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NWA NL(IWA MS):One Year Anniversary Night One 4/22/05の分析


名勝負 なし
好勝負 3本勝負:CMパンクvs.AJスタイルズ(8/20/04)

NWA NLとIWAの共催大会です。
2枚組み約3時間。

1試合目−クラウディオ・カスタニョーリ、タイラー・ブラックvs.エミル・シトッチ、トリック・デイビス
 ぎこちない動きがいくつも見られ悪い試合。

2試合目−チャンドラー・マックルアーvs.シェイン・ストーム
 恐ろしいほど説得力のない技の数々。ひどすぎる試合。

3試合目−デイジー・ヘイズvs.ミッキー・ナックルズ
 ハード・ヒッティングと技巧的部分が巧く噛み合ってない気もしますがやっぱり面白いですね。
 平均レベル。

4試合目−ラリー・スウィニーズ・オープン・チャレン
 名乗りをあげたのはあの怪物・・・
 古典的な小悪党vs.怪物を演じました。
 平均レベル。
 
5試合目−ブランドン・トマセーリvs.クリス・ヒーロー
 可もなく不可もなく平均より少し上のレベル。

6試合目−NWA Xディビジョン王座戦:マット・サイダル(ch)vs.ジョシュ・アベクロンビーvs.マレク・ブレイブvs.ジョーイ・エンヴィ
 誰も全体図を考えてないものだからひどい試合に。

7試合目−ライアン・ボズvs.デリリウス
 うすのろのボズにデリリウスが
 いつものコメディー・ムーブで撹乱しながら立ち向かうと言う構図。
 悪くない試合。

8試合目−スティーブ・コリノvs.イアン・ロッテン
 The King of Old School対The Undisputed King of Hardcore
 と銘打たれるに値する素晴らしい試合になりそうな
 序盤の心理戦だったのですが
 唐突に乱入者が現れ6人タッグに変更。
 一転、只の場外乱闘と化してしまい
 見所はイアンとキングストン(コリノではなく)の
 ヘッド・バッドやストレートの応酬や
 ジェイコブスの高所からのダイブだけでして・・・
 がっかりさせられました。
 
特典−3本勝負:CMパンクvs.AJスタイルズ(8/20/04)
 まず序盤のレスリングが素晴らしすぎる。
 余りに心技体が充実しすぎて笑ってしまう程です。
 そこから丸め込み合戦、バックの取り合いとなるのですが
 唐突にここでAJが強引にカバーに持ち込みカウント3になってしまいます。
 まだ9分です・・・。
 2本目はパンクの腹攻めが中心で
 1本目のレスリング程の質ではありませんが中々良かったですね。
 ここでの決着方法は説得力がありながらも
 カウント2でも通用するので、
 これなら1本勝負でまったく同じ内容したらいいのにと思ってしまいます。
 試合時間も25分だったし。
 3本目はパンクがvs.アメドラ戦みたいに
 一極攻めをやや引きずり気味。
 しかしかなりの激闘です。
 フィニッシュは馬鹿馬鹿しい程長くコーナー上で攻防していますが、
 これまでの流れを考えると、ある意味相応しいと言えます。
 文句なしに好勝負。

総評 
 本編はちょっとひどいですね。
 イアンvs.コリノが、ちゃんと行われてたらまだしも。
 只特典の1戦はパンクのvs.AJにおけるベストと思われるので
 パンク・ファンなら手に入れることを検討してもいいかな。 
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

