内容。
化学反応といかないまでもスイングはしていて楽しかったですね。
中々良い試合。
(執筆日:6/?/17)
注目試合の詳細
なし試合結果
@ムースvs.トレヴァー・リーvs.アンドリュー・エヴェレットvs.セドリック・アレキサンダー(6/17/16)Aザック・セイバーJr. vs.ジョニー・ガルガーノ(6/17/16)
Bザック・セイバーJr. vs.セドリック・アレキサンダー(7/23/16)
CAAW王座戦:サミ・キャリハン(ch)vs.ペンタゴンJr.(7/23/16)
Dリコシェvs.デズモンド・エグゼヴィアー(8/19/16)
Eマイケル・エルガンvs.セドリック・アレキサンダー(9/1/16)
Fレイ・フェニックスvs.クリス・ヒーロー(9/16/16)