NWA FUSION:Best of NWA FUSION 2013の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | タッグ王座戦、アイアン・マン・マッチ:エイデン・チェンバース、ブランドン・デイ(ch)vs.A-1(ジェファーソン・アーリー、ザッカリー・ヒルトン)(3/9/13) |
@タッグ王座戦、アイアン・マン・マッチ:エイデン・チェンバース、ブランドン・デイ(ch)vs.A-1(ジェファーソン・アーリー、ザッカリー・ヒルトン)(3/9/13)
A-1がNWAらしい古典ヒールで
ちょっとお間抜けでこずるく。
本格的なグラウンドもあり緩急ついていますね。
控えうけ等で盛り上げつつ
ブランドンのフィニッシャーのムーンサルトが炸裂。
A-1がフォール取られるぐらいならと椅子攻撃。
即座にフォールを奪い1-0になるはずが1-1で凌ぎます。
こずるさを印象付けましたね。
合体技でA-1がデイから連取し2-1。17分経過。
場外ボディ・スラムを打ったりデイの苦しさを印象付けます。
デイの表現次第ではもっと訴えかけられるところ。
デイは仕草による見せ方が欲しかったか。
タッチできるかできないかアメプロ・タッグの
コアで芳醇に見せきったのは素晴らしかった。
相手の卑怯な戦法に控えのブランドンがさっきの仕返しで椅子攻撃。
デイがそのまま被さり2-3。27分。
孤立を脱したブランドン、デイが連携技で押し切り3-3。
鏡合わせの綺麗な展開の中でスキルを十分に発揮し、
最初の30分間は非常に素晴らしかったですね。
エプロンRKO、トペで爆発させ場外乱闘。
ヒートが収まらないのを見てゲストGMがエニシング・ゴーズへの変 更をアナウンス。
この切り替えは盛り上がったものの
その後トルネード・ルールでの攻防が中心で
対して凶器を使うわけでもなかったですね。
ここは場外乱闘をがっつりするぐらいの方が
時間を埋めるためにもシーン切り替え的にも良かった印象。
40分経過。
激しい攻防で体を張った凌ぎ合い。
3-3からの流れとしてはぴったりです。
ただレフェリーのカウントが下手で邪魔されているし、
43分、44分のそれぞれのフォールは軽率でまったく不要。
逆にA-1のキーボード攻撃や
ブランドンのムーンサルトでこそフォールは決まるべきでした。
鉄階段によりハードコアに彩った攻防も
凶器である程度盛り上がりが保障されているからこそ
丁寧さを失って欲しくなかったですね。
最初の30分に比べると改善点が目立ちましたが、
それでも60分アイアン・マン・マッチをだれずに
やりきったのは評価高いですね。
最後のテーブルも割れないアクシデントの中で
フォローして時間内に収めてましたし。
ぎぎり好勝負。
(執筆日:3/?/19)