@3本勝負:CMパンクvs.AJスタイルズ(8/20/04)
  腕を中心としたチェーン・レスリング。
  AJがパンクのさせたい事をさせずやや優位に立っていたが
  フロント・ヘッド・ロックに返されるや素直にロープ・ブレイクで逃れ間を置く。
  再びチェーン・レスリング。
  パンクが蹴り飛ばして逃れた所で仕切り直し。
  お互い仕掛けて行く。
  AJがドロップ・キックを狙うも察知したパンクはロープに捕まって止まる。
  AJはパンクをロープに振ると両者ショルダー・タックルにいくがどちらも倒れない。
  AJは蹴り合いに打ち勝つとヘッド・ロック。
  パンクは強烈なフォア・アームズを決めるとミュール・キックからロープに走る。
  AJがドロップ・キックで迎撃。
  AJはニー・ドロップからカバー。カウント2。
  丸め込み合戦からバックの取り合い。
  AJが強引にカバーに持ち込み1,2,3(9分)!
  2本目が開始するなりAJがいきなりインサイド・クレイドル。カウント2。
  パンクは強烈なフォア・アームズを叩き込む。
  AJのスプラッシュを避けるとコーナーに叩きつけカバー。カウント2。
  パンクは腹、腰に狙いをつけ優位に立つ。
  そしてシャイニング・ウィザードを狙う!
  AJは避けると脚を取りアンクル・ロック。
  パンクは回転して逃れると再び脚を取ろうとしてきた所をアブナミドル・ストレッチ。
  AJは脚を叩きつけて逃れるとスタイルズ・クラッシュの体勢に!
  パンクは蹴りつけて逃れるとスピアーを狙うも避けられ場外に。
  AJがブランチャを決める。
  リングに戻し自身も戻ろうとした所にパンクのシャイニング・ウィザード炸裂!
  AJは戻ることが出来ずカウントアウト(16分)!
  パンクは引き続き腹を攻める。
  フォア・アームズを打ち合う。
  AJは連続で打ち勝つと延髄切りへ。
  パンクは避けるとロープに走る。
  両者クローズラインで相打ち。
  AJが猛反撃。
  スーパープレックスを狙う。
  パンクは防ぐと投げ落とし突進。
  AJは防いで一回転してのリバースDDTを狙う。
  パンクは耐えるとAJを抱え上げてガット・バスター。
  カバーするもカウント2。
  パンクがアブナミドル・ストレッチを決める。
  AJは逃れるとニー・クラッシャーからドラゴン・スクリュー。
  アンクル・ロックに捕らえる。
  パンクはロープを掴んで時間を稼ごうとする。
  AJはバック・スライドを防ぐとジャックナイフ固め。
  パンクはブリッジで起き上がるとバック・スライドと思わせネック・ブリーカーへ。
  AJがリバースDDTに切り返しカバー。カウント2。
  AJがコーナーに飛び乗るも体勢を崩される。
  パンクはショルダー・ブロックからスーパープレックスを狙う。
  抵抗され雪崩式ハリケーン・ラナに狙いを変える。
  AJが耐え雪崩式スタイルズ・クラッシュの体勢に!
  パンクはロープを掴んで逃れるとショルダー・ブロックからスーパープレックスを狙う。
  AJがサンセット・フリップ・パワー・ボムに切り返すがパンクはロープを掴んで耐える。
  AJはパンクの腰を殴りまくりスーパープレックスを狙う。
  パンクは防ぐとペプシ・プランジ!
  カバーし1,2,3!
  2対1でパンクの勝利(25分)!
  パンクが握手を求める。
  AJはハグして握手に応じる。
  会場からはThank Youコールが鳴り響く。

試合結果

@クラウディオ・カスタニョーリ、タイラー・ブラックvs.エミル・シトッチ、トリック・デイビス
Aチャンドラー・マックルアーvs.シェイン・ストーム
Bデイジー・ヘイズvs.ミッキー・ナックルズ
Cラリー・スウィニーvs.アビス
Dブランドン・トマセーリvs.クリス・ヒーロー
ENWA Xディビジョン王座戦:マット・サイダル(ch)vs.ジョシュ・アベクロンビーvs.マレク・ブレイブvs.ジョーイ・エンヴィ
Fライアン・ボズvs.デリリウス
Gスティーブ・コリノvs.イアン・ロッテン(ダブルDQ)
Hスティーブ・コリノ、エディ・キングストン、マイケル・シェインvs.イアン・ロッテン、エリック・キャノン、ジミー・ジェイコブス
@3本勝負:CMパンクvs.AJスタイルズ(2-1)(8/20/04)