TOPアメリカン・プロレスECWECW 1999年 →ECW:The Return of Raven 8/26/99

ECW:The Return of Raven 8/26/99の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚組み約3時間です。
メニューなし。

ポーリーが翌日から開始されるTNN放送をアピール。

@ECW王座戦:タズ(ch)vs.タジリ
いきなりこのカードで大盛り上がり。
 初っ端から仕掛けていくタジリに対し
 タズは悠然と構え投げていく、という内容。
 オープニングという事で5分もなかったですが面白さが詰まっている。
 平均より少し上。

Aダニー・ドーリングvs.CWアンダーソン 
 Boringコールも起こる悪い試合。
 見所はサイケデリックな色使いの衣装を着た
 リタの恥ずかしい過去とCWのスパイン・バスターぐらいか。

Bスーパー・クレイジーvs.ライノ
 ライノは今と変わりませんね。
 クレイジーが上手く走り回ってセールしています。
 悪くない試合。

Cタッグ王座戦、ストリート・ファイト:スパイク・ダッドリー、ボールズ・マホニー(ch)vs.ダッドリー・ボーイズ
 ダッドリーズがECWを去る前に
 もう1度挑戦したいと望み、それに応える形でこの試合が組まれました。
 更にマホニーが気を利かせて
 この形式にした所で試合開始のゴング。
 試合はダッドリーズらしい
 観客を手玉に取ったツボを押さえた乱闘模様で
 最後はテーブル葬を絡めた後
 なんとダッドリーズが勝利し新タッグ・チャンピオンになるという大サプライズ。
 スパイク、マホニー自ら王座を渡された
 ダッドリーズは歓喜の中去っていきます。
 まあまあ良い試合。

Dノヴァvs.リトル・グイドー
 サイモンが加わり3ウェイに、
 更にクリス・チェッティ、グリジアーノ、デヴィトーと加わって
 3ウェイ・タッグにと手短に変えて行きます。
 試合後のキャット・ファイト、全員での乱闘、
 お約束のニュージャックによるお仕置き含め
 良い感じのファン・マッチ。
 平均レベル。

Eウガンダvs.ヴィトー・ログラッソ
 ECWに呼ぶ必要があったのか
 どうにも解せない元WWEのカマラによる悪い試合。

FTV王座戦:ロブ・ヴァン・ダム(ch)vs.ジェリー・リン
 #18。
 #16で最果てまで登りつめてしまった2人がどうするかが注目の一戦。
 やはりやりきった感があるのか切り返しへの執着は薄れています。
 代わりにリンが新たにやりたい事、
 ばちばちと火花を散らすようなライバル対決、を提示しました。
 原点回帰といった所でしょうか。
 リンは素晴らしい動きで仕掛けて引っ張りましたが
 一方のRVDはこれまでの蓄えからオールラウンドに引き出してきただけ。
 両者ダウン時の乱入でノー・コンテストという結末を書かれているので
 敢えて2日後の試合のための試しに徹した形ですね。
 平均的な良試合。
 (執筆日:9/25/09)

 ダッドリーズが姿を現すと
 先程の感動的なベビーぶりとは一転
 憎々しげなるヒールとして
 自分達は最高のタッグだと自慢し
 タッグ王座をWWEに持って言ってしまおうかとドリーマーを挑発。

Gタッグ王座戦:ダッドリー・ボーイズ(ch)vs.トミー・ドリーマー、?
 という事でこのボーナス・マッチに発展。
  ドリーマーが勇気を出して1人で立ち向かい凶器で押していったものの
 流石に2人相手では敵わず絶体絶命。
 そこに現れたのは他ならぬレイヴェン。
 電光石火のDDTでダッドリーズからタッグ王座を奪ってしまいました。
 試合後ダッドリーズは自らベルトを渡します。
 そしてノー・サイドとほとんどのECWレスラーが現れ
 ダッドリーズのために壮行会を開きます。
 (ミスでBとCの間に収録されているので紛らわしい)
 ダッドリー自身の家族も駆けつけ感動的な幕引きとなりました。
 熱狂的なファンに見送られながらダッドリーズの退場。(これまたミスでDとEの間に収録)
 
総評
 ポーリーによるサプライズ満点、
 非常に優れた大会構成にRVDvs.リン(クオリティは高くありませんでしたが)がある。
 これは良い大会でしたね。
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

