TOPアメリカン・プロレスECWECW 2000年 →ECW:Buffalo Beat Down 4/8/00

ECW:Buffalo Beat Down 4/8/00の分析


名勝負 なし
好勝負 TV王座戦、3ウェイ・ダンス:スーパー・クレイジー(ch)vs.タジリvs.リトル・グイドー

1枚、約2時間10分です。

@チリー・ウィリーvs.スウィンガー
 まだましな方だと思いますが、ひどい試合。

Aマイキー・ウィップレックvs.プロディジー
 決して展開自体は悪くなかったものの雑に行っていますね。
 丁寧にやるより気持ちに任せても良い内容ではありますが・・・。
 悪い試合。

Bライノvs.キッド・キャッシュ
 キャッシュはスピードにのっていて良いですね。
 キャッシュのターンにおいてはライノも魅力的です。
 しかし自分の攻めになるとライノはペースを落とした時に
 埋めるだけの打撃に頼ってしまいます。
 この試合は短くなるので1シーンのみですんでいるけど。
 悪くない試合。
 ライノのセコンドについていたコリノ、ヴィクトリーがそのまま残る。
 挑戦者を募り次の試合へ。
 
Cダニー・ドーリング、ロードキルvs.スティーブ・コリノ、ジャック・ヴィクトリー
 全員褒める所は無い。
 見所を挙げるとしたらコリノのローデスの真似か。
 ひどい試合。

Dレイヴェンvs.CWアンダーソン
 ただ観客に受ける事だけを羅列する軽薄な内容。
 レイヴェンがオーバー・ウェイトなせいもあるのでしょう。
 意識は体に出るものだからなぁ。
 悪い試合。
 試合後ドリーマーがアンダーソン軍を追い払いメインのアピール。

Eタッグ王座戦:インパクト・プレイヤーズ(ch)vs.ノヴァ、クリス・チェッティ
 こんな相手に逃亡したりテーブル・スポット使ってもなぁ、と思ってしまうがクオリティは他よりもある。
 特にノヴァがストーム相手に一進一退の攻防をしていて良かったですね。
 平均レベル。

FTV王座戦、3ウェイ・ダンス:スーパー・クレイジー(ch)vs.タジリvs.リトル・グイドー
 試合の立ち上がりは変則の動きを取ったために難易度が高くなり、合わせているのが見えてしまいましたね。
 しかし相変わらず3人がイン&アウトで絡みます。
 それに加え今回は実質的にメインの扱いを受けている事で一味も二味も違います。
 まずサルも積極的に関わって3ウェイ・スポットを生み出していますね。
 サルがクレイジーに突っかかるのは過去に見た光景だけど今回は番外の戦いになっておらず
 4ウェイを見ているように試合の一部として組み込まれていました。
 そしてエクストリームです。
 クレイジーの大流血を皮切りに、
 椅子、テーブルが追加され(この凶器の使い方も上手く捻ってある)、
 グイドーもタジリも流血する。
 これまでは時間の都合もあって1つの要素に拘っていたのが
 今回は自由に可能性の翼を広げた印象です。
 その分、美しさやスピード、完成度が多少犠牲になっていますけれども
 軽量級が苦手とするドラマや特別性をクリエイトし補って余りあります。
 むしろ欠点を上げるなら人間関係でしょうか。
 クライマックスの内容は素晴らしいのですが
 もう少し衝撃を与えられる良い見せ方があったかもしれません。
 文句なしに好勝負。

 試合後サンドマンが登場。
 ライノらに竹刀をたたきつけていくも1人では敵わずテーブル葬を食らう羽目に。
 そこに負傷中のRVDが登場。
 ライノがリングに入れるものなら入ってみろと挑発。
 RVDはリングに入るとコリノ、ヴィクトリーを蹴散らしライノと殴り合って見せます。
 セキュリティに引き離されるとライノらは退散。

Gストリート・ファイト:トミー・ドリーマー、ニュー・ジャックvs.バルディーズ
 遅れるのは定番とはいえニュー・ジャックの登場は遅し。
 その後は数の利なんて無視してワンサイド。
 会場を回るので時間がかかっているだけでスカッシュ・マッチも同然。
 アンダーソン軍はこんな雑魚しかいないの?
 後ドリーマーももう少し映してあげてください。
 ひどい試合。

