TOPアメリカン・プロレスEvolve →Evolve:Evolve 25 1/10/14

Evolve:Evolve 25 1/10/14の分析


名勝負 なし
好勝負 FIP王座戦:トレント・バレッタ(ch)vs.トニー・ニース

@FIP王座戦:トレント・バレッタ(ch)vs.トニー・ニース
 動きの後の余韻感に重いた上で
 大技、小技の攻防を行っていますね。
 攻め方、受身を見ていても同じ絵図を見据えていることが伝わっています。
 ニースが的確な技の打ち込みでハード・ファイトに転じると道連れブレーン・バスター。
 無駄に肉体を虐め抜く形ではなく、
 そしてお互いの躍動感を損ねない形で
 試合をハードに、ハードにこなしていく。
 消耗感も同時に出せているし、2人共自分の望むままに攻防できている感触ですね。
 この戦いはやっていて楽しいことでしょう。
 おぉーと歓声の起こる技の数々。
 終盤に関してテンポが早く技のインパクトが先行しており、
 雰囲気感、移入感はやっていること以上のものではないが
 トレント、ニース共にキャリアのベストとなるであろう試合でした。
 ぎりぎり好勝負。

 試合後トレントはニースを称えつつも、お前は後一つ足りないな、と指摘。

Aオープン・ザ・フリーダム・ゲート王座#1コンテンダーズ・マッチ・FRAY!

Bクリス・ヒーローvs.リコシェ
 ヒーローが立ちふさがる壁となり徐々に距離を詰め圧力をかけます。
 リコシェは体格で劣っていてもショルダー・タックルですぐに跳ね起きたりと気持ちでは負けていない。
 リコシェのナルシスト・キャラを格好よくこの試合では転用してきましたね。
 ヒーローはお前なんて何者でもない、と制裁チックに攻めるも
 リコシェは決して気持ちが折れず立ち向かい続けます。
 その中でヒーローもフラストレーションが溜まって、という展開。
 ドラマチックなストーリーに関しては素晴らしいですが、
 攻防は少々つまらないと言わざるを得ないかもしれないですね。
 終盤もニア・フォールのせめぎ合いが余りないですし。
 その点で好勝負とまでは言えないか。
 好勝負に少し届かず。

 試合後リコシェが裏WMでのオープン・ザ・フリーダム・ゲート王座取りに意欲を示す。ヒーローがリコシェを認め、今夜の戦いぶりを見せれば必ず王座を取れる、お前たちは業界の未来だ、と太鼓判。トレントが現れヒーローに俺の名前が先ほど挙がってなかったぞ、と突っかかる。

Cジョニー・ガルガーノ、ブラヴァド・ブラザーズvs.リッチ・スワン、ヤング・バックス
 試合後Yバックスがブラヴァドズからすぐ王座を取り返すとアピール。ガルガーノがスワンを襲撃。ロデリックが現れスワンを救出し、王座取りに意欲を示す。ウーハーが現れ、お前には悪いがガルガーノに勝ってもらいたい、奴のケツをシバくのは俺だからな、とアピール。

DEvolve王座戦:ARフォックス(ch)vs.デイビー・リチャーズ
 フォックスが打撃でデイビーと渡り合ったのは面白い。
 ハイ・フライもリスクをかけた攻めとして出していて、
 このカードの特別性をわかっているな、という印象。
 デイビーが脚攻めを絡めつつバランス良く攻めていきます。
 しかし中盤以降からフォックスがいつも通りのファイトに。
 カードにかける意気込みが伝わらない、
 まあまあ攻防は面白いけれど、という満足しきれない試合となりました。
 中々良い試合ではあるのですが。

 試合後デイビーはブライアンやジョー、パンクより優れている、俺のケツにキスしろ、とアピール。


 (執筆日:2/?/14)
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@FIP王座戦:トレント・バレッタ(ch)vs.トニー・ニース
Aオープン・ザ・フリーダム・ゲート王座#1コンテンダーズ・マッチ・FRAY!(優勝:ウーハー・ネイション)
Bクリス・ヒーローvs.リコシェ
Cジョニー・ガルガーノ、ブラヴァド・ブラザーズvs.リッチ・スワン、ヤング・バックス
DEvolve王座戦:ARフォックス(ch)vs.デイビー・リチャーズ