TOPアメリカン・プロレスECWECW 1995年 →ECW:November to Remember 11/18/95

ECW:November to Remember 11/18/95の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚約2時間35分です。

@ドンEアレンvs.ブロード・ストリート・ブリー
 スペシャル・レフェリーに選ばれたババが他のダッドリー兄弟を連れ登場。
 Let's get ready to rumbleと試合開始を告げようとするもどもってしまいます。
 これでキレたのか、いきなりアレンとブリーを叩きのめしカウント3を奪います。

 ポールEがリングに。
 会場が暗転し、照明が戻るとリングにサブーが登場。
 復帰したサブーをポーリーが抱きしめます。
 
Aコナンvs.ジェイソン
 スペシャル・レフェリーに選ばれたタズは
 気に食わない態度を取るジェイソンにパンチ。
 コナンがレイザーズ・エッジにつなげて瞬殺です。

Bスティービー・リチャーズvs.エル・プエルトリコ・リカノ
 最初から試合をする気はなく
 リカノに数発ダイブさせた後は
 リチャーズがミーニーのムーンサルト自爆を挟んで大技連打するだけ。

Cピットブルズvs.イリミネーターズ
 大味ながら迫力はあるし
 タッチや介入を使ってタッグにもなっている。
 悪くない試合です。
 試合後ジェイソンがフランシーンにキス。
 ピットブルズはジェイソンに椅子攻撃を食らわせるも
 トータル・イリミネーションを食らってしまう。

Dメキシカン・デス・マッチ:レイ・ミステリオJr.vs.シコシス
 中盤がシコシスの攻めだけで
 4連続フォール、カウント9起き、
 終盤がミステリオの攻めだけ、と構築が簡易過ぎますね。
 中盤がミスから入ったのも痛い。
 ドラゴン・ラナ初め印象的且つエクストリームな技を放って
 それでものらせる、ってのは凄い事なんだけどねぇ。
 まあまあ良い試合。

Eタッグ王座戦:サンドマン、2コールド・スコーピオ(ch)vs.パブリック・エネミー
 ダンス対決で盛り上がるも
 低レベルの通常パートが挟まれる事によって
 良さそうな乱戦になりきれず試合も崩しています。
 悪い試合。

Fビル・アルフォンソvs.トッド・ゴードン
 レフェリーにビューラを迎え茶番を行うのかと思いきや
 凶器を使って流血までする遺恨戦となりました。
 最後はタズが代役レフェリーとして現れるとゴードンを殴り倒し、
 アルフォンソにカバーさせ3カウント。
 タズとアルフォンソはサブー、ポールEに対してメッセージを送ります。

GECW王座戦:マイキー・ウィップレック(ch)vs.スティーブ・オースチン
 サンドマンの入場時にオースチンが襲撃、代わりに挑戦する事に。
 試合はオースチンがほとんど攻撃するも
 最後にタイツを掴んでの丸め込みで敗れる、という単純な物。
 しかしオースチンがパンチ1つにしても激しい動きで行うので盛り上がっていますね。

Hサブーvs.ハック・マイヤーズ
 サブーの過激なムーブが再び見られるとあって盛り上がっていましたが
 試合自体はサブーの技のオンパレード以外の何物でもなかったです。
 悪い試合。

Iテリー・ファンク、トミー・ドリーマーvs.カクタス・ジャック、レイヴェン
 簡単な心理戦から潤沢な凶器合戦が始まります。
 ビデオ・デッキ投げつけ、という今のデス・マッチでも
 上位にランクされるスポットがあり驚きましたね。
 年末興行にふさわしいハードコア戦という印象を抱いていました。
 しかし途中で不必要にテリーがレフェリーをダウンさせると、
 場外もほとんど使わないためにぐだぐだ模様に転換。
 チェイン・スポットやエリック・ビショフ・シャツ、そしてアルフォンソ、タズの登場と
 更に盛り上がっていくはずが単なる延命措置にしかなっていなかったのが残念です。
 中々良い試合でした。

総評
 良い感じだけどもう1つ足りない印象です。
 (執筆日:6/23/09)

DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

Dメキシカン・デス・マッチ:サイコシスvs.レイ・ミステリオ
  始まるやサイコシスがドロップ・キックに行くも避けられる。
  ミステリオがヘッド・シザース。
  場外へのショルダー・スルーをエプロンに着地すると
  ドロップ・キックを避けドラゴン・ラナ。
  カウント3だがサイコシスはすぐに起き上がる。
  ミステリオはこの勢いをそのままに場外へのハリケーン・ラナも決める。
  しかし柵に飛びのろうとして落下してしまう。
  サイコシスはこのミスに乗じ椅子を投げつけミサイル・キック。
  ムーンサルトからカバーしカウント3。
  ミステリオはぎりぎりで立ち上がる。脚を負傷した様子。
  サイコシスが容赦なく力技で攻め立てパワー・ボム。カウント3。
  ミステリオは再びカウント9で立ち上がる。
  サイコシスは椅子を手にするも禁止される。
  サイコシスのムーンサルト・セントーンでカウント3。
  ミステリオはカウント9で起き上がる。
  椅子の上へのDDTに椅子を乗せてのムーンサルトでカウント3。
  ミステリオに椅子を乗せムーンサルトに行く。
  ミステリオは膝を立てて防ぐと椅子を投げつけスプリングボード式クローズライン。
  場外に逃れたサイコシスをクロス・ボディで柵の向こうへやりアサイ・ムーンサルト。
  観客席で椅子を叩きつけていきやってきたのはスタンド席前。
  ミステリオはスタンド席から一段下のサイコシスに飛びつきハリケーン・ラナ。カウント3。
  カウント10でミステリオの勝利。

試合結果

@ドンEアレンvs.ブロード・ストリート・ブリーvs.ババ・レイ・ダッドリー
Aコナンvs.ジェイソン
Bスティービー・リチャーズvs.エル・プエルトリコ・リカノ
Cピットブルズvs.イリミネーターズ
Dメキシカン・デス・マッチ:レイ・ミステリオJr.vs.シコシス
Eタッグ王座戦:サンドマン、2コールド・スコーピオ(ch)vs.パブリック・エネミー
Fビル・アルフォンソvs.トッド・ゴードン
GECW王座戦:マイキー・ウィップレック(ch)vs.スティーブ・オースチン
Hサブーvs.ハック・マイヤーズ
Iテリー・ファンク、トミー・ドリーマーvs.カクタス・ジャック、レイヴェン