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PWX:Best of PWX 2016の分析


名勝負 なし
好勝負 セドリック・アレキサンダーvs.マイケル・エルガン(1/10/16)

@セドリック・アレキサンダーvs.マイケル・エルガン(1/10/16)
 2年前の再戦。
 セドリックが積極的に仕掛けます。
 タイツを掴んでロープに走らせなかったり、
 打撃に対し倒れず耐えたりと
 細かな仕草が単なる一進一退以上の
 ストーリーラインを語りあげます。
 最後は激しい攻防でエルガン超えをしっかり演出しましたね。
 ぎりぎり好勝負。

Aサミ・キャリハンvs.アンソニー・ヘンリー(2/20/16)
 サミがジェイクと行ったように
 ハイ・テンションでガシガシ攻めあいます。
 ヘンリーがリングアウトを狙った場面も
 リングに戻ってくるや場外に戻して
 エプロンへパワー・ボムを放ちもう一度リングアウトを狙うというハードなもの。
 コンセプトがしっかり貫かれていて良いですね。
 後半も勢いは落ちずサミの投げはほぼ全て垂直落下式仕様。
 ここまで過激なものをやっているので
 ヘンリーがもう少しリアルに疲労表現が出来ていたら良かったですね。
 最後は女子マネ絡みのチープ・ショットですが、
 予想に反して壮絶な試合でした。
 好勝負に少し届かず。

Bザック・セイバーJr. vs.セドリック・アレキサンダー(6/18/16)
 セドリックは俊敏さを活かし
 セイバーは得意の腕攻めで対抗。
 セイバーは誰が相手でも自分の試合ができますね。
 一方ではそれだけのシステマチックな試合運びに
 絡め取られるので相手として見れば
 しっかり自己主張することが求められる。
 その点セドリックは団体のトップ・スターとして
 引きすぎることなく、ちゃんと対抗していましたね。
 好勝負に少し届かず。

CX-16 1回戦:ザック・セイバーJr. vs.デイビー・リチャーズ(11/19/16)
 デイビー少しリングを離れていたせいか
 セイバーが行うユーロの定型ムーブを忘れていたのは残念。
 試合運びにヒール・プレイに頼っています。
 脚攻めを開始してからはデイビーらしさも垣間見えたものの
 形に仕上がるにはデイビーのラグが最後まで立ちふさがり、
 セイバーはアンダードッグの位置づけでこの試合を作らざるを得なかった。
 まあまあ良い試合。

DX-16決勝:アンソニー・ヘンリーvs.イーサン・ケース(11/20/16)
 序盤から場外乱戦を取り入れ
 華麗さと激しさを両立させた攻防は決勝らしいですね。
 リングに入ると加速度的攻防で盛り上げます。
 ヒール側が少し道化的身振りを加えていますが
 これは正直いらなかったかもしれませんね。
 よくやったと思いますが、他のトップ・レスラーの対決には見劣りする。
 平均的な良試合。

(執筆日:8/?/17)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@セドリック・アレキサンダーvs.マイケル・エルガン(1/10/16)
Aサミ・キャリハンvs.アンソニー・ヘンリー(2/20/16)
Bザック・セイバーJr. vs.セドリック・アレキサンダー(6/18/16)
CX-16 1回戦:ザック・セイバーJr. vs.デイビー・リチャーズ(11/19/16)
DX-16決勝:アンソニー・ヘンリーvs.イーサン・ケース(11/20/16)