TOPアメリカン・プロレスどインディー →その他:Indies Pack 2012 Part.2

その他:Indies Pack 2012 Part.2の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@PWX王座戦:スティーブ・コリノ(ch)vs.トミー・リッチ(PWX 4/28)
 コリノが試合前にマイク・アピールで盛り上げます。
 随分腹の出たリッチですが拳は鋭く、
 オールド・スクール・スタイルでコリノを痛めつけます。
 コリノが流血、そして更にひどく流血。
 ワン・サイドなのに80年代から持ってきたその無法的暴力は人を惹きつけます。
 終盤には椅子+柵トラップを導入し盛り上げ、
 最後はレフェリー気絶からブラス・ナックルという鉄板ネタ。
 オールド・スクールを地で行った内容。
 中々良い試合でした。

Aケンゾー・リチャーズvs.クリス・マスターズ(DPW 5/19/12)
 マスターズの観客に訴えながら
 試合もしっかりステップ・アップさせる試合運びは流石元WWEという感じ。
 だからといってケンゾーはマスターズに任せすぎですね。
 ケンゾーは使う技を全て一味変えているだけで
 特に感心する能力は見られなかった。
 まあまあ良い試合。

Bラスト・マン・スタンディング:デリック・キングvs.フランキー・タッカー(5/25/12)
 序盤はタッカーが打撃を叩き込んでいきますが少々間を置きすぎなきらいがある。
 もっと感情に任せて動いても良かった。
 場外で物にぶつけたり凶器を叩き付けた後リングに戻ります。
 コーナーにテーブルを設置して攻防を行うも
 メジャーに比べると前振りの攻防がなく、
 あっさりとそれぞれテーブルに突っ込みましたね。
 その後エプロン横の演説台に立ったので
 これがこの試合の決め手になるのだろうな、と思っていたら
 最後は只のスーパー・キック+セコンドの妨害による決着。
 普通に良い試合だけれど特筆すべきレベルでなく改善点も多い。
 平均的な良試合。

(執筆日:7/1/12)

CEWAC王座戦、ケージ・マッチ(レフェリー:レスリー・リーザーマン):ジェイク・デイビスvs.ルーク・ギャロウズ(EPW 7/14/12)
 (カットあり)
 昨年好勝負をやってのけたカードだけに期待が高まりますが…。
 序盤でやや行動のずれがあるのは良いでしょう。
 ずれがありながらも打撃を応酬して
 ケージ、扉を使ったラフ・ファイトにつなげています。
 ただ前年と比べてケージ・マッチが故の戦場の制約は大きいですね。
 軽快に動けるので凡戦にはなっていませんが
 そのスピード感をもっとコントロールしなければケージ・マッチとして上は目指せません。
 躊躇なしの竹刀攻撃や流血、画鋲バンプで終盤は盛り上げるも去年の試合には及ばず。
 中々良い試合。
 (執筆日:8/1/12)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@PWX王座戦:スティーブ・コリノ(ch)vs.トミー・リッチ(PWX 4/28)
Aケンゾー・リチャーズvs.クリス・マスターズ(DPW 5/19/12)
Bラスト・マン・スタンディング:デリック・キングvs.フランキー・タッカー(5/25/12)
CEWAC王座戦、ケージ・マッチ(レフェリー:レスリー・リーザーマン):ジェイク・デイビス(ch)vs.ルーク・ギャロウズ(新チャンピオン!)(EPW 7/14/12)