UPW:Shockwave 8/15/02の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
168分。
いかにも売れてなさそうなロック・ミュージシャン、ノースが国家を演奏し開幕。
1試合目−アルカトラス、スメリー、ホーシュvs.ソロ・スヌーカ、スクルー、ミステリー・パートナー
ホーシュはWWEのルーサー・レインズ。
ミステリー・パートナーはケイジ・サコダ(タジリのタッグ・パートナーでWWEに出てましたね)で
最後の最後で毒霧を吹き裏切るというオチ。
サコダがスクルーに追いかけられ車で会場を去るという
スキットの後次の試合へ。
2試合目−インターナショナルJr級、ライト級王座戦(1本目の勝者がインターナショナルJr級王座を獲得、2本目の勝者がライト級王座を獲得):フランキー・カザリアンvs.B-Boy(Light ch)vs.スパンキー(Inter ch)
DVDパッケージの
Witness one of the greatest matches in UPW history!
という言葉に偽りなし。
新進気鋭の3人が考え抜いて
3人絡みのムーブを散りばめて試合を作ってきました。
パンクvs.カバナvs.クァックに似ています。
しかしGreatestというのはあくまでUPWにおいての話で
好勝負には届きません。
この試合形式、カートvs.ジェリコvs.ベノワでも
そうですが1本目があっけないフィニッシュにならざるを得ず
試合が二分されることで通常の3ウェイより劣ってしまいます。
この試合は10分程度なので余計にそうなります。
面白かったですけれどもね。
◆パイパーズ・ピット
パイパーがUPWに降臨。
いつものパイパー節で思い出を語ったり
ネイトと冗談交じりに試合をしたり。
3試合目−マイク・モデスト、ドノヴァン・モーガンvs.ピットブルズ(ロッキー・ロメロ、リッキー・レイヤース)
モデストはビヨンド・ザ・マットに出ていましたね。
全員インディである程度活躍するだけに
UPWにおいては最高レベルのタッグ・マッチ。
テンポの速いまあまあ良い試合だったのに
最後は収拾付かなくなってダブルDQ・・・。
4試合目−プレデターvs.トニー・ジョーンズ
プレデターはWWEのシルベスター・ターカイ
ジョーンズには現WWEのミズが付いています。
ジョーンズはシューターの異名なのにサブミッションを一切披露しない、と・・・
この後女子レスラー(その技術はレスラーと呼ぶにまったくもって値しないが)が登場し
抗争を煽るスキット。
5試合目−タッグ王座戦:バラード・ブラザーズ(ch)vs.アーバン・アウトローズ
4試合目がタッグ王座戦であるべき。
つまらない試合。
6試合目−UPW王座戦:トム・ハワード(ch)vs.ケイジ・サコダ
ハワードがなぜトップに位置するかわかりません。
ロープは踏み外すし、お見合いする、
見当違いの攻撃に、しゃべりも巧くない・・・と。
中身もひどいが1試合目のフィニッシュが何の伏線でもなかったというのにはあきれはてる。
特典−Jr級王座戦トーナメント準決勝:スパンキーvs.フランキー・カザリアン
一応名の知られた者同士なのに
この体たらくは・・・。
リング・コンディションが悪そうではありましたが
次の試合の方がまだ良いですね。
試合後スパンキーが日本へ旅立つことが告げられ
ちょっと会場は暖かい雰囲気に。
特典−Jr級王座戦:スパンキー(ch)vs.スメリー(Zero-One)
スパンキーが試合作っているのである程度は見れます。
総評
Rage at the Riverに比べると
WWEレスラーがほとんどの試合に絡んでいて
パイパーも出ている。
更には良い試合が2,4試合目とあり
良い大会。
しかしそれもUPWにしてはという前提つきで0星。
(2試合目もベスト版Road to Gloryに収録されてますし・・・)
