ECW:3 Way Dance 4/8/95の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | TV王座戦:2コールド・スコーピオ(ch)vs.エディ・ゲレロ |
1枚約1時間50分です。
ポーリーがドタキャンしたサブーを解雇するというシーンがあったようですが収録はされていません。
レイヴェン軍のインタビュー。
リチャーズがトニーとジョニーに負けたら首にすると言う。
@ピットブルズvs.トニー・ステットソン、ジョニー・ホットボディ
しかし普通に瞬殺されています。
Aレイヴェンvs.トミー・ドリーマー
怒りに燃えるドリーマーが各凶器攻撃に2階からのダイブまで見せます。
リチャーズがビューラにキスして揉め、
それを仲裁しようと来たドリーマーにスプレー攻撃を食らわせる、という
知的な?作戦とDDTぐらいしかレイヴェン側はやっていないような気がしますが
それでもなんとなくクリックするのがこのカードらしい。
平均より少し上。
Bマイキー・ウィップレックvs.ロン・シモンズ
シモンズがヒール調に暴れレフェリーに手を出して反則負け。
試合後の911の絡みのためにあったような内容でしたね。
悪い試合。
ベノワのインタビュー。
ドタキャンしたサブーを批判しタズといつでもやってやると言う。
タズが現れ殴り合いに。
マレンコがベノワを援護しに現れる。
そこにリック・スタイナーが現れタズと共にベノワ、マレンコを蹴散らします。
CTV王座戦:2コールド・スコーピオ(ch)vs.エディ・ゲレロ
挑発を内に受け止めて、緊張感を生み出したんですけれど、これが当たりも当たり。
その空間に切り込むエディの仕掛けがバック・ドロップからサミングまで
全6個全てタイミングが絶妙なんですね。
脳裏に刻みつけられる程印象的です。
そしてムーブも見得も文句なしに素晴らしかった。
インタラクトする部分を除けば、
この日エディは生涯でもトップ・レベルで冴えていたといっても過言ではないと思います。
場外、ダイブ、コーナー上と終盤への盛り上げも良いですね。
スコーピオも良い躍動を見せていたけれども
時節と違ったムーブを打ったり、タイミングがずれる欠点はありましたね。
あとケチをつけるならクライマックスのスコーピオが油断して甚振るシーン。
エディがECWデビューという事で書かれたのでしょうが
スコーピオのヒール表現はいまいちでしたし、
エディが余りにも極上のパフォーマンスを見せてしまったので違和感が生まれましたね。
けれどもフィニッシュ・ムーブは笑ってしまう程美しかった。
再見するとスコーピオの粗さと
それによる大局的な作りの弱さが目に付いたので評価は下げざるを得ないですね。
しかしエディのキャリアを語る上で重要且つ見るべき内容を伴った試合です。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:12/13/09)
Dヘアvs.ヘア:アクセル・ロッテンvs.イアン・ロッテン
観客席での見せ場があってDVDでは多少印象は低くなるでしょうね。
それでもヘア・マッチの割りに特別過激な物は見られず
ワン・オブ・ゼムに埋もれてしまう内容だったと言って過言ではないでしょう。
少し悪い試合。
Eハック・マイヤーズvs.ディノ・センドオフ
マイヤーズが鉄柱にクローズラインを誤爆して腕攻めを食らったりしていますが
どうでも良い事に変わりはありません。
悪い試合。
FECW王座戦:シェイン・ダグラス(ch)vs.サンドマン
サンドマンの入場シーンを完全収録するも
試合は3回カットを入れてハイライト状態。
ウーマンがダグラスに寝返った事だけ分かれば良い内容なので
まあ正しい選択なんだろうねぇ。
Gタッグ王座戦、3ウェイ・ダンス:クリス・ベノワ、ディーン・マレンコ(ch)vs.パブリック・エネミーvs.リック・スタイナー、タズ
リック、タズが手当たり次第に投げたりした後
リックが場外に出てリングに残っていたタズがフォールされるも
リックとタズは暴れてから去り全員ダウンの状況、と
工夫のかけらもない物で、ある意味PEvs.ベノワ、マレンコからが試合です。
そのPEvs.ベノワ、マレンコですけれども
リック、タズの投げでダメージもあるのでしょう、
2つのテーブル・スポットがなければ危ない内容でしたね。
取り合えずメインとして盛り上がってはいます。
平均より少し上。
試合後リック、タズが戻ってきてベノワ、マレンコと殴りあいながら退場。
リングに残ったPEが王座奪取を祝っていましたがピットブルズが襲撃しました。
