MAW:Hardcore Cup 5/26/02の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
2枚組み総時間は約3時間20分です。
@エイドリアン・セラノvs.ベアリー・マイク
見るに耐えないMMAスタイルのひどい試合でオープニング。
試合後セラノ率いるsWoをポンドが制裁です。
A1回戦、サムタック・デス・マッチ:ミッチ・ペイジvs.ディノ・バンビーノ
実力もないのにMAWという小さな団体では
TOPの一員であるバンビーノがミスもあって
ボディ・スラムを決めるまでに7分もかかるという
ぐだぐだ加減で始まるも
ペイジが画鋲を口に入れてのジョー・ブリーカーを食らった辺りから
何とか形にはなりました。
少し悪い試合。
B1回戦、エレクトリファイド・ライト・チューブス:イアン・ロッテンvs.2タフ・トニー
蛍光灯付きボードへの2タフ・ドライバーといった
ビッグ・スポットの数ではなく
その間の攻防、構成もしっかりやって見せるのはイアンならでは。
最後イアンがもたついたのは残念ですけど
これはまあまあ良い試合でした。
C1回戦、ラッキー21ステイプル・ガン:ネクロ・ブッチャーvs.ハードコア・クレイグ
まず21枚紙幣を打ち込んだら勝ちかと思いきや
21枚の紙幣をより多く打ち込んだほうが勝ち、
つまる所11枚打ち込んだら勝ちというルール。
さて見たことが無かったので
あなどっていたクレイグが意外に奮闘し
(それでも良い味だしまくりのネクロとは比べるべくもないですが)
熱戦になりました。
全身打ちまくるホッチキス・スポットの
合間も良い物を見せ単調にならず、
最後にネクロの火炎レッグ・ドロップという最終技まで出るに相応しい内容でした。
中々良い試合。
D1回戦、バーブド・ワイヤー・テーブルス、ボーズ、バット、ピラー・オブ・サルト:マッド・マン・ポンドvs.コーポラル・ロビンソン
観客席での殴り合いから始まると
ハサミを皮切りに各種凶器を良い感じに使っていきます。
ウェブの援護やバルコニー・ダイブも色を添え、熱戦に。
敢えて難をつけるのなら
バルコニー・ダイブまで出したのにフィニッシュが
視覚だけで実際には威力を下げるトラップだったのは・・・。
平均的な良試合。
Eストリート・ファイト:カーマイン・デスピリトーvs.ジェリー・メイワルド
血を流すしか能の無い人の試合なんて見るに耐えない。
カーマインが悪のオーナーで
そのオーナー権がかかっていようが
メイワルドが上手さではなく下手さによって大流血しようが
イアンが最後に乱入してこようが
It doesn't matterってなもんで・・・。
悪い試合。
F準決勝、ログ・キャビン・オブ・グラス・デス・マッチ:ミッチ・ペイジvs.イアン・ロッテン
試合前から両者シャツを脱ぎ捨てると
ほとんどひたすら蛍光灯を打ち合っていて
蛍光灯200本マッチのような過激な一戦に。
これまた最後の櫓の攻防があっさりしすぎな気もしますが
今回のトーナメントは熱戦続きですね。
中々良い試合。
G準決勝、タイペイ・デス・マッチ:ハードコア・クレイグvs.コーポラル・ロビンソン
残りのガラス破片をリング中央にぶちまけ始まったこの試合。
流石にネクロ戦を行った後のクレイグでは
他の熱戦より見劣りしますねぇ。
他ならぬその拳の一撃で幕というフィニッシュは素晴らしいだけに
それをもっと活かせる内容にできたのではと惜しまれます。
まあまあ良い試合。
HMAW王座戦:ディスファンクション(ch)vs.フランキー・デファルコ
デファルコ攻める→レフェリー巻き込まれる
→タップさせるも気絶中→セコンドが火炎玉攻撃で幕・・・
名目上団体トップの王座で
見事に見ごたえの無い試合ありがとうございます。
こういうのがあるからこそ
文明は進化しDVDにスキップ機能が加わったに違いありません。
ええ、まったくスバラシイデスネ。
悪い試合。
I決勝、4コーナーズ・オブ・ペイン、バーブド・ワイヤー・ラダー・マッチ:コーポラル・ロビンソンvs.ミッチ・ペイジ
まず試合形式。
有刺鉄線で上空に吊るされたトロフィーを
有刺鉄線が巻かれたラダーで取ったら勝利という試合形式。
実際の所あまり意味が無く
ロープに設置された蛍光灯がメインなんですけれど
舞台としては中々様になっていますね。
さて試合としては流石にダメージがあって動きは鈍いですけど
決して手抜きしたような内容ではなく
満足させるに足る消耗戦に。
まあまあ良い試合でした。
総評
これでよく10年近く続いているな、という
MAWオリジナルによるトーナメント外の試合はさておき
トーナメント自体はかなり平均点が高く成功していますね。
デス・マッチ・ファンなら候補にはなりますね。
DVD Rating:★★☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@エイドリアン・セラノvs.ベアリー・マイクA1回戦、サムタック・デス・マッチ:ミッチ・ペイジvs.ディノ・バンビーノ
B1回戦、エレクトリファイド・ライト・チューブス:イアン・ロッテンvs.2タフ・トニー
C1回戦、ラッキー21ステイプル・ガン:ネクロ・ブッチャーvs.ハードコア・クレイグ
D1回戦、バーブド・ワイヤー・テーブルス、ボーズ、バット、ピラー・オブ・サルト:マッド・マン・ポンドvs.コーポラル・ロビンソン
Eストリート・ファイト:カーマイン・デスピリトーvs.ジェリー・メイワルド
F準決勝、ログ・キャビン・オブ・グラス・デス・マッチ:ミッチ・ペイジvs.イアン・ロッテン
G準決勝、タイペイ・デス・マッチ:ハードコア・クレイグvs.コーポラル・ロビンソン
HMAW王座戦:ディスファンクション(ch)vs.フランキー・デファルコ
I決勝、4コーナーズ・オブ・ペイン、バーブド・ワイヤー・ラダー・マッチ:コーポラル・ロビンソンvs.ミッチ・ペイジ(優勝!)