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ECW:Best of ECW 2000の分析


名勝負 なし
好勝負 メキシカン・デス・マッチ:スーパー・クレイジーvs.ヨシヒロ・タジリ(1/15/00)

ヨシヒロ・タジリvs.シコシス(Hardcore TV 8/27/00)

タッグ王座戦:ヨシヒロ・タジリ、マイキー・ウィップレック(ch)vs.FBI(グイドー・マリタト、トニー・ママルーク)(TNN 9/8/00)

@メキシカン・デス・マッチ:スーパー・クレイジーvs.ヨシヒロ・タジリ(1/15/00)
 切れのあるムーブに椅子、テーブル、流血とハードコア要素が序盤から盛り込まれるので、
 これは盛り上がらない訳にはいかないですね。
 血の気の多いECWファンなら尚更です。

 観客の予想に収まらない攻防の変転に
 熱量もまったく醒めることのなく試合は進行。

 ハードコア系は盛り上がる一方で
 最後のフィニッシュ・スポットが見えて
 予定調和に収まってしまう側面もありますが、
 この試合は最後2脚テーブルを立てて、
 どっちが勝つのかハラハラさせた見せ方をしていたのが良かったですね。

 最後の攻防の惹きは素晴らしく、更に印象を押し上げました。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:1/?/21)

Aインパクト・プレイヤーズvs.邪道、外道(TNN #360 3/10/00)
 (途中から)
 IPが主導権を掴んでいる展開から。
 2人とも地味なレスラーではありますが、
 当時勢いがあっただけあって細かな所作で観客をノセています。
 ピンポイントで邪道、外道の華のあるムーブが配置されており、
 後半もセコンド、椅子、テーブルと盛り上がる要素を連打。
 わずか6分ながら常に右肩上がりの試合でしたね。
 平均的な良試合。
 (執筆日:9/?/19)

Bヨシヒロ・タジリvs.シコシス(Hardcore TV 8/27/00)
 (8/20/00収録)
 キレのある演舞とその中に説得力ある物理学。
 見事ですね。 

 特にタジリが素晴らしい。
 見得切りとそこに至るまでの演舞との
 バランス・セットが完璧で熱狂をもたらします。

 このタジリの前ではシコシスのもたつきが目立つ程でしたね。

 シコシスのパワフル・ムーブと椅子の追加で中盤もテンション維持。
 少し完成度が落ちた感がありましたが、
 タジリはオーソドックスな形に落とし込んで矯正するだけでは許さず
 アイディアを提供してリフレッシュなものにし続けました。

 天晴です。
 
 ぎりぎり好勝負。

Cタッグ王座戦:ヨシヒロ・タジリ、マイキー・ウィップレック(ch)vs.FBI(グイドー・マリタト、トニー・ママルーク)(TNN 9/8/00)
 (8/26/00収録)
 序盤のレスリング。
 レスリングだな、と油断していたら
 ロープにぶつけたり、ジャーマンを混ぜたり、と
 意欲的に味付けを加えていきます。

 少し過剰さもありますが、タジリの蹴りにママルークがダウンすると
 タジリ、マイキーが息をつかせず連携技にハードコア・スポット。
 ECWの持ち味でどんどん盛り上げていきました。

 10分ながら圧倒的なリーダービリティは素晴らしく、
 その中でもタジリのパフォーマンスは目を見張りました。

 ぎりぎり好勝負。


注目試合の詳細

なし

試合結果

@メキシカン・デス・マッチ:スーパー・クレイジーvs.ヨシヒロ・タジリ(1/15/00)
Aインパクト・プレイヤーズvs.邪道、外道(TNN #360 3/10/00)
Bヨシヒロ・タジリvs.シコシス(Hardcore TV 8/27/00)
Cタッグ王座戦:ヨシヒロ・タジリ、マイキー・ウィップレック(ch)vs.FBI(グイドー・マリタト、トニー・ママルーク)(新チャンピオン!)(TNN 9/8/00)