総評
Cだけでお釣りは十二分にきます。
必見です。
(執筆日:6/21/09)
DVD Rating:★☆☆☆☆
注目試合の詳細
CTV王座戦:2コールド・スコーピオ(ch)vs.エディ・ゲレロエディが胸を突く。
スコーピオも胸を突き返す。
ゴングが鳴る。
エディは耳に手を当てエディ・チャントを聞いている。
エディがスコーピオの胸を突く。
組むとエディがバックを取る。
グラウンド・ヘッド・ロック。
スコーピオは起き上がるとロープに振る。
エディのショルダー・タックルを受け止めてみせる。
スコーピオが組むと見せかけバックを取る。
脚に手をかける。
エディがアーム・ドラッグで倒してグラウンド・ヘッド・シザース。
スコーピオが抜けてヘッド・ロック。
エディがハンマー・ロックに返しカバーに持っていく。カウント1。
ヘッド・ロック。
スコーピオは外すと起き上がろうとする。
エディがヘッド・ロックされる状態に持って行きバック・ドロップ。
スコーピオは場外に出る。
エディはロープを引いて離れる。
スコーピオが間を置いてからリングに戻る。
エディが握手を求める。
スコーピオが胸を突いて倒す。
エディは跳びおきる。
組むなりスコーピオが脚をかけて倒しカバー。
エディはすぐ返すと脚を払いカバー。
すぐ返される。
スコーピオが握手を求める。
エディは応じるも引っ張ってクローズライン。
顔の上を踏んで一回転。
ボディ・スラム。
ヒーロを決めると。
シャープ・シューターを決める。
スコーピオが脚を取って倒しレッグ・ロックを狙うもエディがロープを掴む。
エディが組むと見せかけてドロップ・キック。
滞空式ブレーン・バスターを決める。
フロッグ・スプラッシュを決めるもカウントは2。
チン・ロック。
スコーピオは蹴り上げて外すと起き上がる。
そこにエディがサミング。
ロープに振ろうとする。
スコーピオは振り返すとロープ・ワークからアーム・ドラッグ。
ドロップ・キックで倒す。
起こすとスーパー・キック。
起き上がるのを待ってバイシクル・キック。
場外に落とすと柵にぶつける。
もう1回ぶつける。
エプロンに上げるとリング内へのブレーン・バスター。
カバーするもカウントは2。
バタフライ・スープレックスを決めカバー。カウントは2。
ジャーマンを狙う。
エディはロー・ブローを決めるとロープに走りクローズライン。
場外に逃れたスコーピオにダイブを狙うべくロープに走る。
逃げられたのを見て止まるもコーナーに上りダイビング・ボディ・アタック。
リングに入れるとフィッシャーマンズ・スープレックス。カウントは2。
スコーピオを連れてコーナーへ。
コーナーに座る。
スコーピオがパンチを連打。
エディがサミングを決めトルネードDDT。
カバーにいくもカウントは2。
スコーピオを起こすとチョップ。
コーナーに振ると突進。
スコーピオはかわすとバック・エルボーで倒す。
コーナー上へ。
エディがスコーピオの体勢を崩す。
雪崩式ハリケーン・ラナを決める。
カバーするもカウントは2。
スコーピオをコーナーに乗せ殴りつける。
もう1発雪崩式ハリケーン・ラナを狙おうとしている様子。
スコーピオが突くとエディはムーンサルトで着地。
そこにスコーピオがダイビング・クロス・ボディ。カウント2。
起き上がった所に右パンチを入れてカバーするもカウントは2。
コーナーに振りスプラッシュ。
ボディ・スラムからコーナー上へ。
ムーンサルトを決めるもカウントは2。
パワー・ボムを決める。
場内を見渡す。
一回転してのレッグ・ドロップ。
引っ張ってコーナーに寄せるとこれで終わりだとアピール。
そしてダンブル・ウィード。
カバーするもわざとカウントを止める。
起こしてスーパー・キック。
起こしてチョップ。
ロープに振る。
エディがメキシカン・ローリング・クラッチを決め1,2,3!
エディが新チャンピオンに!
エディとスコーピオは握手する。
試合結果
@ピットブルズvs.トニー・ステットソン、ジョニー・ホットボディAレイヴェンvs.トミー・ドリーマー
Bマイキー・ウィップレックvs.ロン・シモンズ
CTV王座戦:2コールド・スコーピオ(ch)vs.エディ・ゲレロ(新チャンピオン!)
Dヘアvs.ヘア:アクセル・ロッテンvs.イアン・ロッテン
Eハック・マイヤーズvs.ディノ・センドオフ
FECW王座戦:シェイン・ダグラス(ch)vs.サンドマン
Gタッグ王座戦、3ウェイ・ダンス:クリス・ベノワ、ディーン・マレンコ(ch)vs.パブリック・エネミー(新チャンピオン!)vs.リック・スタイナー、タズ