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PWX:Best of PWX 2018の分析


名勝負 なし
好勝負 アイ・クイット・ケージ・マッチ:ジョン・スカイラーvs.コーリー・ホーリーズ(5/20/18)

@アイ・クイット・ケージ・マッチ:ジョン・スカイラーvs.コーリー・ホーリーズ(5/20/18)
 コントロバーシャルなアンサンクションド・マッチから半年。
 遂に抗争決着戦です。
 
 序盤はもう少し丁寧に入って欲しかったですね。
 アイ・クイットかなんて聞かなくて良いし、
 ケージ外に出る展開も織り込むには早すぎました。

 しかしこの試合の課題点はここぐらい。

 竹刀攻撃を受け顔を真っ赤に染めたスカイラーが
 竹刀をへし折った際に見せた狂気は素晴らしいし、
 ホーリーズもとことん容赦なく攻撃を重ねる悪辣ぶり。

 遺恨を通じて高めた気持ちが爆発しています。

 ケージならではの派手なスポットに
 シャツを引き裂きベルトで鞭打つような殺伐としたシーン。
 両方がミックスされたバランス感も中々ですが、
 特に後者の相手を殺してやる、というような執着心が重ね重ね凄まじい。

 終盤は前回を活用して演出。
 コーリーの仲間のカントリージャックが乱入すれば
 スカイラーも女子マネ、そしてダックリングスが加勢に現れ華々しく。
 
 最後はマグナムTA vs.ブランチャードに捧げるオマージュ・フィニッシュ。

 現代インディーでこういう試合が見られるとは思わなかった。

 文句なしに好勝負。

APWXヘビー級王座戦:イライジャ・エヴァンスIV(ch)vs.デイヴィッド・スターvs.ジョン・スカイラーvs.ウォルター(10/21/18)
 ゲスト出演ながらウォルターが最強っぷりを如何なく発揮。

 エヴァンスがヒールとしてヘタレて、
 スター、スカイラーはフェイスとして卑怯なことはせずとも
 強大なるウォルターを前にして連携も繰り出す関係性。
 
 それぞれの立ち位置が明確で
 試合のストーリーは上質、アクションも良かったですね。

 ウォルターに対するスター、スカイラーの受け身が素晴らしく最高のインパクトが生まれた後に
 エヴァンスが小狡く抜いてきて緩急がついている。

 ただ最後のフィニッシュのタイミング合わせが見え見えで
 残念な印象がついてしまったのだけが勿体ない。

 それ以外は14分と長くない試合時間といってもかなり上手く行っていました。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:2/?/21)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@アイ・クイット・ケージ・マッチ:ジョン・スカイラーvs.コーリー・ホーリーズ(5/20/18)
APWXヘビー級王座戦:イライジャ・エヴァンスIV(ch)vs.デイヴィッド・スターvs.ジョン・スカイラーvs.ウォルター(10/21/18)