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PW:Best of PW 2013の分析


名勝負 なし
好勝負 PREMIER王座戦:ジェフ・コブ(ch)vs.オリヴァー・ジョン(12/15/13)

@初代PREMIER王座決定トーナメント決勝:デイブ・デュートラvs.JRクラトース
(3/24/13)
 JRがグラップルしたら勝ち、という構図を作るためマッチョ・アピール。
 構図づくりは良いとして、かなり大味な展開になっていますね。
 デュートラの脚攻めもいつもに比べると冴えません。
 また、デュートラの攻めターンの中で
 JRの本来描きたいであろう強大さが忘れ去られているのが残念。
 JRが投げ技を連打し、デュートラがヒールとして認知され、
 最後にはようやく一定のステージを超えるも遅すぎる。
 初代王座戦としては微妙な内容ながら、
 そもそもカードが悪かったという印象も受ける。
 悪くない
 (執筆日:7/?/14)

APREMIER王座戦:デイブ・デュートラ(ch)vs.ジェフ・コブ(6/9/13)
 デュートラが自分の形でレスリングができていますね。
 コブは堅い印象を受けますが、ガット・レンチの3連発など、
 技の入り方の技術、スムーズさはかなりのもので、
 流石オリンピック出場選手といった感想です。
 ちょっと試合進行に難のあるコブに対し、
 デュートラが上手く変化付をしていて試合を引っ張りました。
 最後は素晴らしいSSPでフィニッシュにふさわしかった。
 中々良い試合でした。
 (執筆日:7/?/14)

Bディラン・ドレイクvs.ティモシー・サッチャー(9/29/13)
 型のないスポーツ的なやり方でプロレスのレスリングを行う。
 まさにティモシーの面目躍如といった所でしょう。
 ディランが足狙いで主導権を奪います。
 ティモシーが切り返しという形で
 自分の狙いは腕だと示したのは上手かったですね。
 リングの音の心地よいリズムを聞いているだけでも
 攻防が素晴らしい融合を見せていることがわかります。
 ディランははっきりと意識して試合を組み立てていますね。
 ドラスクを過剰に使っているのと
 4の字の見せ方が軽いことだけは改善点かな。
 猪木アリ状態からティモシーが反撃すると
 パワフルな技と細やかな切り返しの織り交ぜで魅せる。
 やや試合時間を伸ばして形を整えれば普通に好勝負になれる内容。
 中々良い試合。

 (執筆日:10/?/13)

CPREMIER王座戦:ジェフ・コブ(ch)vs.オリヴァー・ジョン(12/15/13)
 オリヴァーがコブのレスリング・スキルが目立つように仕掛け。
 ヒール要素を出してコブを挑発します。
 アクションに移る前にしっかり一つシーンを作ることで
 コブをフォローしていますね。
 オリヴァーは本当に考えながら試合を作っているな、と
 感じさせる中盤の試合運びでした。
 コブもスタンディング・ムーンサルトなど
 定番の技で盛り上げて貢献していましたが、
 この試合はオリヴァーに感嘆するばかり。
 コブの欠点を出さないようにしながら
 完全に観客を掌握しにきている。
 ただ終盤に関してはオリヴァーが一人気負い過ぎたこともあり、
 見応えはあるが大技一発一発の攻防になりすぎな印象。
 最後はコブを信じてもう少し切り返し要素を入れたかった。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:7/?/14)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@初代PREMIER王座決定トーナメント決勝:デイブ・デュートラ(初代チャンピオン!)vs.JRクラトース(3/24/13)
APREMIER王座戦:デイブ・デュートラ(ch)vs.ジェフ・コブ(新チャンピオン!)(6/9/13)
Bディラン・ドレイクvs.ティモシー・サッチャー(9/29/13)
CPREMIER王座戦:ジェフ・コブ(ch)vs.オリヴァー・ジョン(30分時間切れ)(12/15/13)