TOPアメリカン・プロレスどインディー →NEW:Wrestlefest XI 4/22/07

NEW:Wrestlefest XI 4/22/07の分析


名勝負 なし
好勝負 NEW王座戦、TLCマッチ:エグゼヴィアー(ch)vs.ジェイ・リーサル

総時間2時間10分。

いつも観客の入り具合が寒々しいIWAなんかがある一方で
このNEWなんかが満員御礼なんてのは
インディーって難しいものです。
さて大会名からしてNEW版WMなんでしょう。
しかしNEWオリジナルの試合は
やはり見るべき物がありません。
マーキュリーが出ていた2試合目、
質はともかく、中々盛り上がっていました。
3試合目のまぎらわしい名前をしているセイン、
歯科医時代のケインに似ている気がします。
それだけ。
ということで見所は最高でも
次の2試合だけとなりますけれどもどうなるか。

4試合目−NEW王座戦、TLCマッチ:エグゼヴィアー(ch)vs.ジェイ・リーサル
 エグゼヴィアーっていうと
 確かに実力はあるけど
 定期参戦が可能だからこそROH王者になれた
 パッとしないレスラーという印象ですが
 ロウ・キーとの1戦といい
 意外にラダー・マッチの才能がありますね。
 最近は目新しいムーブは出尽くしたために
 中途半端な過激化でお茶を濁す試合が多い中
 この試合はまたしても正攻法で魅せてくれます。
 見慣れたムーブでも
 ちゃんと焦らした末に決まるから
 単発でやるより盛り上がるし面白い。
 そこいらのレスラーだったら
 不発なんて出来ずに、とにかく回数こなそうと
 スポット・フェストに走ってしまう所です。
 只リーサルが脚を引っ張るシーンもちらほら。
 ヘタレ心を起こしてラダーからちゃんと落ちれないわ、
 只でさえブーイングが起きる確立の高い
 ロープに絡まって動けなくなるという
 フィニッシュ・シーンもちゃんと演じれず、わざとらし過ぎます。
 それでもぎりぎり好勝負。

ちょっとした激闘を終えたエグゼヴィアー。
5試合目の後で行われたカート・アングルのインタビュー時に
突っかかっていきタップするというお仕事を遂行。
いくらカートとはいえ自団体の王者を
簡単にタップさせるなんてプライドはないのでしょうか。

7試合目−NWA王座戦:クリスチャン・ケイジ(ch)vs.サモア・ジョー
 この試合を見て出た結論。
 クリスチャンはTNA以外では手抜きをする。
 俺は元スパスタなんだから見れるだけで満足しろよってな感じが伝わってきます。
 只盛り上げてるだけでまともに試合しない。
 WWE辞めて楽しくやっているのは良いですよ。
 でもXとは試合できないし、
 自分で参加する事を決めて出た他団体の試合になめてかかるようじゃあ
 クリスチャン株は降下の一途を辿るばかりです。
 平均にも及ばない。

総評
 どうでも良いNEWオリジナルの試合に
 勝手気ままなTNAの大物達。
 そんな中1人気を吐いたのはエグゼヴィアー。
 エグゼヴィアー・ファン(いるのか?)ならまだしも、
 それ以外の方はスルーでいいんじゃないでしょうか。
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

CNEW 王座戦:エグゼヴィアー(ch)vs.ジェイ・リーサル
  胸を付き合い殴り合う。
  リーサルが攻め込みダブル・アックス。
  エグゼヴィアーはジョー・ブリーカーを決めるとラダーを取りに行く。
  リーサルは妨害するとエプロンにぶつける。
  エグゼヴィアーは反撃するとリーサルをコーナーに逆さ吊りにしスピアー。
  リーサルが身動きできない内にラダーを手にする。 
  リングに入れようとした所にリーサルがベースボール・スライド。
  ラダーにぶつけてからラダーを登っていく。
  エグゼヴィアーが捕らえ中断からバック・ドロップ。
  エグゼヴィアーが登っていく。
  リーサルは殴り落とすと椅子を叩き込む。
  椅子をエグゼヴィアーの首に挟んで鉄柱にぶつける。
  リーサルがラダーを立てる。
  その隙を突いてエグゼヴィアーは椅子を叩きつける。
  ラダーを場外に落とすと頭部に椅子を叩き込もうとする。
  リーサルは受け止めると逆に頭部への椅子攻撃。
  テーブルを取り出しリングに入れる。
  その隙を突いてエグゼヴィアーが反撃。
  テーブルを場外に設置。
  リーサルがエグゼヴィアーにエルボーを入れテーブルに寝かせる。
  リングに戻りテーブルへのダイブを狙う。
  起き上がったエグゼヴィアーがリングに入りクローズライン。
  コーナーに椅子を設置し振りつける。
  リーサルは振り返すとコーナー前で踏みとどまったエグゼヴィアーにサンセット・フリップ。
  読んでいたエグゼヴィアーはスリング・ショットに返し椅子にぶつける。
  ラダーを登っていく。
  エグゼヴィアーが殴りつけ逆さ吊りにする。
  そこにミサイル・キック。
  リーサルは場外のテーブルをリングに入れコーナーに設置。
  そこへのブレーン・バスターを狙う。
  エグゼヴィアーが体勢を入れ替えるも持ち上がらない。
  リーサルは逃れると延髄切りにスーパー・キックでもたれさせる。
  そして突進。
  起き上がったエグゼヴィアーがテーブルへのエクスプロイダー!
  エグゼヴィアーはラダーを立てると思いきや
  ロープに立てかけパワー・ボムで試合を決めようとする。
  リーサルは持ち上げるとラダーへのスパイン・バスター!
  両者ダウン。
  リーサルがラダーを登っていく。
  エグゼヴィアーもラダーを登っていき殴り合う。
  両者落下。
  リーサルはボディ・スラムを決めるとダイビング・エルボー・ドロップだとアピール。
  コーナー上かと思いきやコーナーに置いたラダーを登っていく。
  エグゼヴィアーは起き上がるとラダーを揺らして落とす。
  エグゼヴィアーはリーサルの上にラダーを置くと勢いをつけて踏み潰す。
  エグゼヴィアーはリーサルをテーブルに乗せると張り合って
  ラダー上からのエクスクラメーション・ポイントを狙う。
  リーサルは起き上がるとラダーを登りエグゼヴィアーを捕まえる。
  そしてスーパープレックス!
  This is Awesome!This is Awesome!
  リーサルがラダーを登っていきベルトに手をかける。
  エグゼヴィアーが反対側から登っていきロー・ブローを決め押し落とす。
  しかし体勢を崩して落下しロープに股間を打ち付ける。
  エグゼヴィアーがテーブルの破片を投げつけると
  ふらついたリーサルはロープに腕が絡まってしまう。
  その隙にエグゼヴィアーがラダーを登りベルトを手にする!

試合結果

@ジェイソン・ブレイドvs.ブライアン・アンソニー
Aジョーイ・マーキュリー、ロメオ・ローセリvs.ザ・ナウ
Bマイケル・セインvs.フランキー・アリオン
CNEW 王座戦:エグゼヴィアー(ch)vs.ジェイ・リーサル
Dカート・アドニスvs.ロン・ゾンビ
Eジョシュ・ダニエルズvs.マイキー・バッツ
FNWA 王座戦:クリスチャン・ケイジ(ch)vs.サモア・ジョー