TOPアメリカン・プロレスどインディー →XPW:Baptized in Blood II 2/24/01

XPW:Baptized in Blood II 2/24/01の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1枚、2時間35分。

王者メサイア擁するブラック・アーミーがリングでアピール。
スプリームにトーナメントに出して欲しいか、と挑発。
スプリームは殴りかかって蹴散らします。

@ニュー・ジャックvs.ダイナマイトD
 ニュー・ジャックがプロレスをするという珍しい姿が見れます。
 凶器でのたこ殴りもあり。
 オープニングとしては良いんじゃないですか。
 そもそもニュー・ジャックがトーナメントに入っていない事への疑問はさておき。
 悪い試合。

A1回戦、ベッズ・オブ・バーブド・ワイヤー&ネイルズ:ヴィク・グリムスvs.クラック
 用意されたボードを割る事しか提供できない2人よりも
 いちいち場外に背中から落下して見せたエンジェルの方がまだ見所があるような・・・。
 悪い試合。

B1回戦、バーブド・ワイヤー・ラダー&ベッズ・オブ・サムタックス:NOSAWAvs.ジョニー・ウェブ
 ハードコア・ファイトと呼ぶレベルには到達していないけれど
 NOSWAが体を張った頑張りを見せた事で熱が生まれました。
 平均レベル。

C1回戦、ベッズ・オブ・ライト・バルブス&ブロークン・グラス:クローナスvs.ホームレス・ジミー
 凶器量はそれなりに多いのだけど目に付く粗も多いですね。
 乱戦ができないと技量の無さはデス・マッチでも影響してくるからなぁ。
 少し悪い試合。

 長いスキット。要するにサブーのマネージャーがブラック・アーミーにリンチされる。

D1回戦、ベッズ・オブ・バーブド・ワイヤー&サムタックス:ポーゴ・ザ・クラウンvs.スティーブ・リゾノ
 ポーゴは魅せれる。
 しかし年なのでリゾノは手加減丸出しの凶器攻撃をしなければならない。
 という事でストーリーのための試合に途中から変更。
 スプリームが現れポーゴの援護かと思いきやポーゴも倒してトーナメントに加わります。
 悪い試合。
 ストーリーのためならそんなに体を張る必要はないと思うけど。
 
Eフベントゥー・ゲレラvs.キッド・カオス
 松葉杖をついているカオスですが
 デビューとなるフービーの相手をせんと強行試合。
 明らかに動きに支障に出ている程なだけにその心意気は買いたいですね。
 また実際、この状況下でできるベストの構築だったのも見逃せません。
 平均より少し上。

F準決勝、ベッズ・オブ・バーブド・ワイヤー、ブロークン・グラス&ライト・バルブス:スプリームvs.ジョニー・ウェブ
 体を張るためのデス・マッチになっていて駄目ですね。
 だらけすぎ。
 悪い試合。

G準決勝、ベッズ・オブ・ネイルズ、バーブド・ワイヤー&サムタックス:ヴィク・グリムスvs.ホームレス・ジミー
 当初は繋ぎが出来ていて形にはなっているな程度にしか思っていなかったものの
 これで終わるかな、と思っても全然終わらない張り合いに思わず引き込まれましたね。
 只それだけに最後が残念。
 形が崩れただけでなくスポット自体も力の差がある場合にやるもの。
 こんな熱戦にはふさわしくなくブーイングが起こったのも仕方ない。
 平均的な良試合。

Hメサイアvs.トゥール
 トゥールがしょぼすぎる。
 自分の格好を鏡で見てみろ、と言いたくなるような技も打ちます。
 メサイアがそれなりに働いたがマスク剥ぎもトゥール相手ではどうでも良いしねぇ。
 悪い試合。
 
I決勝、ノー・ロープ・バーブド・ワイヤー&ベッズ・オブ・エブリシング:スプリームvs.ヴィク・グリムス
 巨漢同士はきついですね。
 鈍いし、ラダー上から飛ぼうとして足を滑らせるし・・・。
 只決勝という事でそれなりに過激。
 最後のラダー上から場外テーブルへの落下はSomebody call 911物でしたし。
 平均より少し上。
 ブラック・アーミーのロブ・ブラックの介入によりグリムスが優勝。
 試合後ブラックについてきたメサイアを見てグリムスがキング・オブ・デス・マッチ王座戦を要求。

Jキング・オブ・デス・マッチ王座戦:メサイア(ch)vs.ヴィク・グリムス
 という事で実現したもののメサイアが指で押しただけでグリムスが寝て3カウント。
 グリムスがブラック・アーミー入りという事か。
 その後スプリーム、ニュー・ジャックが現れ彼らを追い払う。

@バック・ネイキッド・マッチ:ベロニカ・ケインvs.リジー・ボーデン
 プロレスを知らない女性2人によるキャット・ファイト。
 形式はランバージャックが付与されたブラ&パンティ・マッチです。
 ひどい試合。

総評
 XPWの方向性、肯定できるかはともかく、
 それにしっかり沿ったトーナメントだったと思いますね。
 後は形式でもう少し差異が欲しかったです。
 (執筆日:9/5/09)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ニュー・ジャックvs.ダイナマイトD
A1回戦、ベッズ・オブ・バーブド・ワイヤー&ネイルズ:ヴィク・グリムスvs.クラック
B1回戦、バーブド・ワイヤー・ラダー&ベッズ・オブ・サムタックス:NOSAWAvs.ジョニー・ウェブ
C1回戦、ベッズ・オブ・ライト・バルブス&ブロークン・グラス:クローナスvs.ホームレス・ジミー
D1回戦、ベッズ・オブ・バーブド・ワイヤー&サムタックス:ポーゴ・ザ・クラウンvs.スティーブ・リゾノvs.スプリーム
Eフベントゥー・ゲレラvs.キッド・カオス
F準決勝、ベッズ・オブ・バーブド・ワイヤー、ブロークン・グラス&ライト・バルブス:スプリームvs.ジョニー・ウェブ
G準決勝、ベッズ・オブ・ネイルズ、バーブド・ワイヤー&サムタックス:ヴィク・グリムスvs.ホームレス・ジミー
Hメサイアvs.トゥール
I決勝、ノー・ロープ・バーブド・ワイヤー&ベッズ・オブ・エブリシング:スプリームvs.ヴィク・グリムス(優勝!)
Jキング・オブ・デス・マッチ王座戦:メサイア(ch)vs.ヴィク・グリムス
@バック・ネイキッド・マッチ:ベロニカ・ケインvs.リジー・ボーデン