FTV王座戦:RVD(ch)vs.ジェリー・リン
  フォア・アームズを打ち合う。
  RVDが蹴りつけヘッド・ロック。
  リンはロープに振るとドロップ・キックを狙う。
  RVDはかわすとレッグ・ドロップへ。
  リンは避けるとクローズラインへ。
  RVDがかわしバックを取る。
  リンがバックを取り返す。
  RVDはバック・エルボーを入れるとセカンド・ロープからバック・ジャンプで裏に回る。
  リンがセカンド・ロープからクロス・ボディ。
  RVDが転がって脚に引っ掛けようとする。
  リンはジャンプしてかわすとけりかかる。
  受け止められるも延髄切りへ。
  RVDは避けるとフロント・ヘッド・ロック。
  リンが腕を取って逃れクローズラインへ。
  RVDが避けスピン・キックへ。
  リンが避ける。
  仕切り直し。
  それぞれに声援が飛ぶ。
  RVDはRVDポーズで観客を煽ってコーナーにのる。
  リンが背後からドロップ・キックを決め落とす。
  スライディング・キック。
  クローズラインで柵の外に出す。
  ダイビング・ボディ・アタックで追撃する。
  リンはRVDを柵の中に戻すと柵にぶつけてからリングに戻す。
  ミサイル・キックを決めカバー。カウント2。
  ブレーン・バスターを狙う。
  RVDが逆に持ち上げようとする。
  リンは耐えるとブレーン・バスター。
  カバーするもカウント2。
  RVDにフォア・アームズ。
  コーナーに振り突進。
  RVDは打ち上げてロープを跨がせる。
  セカンド・ロープを使ってサイド・キックを叩き込む。
  場外に下りるとリンを柵に振ってぶつける。
  場外カウントをカットする。
  アルフォンソがRVDに椅子を投げ渡す。
  RVDは椅子をアルフォンソに投げ返すと柵の上へ。
  アルフォンソがリンに椅子を投げ渡すもリンはその椅子をRVDに投げてぶつける。
  RVDがリンに柵へのジョー・ブリーカー。
  柵の上からトペ・アトミコ。
  リングに戻る。
  場外に下りるとリンを連れて来てエプロンに寝かせる。
  椅子をリンの頭の上にのせる。
  リングからロープ越しに飛びレッグ・ドロップ。
  RVDはコーナー上へ。
  ダイビング・サイド・キックを決める。
  カバーするもカウント2。
  リンを起こして蹴りつける。
  椅子を受け取ると中央に置く。
  リンをコーナー上にのせるとスーパープレックスを狙う。
  リンは腹にパンチを入れると椅子へのサンセット・フリップ・パワー・ボム。
  カバーするもカウントは2.
  エプロンで笛を拭いているアルフォンソにうるさいぞ、とつかみかかる。
  RVDが背後から椅子を投げる。
  リンはかわすとRVDに蹴り。
  RVDが投げた椅子をキャッチしたアルフォンソがリンに椅子を叩きつけようとする。
  リンは受け止めると蹴り落とす。
  RVDがスピン・キックを放つ。
  リンが避けて椅子を置く。
  RVDはセカンド・ロープからムーンサルトで裏に回ると椅子を持ってドロップ・キック。
  カバーしに行く。カウント2。
  椅子をリンにのせるとローリング・サンダー。
  カバーするもリンの脚がロープにかかる。
  椅子を手にする。
  中央においてモンキー・フリップへ。
  リンは着地すると椅子を投げ渡してドロップ・キック。
  カバーするもカウント2。
  椅子を中央に置く。
  RVDの頭部をコーナーにぶつける。
  コーナーに振ろうとする。
  振り返されるもカウンターで蹴りを入れる。
  椅子へのトルネードDDTを決める。
  カバーするもカウント2。
  クレイドル・パイル・ドライバーを狙う。
  RVDがリバース・スープレックスに返そうとする。
  リンがサンセット・フリップに切り返す。
  RVDがカウント2で返し逃れると両脚を取って両肩をつけにいく。
  リンがカウント2で返し丸め込み。
  RVDがカウント2で体勢を入れ替える。
  リンがカウント2で体勢を入れ替える。
  RVDがカウント2で返しジャックナイフ固め。
  リンはカウント2でブリッジして起き上がるとバック・スライド。
  RVDはカウント2で返すとインサイド・クレイドル。
  リンが体勢を入れ替える。カウントは2。
  同時にクローズライン。
  両者ダウン。 
  ストームとジャスティンが現れ2人にツームストン。
  ノー・コンテストとなる。

試合結果

@ECW王座戦:タズ(ch)vs.タジリ
Aダニー・ドーリングvs.CWアンダーソン
Bスーパー・クレイジーvs.ライノ
Cタッグ王座戦、ストリート・ファイト:スパイク・ダッドリー、ボールズ・マホニー(ch)vs.ダッドリー・ボーイズ(新チャンピオン!)
Dノヴァ、クリス・チェッティvs. FBIvs.サイモン・ダイアモンド、トニー・デヴィトー
Eウガンダvs.ヴィトー・ログラッソ
FTV王座戦:ロブ・ヴァン・ダム(ch)vs. ジェリー・リン(ノー・コンテスト)
Gタッグ王座戦:ダッドリー・ ボーイズ(ch)vs.トミー・ドリーマー、レイヴェン(新チャンピオン!)