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
AインターナショナルJr級、ライト級王座戦(1本目の勝者がインターナショナルJr級王座を獲得、2本目の勝者がライト級王座を獲得):フランキー・カザリアンvs.B-Boy(Light ch)vs.スパンキー(Inter ch)3人で殴り合う。
カザリアンにバック・ブリーカーを食らっているスパンキーにB-Boyがドロップ・キック。
B-Boyがスパンキーにキャメル・クラッチを決め、そこにドロップ・キックするよう指示。
しかし避けられB-Boyに誤爆。
カザリアンがB-Boyに攻めていきインディアン・デス・ロック。
カットしに来たスパンキーにそのままノーザンライト。カウント2。
カザリアンがB-Boyに4の字。
カットしに来たスパンキーを丸め込む。カウント2。
スパンキーは4の字で動けない2人をカバーするもカウント2。
B-Boyが体勢を入れ替える。
そこをスパンキーが2人の髪を掴んで引っ張る。
スパンキーはカザリアンのジャーマンを着地して防ぐとハイ・キックで落とす。
B-Boyがスパンキーにエクスプロイダー。
カザリアンにダイブを狙うと期待させておいてやらない。
カザリアンがB-Boyを引き摺り下ろし殴りつける。
そこにスパンキーがトペ・コンヒーロ。
カザリアンをリングに戻しコーナー上へ。
妨害を防いでカザリアンにトルネードDDTから丸め込んで1,2,3!
スパンキーがインターナショナルJr級王座を防衛!
B-Boyとカザリアンがスパンキーをやっかみれ連携攻撃を狙うも防がれる。
カザリアンはすぐに共闘を諦めB-Boyにスピアー。
攻撃を決め合い全員ダウン。
B-Boyはスパンキーのヘッド・シザースを防ぐとスタイルズ・クラッシュ。
カザリアンがカット。
B-Boyはコーナー上のカザリアンにフェイス・バスター。
カバーするもカットされる。
B-Boyはスパンキーを蹴り飛ばしフェイス・リフト。
コーナー上にのぼるもスパンキーに体勢を崩される。
スパンキーがスーパープレックスを狙う。
カザリアンがスパンキーの下に入りパワー・ボム!
カザリアンとスパンキーが殴り合う。
カザリアンがウェイブ・オブ・ザ・フューチャーを狙う!
スパンキーは逃れるとスライス・ブレッド#2へ!
防がれ後ろに着地。
B-Boyがスパンキーのバックを取る。
スパンキーがバックを取り返したところでカザリアンがサンセット・フリップ・ジャーマン。カウントは2。
スパンキーをロープに振るもクロス・ボディで相打ち。
スパンキーはカザリアンの攻撃を避けるとスライス・ブレッド#2へ!
カザリアンは防ぐとスパンキーをコーナー上に置く。
B-Boyも同コーナーに上がってくる。
カザリアンはB-Boyを落とすとスパンキーにフラックス・キャパシターで1,2,3!
カザリアンが新ライト級チャンピオンに!
1人王座を失ったB-Boyはレフェリーに八つ当たり。
試合結果
@アルカトラス、スメリー、ホーシュvs.ソロ・スヌーカ、スクルー、ケイジ・サコダAインターナショナルJr級、ライト級王座戦(1本目の勝者がインターナショナルJr級王座を獲得、2本目の勝者がライト級王座を獲得):フランキー・カザリアンvs.B-Boy(Light ch)vs.スパンキー(Inter ch)
(1本目:スパンキー)
(2本目:フランキー・カザリアン)
Bマイク・モデスト、ドノヴァン・モーガンvs.ピットブルズ(ロッキー・ロメロ、リッキー・レイヤース)(ダブルDQ)
Cプレデターvs.トニー・ジョーンズ
Dタッグ王座戦:バラード・ブラザーズ(ch)vs.アーバン・アウトローズ
EUPW 王座戦:トム・ハワード(ch)vs.ケイジ・サコダ
@Jr級王座戦トーナメント準決勝:スパンキーvs.フランキー・カザリアン(3/?/02)
AJr 級王座戦:スパンキー(ch)vs.スメリー(Zero-One 3/?/02)