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その他:Best of Casanova Valentine 2019の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@カサノヴァ・バレンタインvs.ニック・ゲージ(1/10/19)
 拳や摺り下ろし器といったシンプルな攻撃にこそ
 ゲイジの言ってしまえば犯罪者的気質というか
 危ない魅力が垣間見える訳で
 それをこの0距離で観客が浴びるというのは洗礼という表現が適切。

 カサノヴァも受け手としてしっかりしてきたし
 観客の熱への感度も上がってきていて良かったですね。

 平均的な良試合。

Aカサノヴァ・ヴァレンタインvs.FMWレザーフェイス(4/3/19)
 ハイ・テンションな殴り合いで始めると
 鎌でレザーの服を引き裂き、
 ホッチキスを打ち合って、と
 観客が求めている以上に攻めあってくれます。

 酒場のホールから狭い通路に一度移動したのは
 プロレス論的にはリフレッシュできて正解だが、
 この形式的にはホットになっている観客が追っていけない点で間違いでもある。

 ボードで終わるのがこの形式の定番ですが、
 一度で終わらず、まさかの重厚なクライマックスになっています。
 有刺鉄線グローブの殴り合いも良かった。
 後は蛍光灯があれば最高でしたけどね。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

BRISE王座戦:カサノヴァ・ヴァレンタイン(ch)vs.ビッグ・ジョーvs.マーカス・クレイン(4/22/19)
 3人なので密度は濃い乱戦となっていますね。
 本当はもっと上げれるはずですが、
 少なくともシングルよりは見所が多い。

 ジョーが結構な流血をしながらも
 試合をリードする気概を見せ光っていましたね。
 一方でクレインが少し存在感が薄かった。
 
 平均的な良試合。

Cカサノヴァ・ヴァレンタインvs.ジミー・ロイド(7/14/19)
 ホッチキスに蛍光灯。
 ロイドはシーンに押しあがっていますが、
 ビッグ・ネームではないので
 適度なバランス感で一進一退。

 少し全体の中に一つ一つが埋もれていますね。
 フィニッシュは印象的でしたが、
 少しローカルヒーロー色が強い気もする。

 まあまあ良い試合。

Dカサノヴァ・ヴァレンタインvs.マーカス・クレイン(8/3/19)
 直前で許可が下りなくなり、幾度も会場を変更した結果、
 最終的に屋外で行うことに。
 ただ屋外だとやはり熱が篭らない。
 また、これもうるさく言われたのか
 観客も一定の距離を置いて取り巻く形となっていますね。

 こうなると酒場ノー・リング・デス・マッチの良さがなく、
 野外で行うToDの弱いカード版にならざるを得ませんね。
 最後を車の上からテーブルへのダイブというのがまたTODっぽい・・・。

 トラブルで迷惑をかけた分楽しませようと
 凶器は頻度良く使っているものの
 酒場ノー・リング・デス・マッチには代えられない。

 平均より少し上。

Eカサノヴァ・ヴァレンタインvs.ジェフ・キャノンボール(9/21/19)
 キスしたりダンサーの尻に押し付けたり、
 ファンをボディ・スラムで叩きつけたり、と
 ファン・マッチ的な手数の多さはあるものの
 一方では緩い試合運びと言わざるを得ませんね。
 悪くない試合。

 (執筆日:11/?/19)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@カサノヴァ・バレンタインvs.ニック・ゲージ(1/10/19)
Aカサノヴァ・ヴァレンタインvs.FMWレザーフェイス(4/3/19)
BRISE王座戦:カサノヴァ・ヴァレンタイン(ch)vs.ビッグ・ジョー(新チャンピオン!)vs.マーカス・クレイン(4/22/19)
Cカサノヴァ・ヴァレンタインvs.ジミー・ロイド(7/14/19)
Dカサノヴァ・ヴァレンタインvs.マーカス・クレイン(8/3/19)
Eカサノヴァ・ヴァレンタインvs.ジェフ・キャノンボール(9/21/19)