総評
 末期ECWで惨憺たる状況ですが名物である3ウェイが必見。
 RVDvs.リンに続きこの数え歌を追ってみようかしらん。 
 (執筆日:3/13/10)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

FTV王座戦、3ウェイ・ダンス:スーパー・クレイジー(ch)vs.タジリvs.リトル・グイドー
  グイドーが入場。
  タジリが入場。
  グイドーはクレイジーが入る前に協定を結ぼうとタジリに握手を求める。
  タジリは応じるか決めかねている様子。
  クレイジーが登場。
  2人にスプリングボード式クローズラインを決める。
  タジリを起こそうとする。
  タジリが頭部へハイ・キック。
  頭部にエルボーを打ちおろす。
  コーナーに逆さづりにする。
  助走を取るべく反対コーナーへ。
  サルが脚を払って倒し固定する。
  そこにグイドーが頭部へのスライディング・キック。
  クレイジーにも頭部へのスライディング・キックを狙う。
  クレイジーは体を起こして避けるとエプロンに逃れる。
  コーナー上に座る。
  タジリがドロップ・キックを決め落とす。
  体を起こそうとしているタジリにグイドーがシシリアン・スライス。
  カバーするもカウントは2。
  クレイジーがコーナーに上がりグイドーにミサイル・キック。
  グイドーが場外に出る。
  タジリがロープに走りクレイジーにヘッド・シザース。
  ロープに走ったクレイジーを滑らせる。
  その先の場外にいたグイドーはしゃがんで上を通過させて落下させる。
  グイドーがクレイジーに蹴りを入れてからリングに戻ろうとエプロンに。
  タジリが頭部にハイ・キック。
  クレイジーがふらついたグイドーの脚を引っ張り顔からエプロンにたたきつける。
  タジリはエプロンに出ると2人にアサイ・ムーンサルト。
  サルが背後からタジリに殴りかかる。
  柵に振ってぶつける。
  タジリは柵の外に出る。
  グイドーが同じ場所にクレイジーを振ってぶつける。
  突進。
  クレイジーにショルダー・スルーを食らうも柵の先にいたタジリに移りトルネードDDT。
  サルがクレイジーに突進するもかわされ柵に激突。
  クレイジーが柵にもたれかかるサルの上にのるとそこから2人にボディ・アタック。
  クレイジーは椅子を持ってリングに入る。
  コーナーに椅子を固定。
  サルがリングに入ってクレイジーめがけ突進。
  クレイジーはかわすと10カウント・パンチ。
  椅子をたたきつける。
  タジリがリングに入ってきてクレイジーに椅子越しに蹴り。
  グイドーがタジリに背後からネック・ブリーカー。
  カバー。カウント2。
  クレイジーを起こそうとする。
  クレイジーのパンチを避けるとバック・ドロップでカバー。カウント2。
  タジリにストンピング。
  クレイジーにストンピング。
  場外に転がり出たクレイジーを追うと柵に振って突進。
  柵を使ってヘッド・シザースを狙ってきたクレイジーにフェイス・バスター。
  タジリが場外に出てグイドーにハイ・キック。
  持ち上げて柵の上に落とすとハイ・キック。
  スーパー・キックも決める。
  流血しているクレイジーを柵にぶつける。
  タジリは椅子を持ってリングに入る。
  椅子を中央に立てる。
  入ってきたグイドーを立てた椅子の上にのせると蹴り飛ばす。
  椅子で頭部を突く。
  場外に下りるとテーブルをリング下から取り出しリングに入る。
  グイドーを起こすと頭部にドロップ・キック。
  流血しているグイドーはたまらず場外に出る。
  タジリはグイドーをエプロンに上らせる。
  立てたテーブルにドロップ・キックを決めてスライドさせエプロンのグイドーにぶつける。
  エプロンから飛び殴りつける。
  サルが背後からタジリを殴りつける。
