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SLA:Best of SLA 2020の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@ストロング・スタイル・トーナメント1回戦:ダニエル・マカベvs.トーマス・シアー(2/21/20)
 この2人なので上質なレスリング。

 中盤以降もシアーのスケール感ある投げ、
 マカベのサブミッションが光り、
 ポテンシャルは感じさせました。

 ただその可能性が花開くには
 13分という試合時間は短く、
 粗雑な展開付けも見られました。

 どこかでじっくりリマッチして欲しいですね。

 平均的な良試合。
 (執筆日:7/?/20)

Aストロング・スタイル・トーナメント決勝:ダニエル・マカベvs.ゲイリー・ジェイ(2/21/20)
 ハードな打撃の打ち合いは見応えがあるものの
 シーンのつなぎ方が微妙ですね。

 デス・マッチ・トーナメントの決勝で良くあるような
 トーナメントの疲弊感が悪い方向に出たイメージです。

 そして最後はジェイのエルボーでKOフィニッシュ。
 ジェイのこのギミックがどうも合っているとは思えず違和感がありますね。
 
 悪くない試合。
 (執筆日:3/?/22)

B60分アイアン・マン・マッチ:フレッド・イーハイvs.ジェレミー・ワイアット(6/27/20)
 少数ながら観客を入れての開催。
 席を横並びにしているので人数制限はしていない?
 それでも少数でもいてリング叩きで応援してくれる
 環境はこの2人の演者にとっても間違いなくプラスに働いたことでしょう。

 イーハイが優勢に試合を運び、
 ジェレミーが平手打ちを放つも倍返しを受ける展開。
 
 ジェレミーはヘタレている訳でもなく感情が見えにくいものの
 イーハイが獰猛な打撃とレスリングのバランスを取った攻めで
 10分ちょっとの1本目をまとめあげました。

 細かな展開をしっかり用意されているものの
 そこに甘んじず均衡した攻防を用意しており、
 この2人ならではの魅力も伝わってきますね。

 良くあるDQ覚悟の椅子攻撃も含め
 前半30分は上手く作り上げていました。

 後半は展開付を弱くして
 チョップの打ちあい等両者の気持ちを前面に押し出す形。

 伝わってくるものはあるものの
 いきなりフェイス/ヒールを超えたステージに移った形で
 唐突感があることは否めませんね。
 
 またファイティング・スピリットは現代プロレスの流行の一つですが、
 人為的過ぎて疲労コントロールのタガが外れがちなのが問題で、
 その点をクリアすることは出来ていない。

 課題はありワールドワイドに通用するクオリティとまでは行かなかったが、
 この形式に挑戦するだけのライバリティがあることは感じ取れたし、
 それを基に良い仕事はしていました。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:7/?/20)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ストロング・スタイル・トーナメント1回戦:ダニエル・マカベvs.トーマス・シアー(2/21/20)
@ストロング・スタイル・トーナメント決勝:ダニエル・マカベvs.ゲイリー・ジェイ(優勝!)(2/21/20)
B60分アイアン・マン・マッチ:フレッド・イーハイvs.ジェレミー・ワイアット(4-3)(6/27/20)