  グイドーはタジリをサルの持つ椅子に振ってぶつける。
  タジリにレッグ・ドロップ。
  リング下に隠れるタジリを引っ張るも抵抗される。
  起き上がったクレイジーにバック・エルボー。
  タジリを引っ張り出すとサルの持つ椅子に振ってぶつける。
  サルがタジリをリングに戻す。
  グイドーはリングに入るとタジリをテーブルに叩きつける。
  タジリも流血している。
  グイドーは指示を出してサルに椅子を持ってエプロンに上がらせる。
  そこに振ってぶつけようとする。
  タジリがハンドスプリングで椅子越しにサルに蹴り。
  サルは横のテーブルに落下する。
  グイドーがタジリにスリーパー。
  アンプリティアーを狙う。
  タジリは逃れると股間を蹴り上げる。
  ゴーリー・スペシャルから回転してマットに叩きつける。
  ボディ・スラム。
  ニー・ドロップ。
  2発。
  3発。
  4発。
  椅子を投げてぶつける。
  リングに入ろうとしたクレイジーに蹴り。
  ダウンするグイドーの上に椅子を押し付ける。
  もう1脚のせる。
  エプロンでダウンしているクレイジーを蹴り落とす。
  テーブルをグイドーの上に移動させる。
  クレイジーを引っ張ってきてテーブルにのせる。
  コーナーにのぼるとダイビング・ダブル・ストンプへ。
  クレイジーは避けるがテーブルの下のグイドーは避けられず。
  クレイジーとタジリがグイドーを押さえ1,2,3!
  グイドーが脱落!
  タジリがぐったりしているクレイジーに近づき蹴り。
  椅子で頭部を突く。
  椅子を頭部に投げつける。
  サルがグイドーを抱えて退場。
  タジリがクレイジーの側頭部を蹴る。
  前から頭部にドロップ・キック。
  首を掻っ切る。
  クレイジーが起き上がりクローズラインへ。
  タジリは受け止めると背に回し回転。
  おろしてジャーマン。カウントは2。
  コリノ、ヴィクトリーが現れタジリを応援。
  タジリがクレイジーにハリケーン・ラナを狙う。
  クレイジーはパワー・ボムに切り返すとラ・ケプラーダ。カウントは2。
  場外に転がり出るとテーブルをリングに入れる。
  タジリは場外に出ている。
  クレイジーがテーブルを立てるのにてこずっているのをコリノが見てタジリに教える。
  タジリはバールを持ってリングに入ると背中に叩きつける。
  バールを頭部に押し付ける。
  クレイジーがタジリに蹴り。
  バールを拾うとタジリの頭部に押し付ける。
  吼える。
  注意するレフェリーの胸倉を掴む。
  振り向いたクレイジーにタジリが毒霧を放つも避けられレフェリーに誤爆。
  クレイジーがタジリにロー・ブロー。
  片脚だけだが立ててあったテーブルにパワー・ボムを決める。
  スプリングボード式ムーンサルトを決める。
  レフェリーが毒霧でもがいているのでカウントする者がいない。
  自分でカウントしてカウント3が入るも当然意味が無い。
  ライノが乱入してきてゴアを狙う。
  クレイジーは飛び越えて避けるも2発目を食らってしまう。
  ヴィクトリーがテーブルをリング・サイドに立てる。
  ライノはクレイジーを連れてエプロンに出るとそのテーブルへのパイル・ドライバー。
  タジリがクレイジーをカバーし1,2,3!
  タジリが新チャンピオンに!

試合結果

@チリー・ウィリーvs.スウィンガー
Aマイキー・ウィップレックvs.プロディジー
Bライノvs.キッド・キャッシュ
Cダニー・ドーリング、ロードキルvs.スティーブ・コリノ、ジャック・ヴィクトリー
Dレイヴェンvs.CWアンダーソン
Eタッグ王座戦:インパクト・プレイヤーズ(ch)vs.ノヴァ、クリス・チェッティ
FTV王座戦、3ウェイ・ダンス:スーパー・クレイジー(ch)vs.タジリ(新チャンピオン!)vs.リトル・グイドー
Gストリート・ファイト:トミー・ドリーマー、ニュー・ジャックvs.バルディーズ