H2O:Best of H2O 2020の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | マット・トレモント引退試合、ノー・ロープ・バーブド・ワイヤー&200ライト・チューブス・デス・マッチ:マット・トレモントvs.リッキー・シェイン・ペイジ(10/30/20) |
@ハードコア・キングダム4決勝、イリミネーション・マッチ:ストッケイドvs.チャック・ペインvs.デヴォン・ムーアvs.マウス(3/14/20)
リング横にセットされた高所かのスポットでそれぞれ脱落。
フィニッシュは派手に、の大原則に乗っ取っていますね。
決勝は疲弊してしまった意外に守られないのでこれは良かった。
他それぞれの個性も出ています。
ただデス・マッチとしてスターはいないので
試合を特筆すべき所まで押し上げることはできず。
平均的な良試合。
(執筆日:5/?/20)
Aマット・トレモント引退試合、ノー・ロープ・バーブド・ワイヤー&200ライト・チューブス・デス・マッチ:マット・トレモントvs.リッキー・シェイン・ペイジ(10/30/20)
デス・マッチ界の苦しい時期を支えたトレモント。
その時は過剰プッシュにも感じていましたが、
その後は立派なデス・マッチも幾多も残し
最終的には誰もが認めるレジェンドの位置にまで上り詰めました。
時代の区切りとなる試合。
会場の観客もそれにふさわしい熱量感で迎え入れます。
その相手はデス・マッチの質を担保しながら
憎まれ役としてトップ・ヒールの要素を持ち込んだRSP。
感傷的になり過ぎることなく
まずはRSPが仕掛けてトレモントをしばくシーンから。
この入りの感覚は流石で、
トレモントもRSPの煽りを信じて任せ
アクションは最小限に抑えて受けに徹して、らしさを見せます。
転じればRSPも思い切った受け身で、観客をスカッとさせる。
軽妙な切り返しや細かな攻防はありませんが、
雰囲気を作り上げ、魅了し、愚直に体を張っていきます。
トレモントの奥さんによる演出を挟んだ後、
トレモントがリングサイドの高台に登ります。
RSPに登ってこい、と呼び込むシーンこそデス・マッチを象徴するシーンであり崇高なシーン。
高台からどんなインパクトのあるスポットが生まれるのか
そこに期待する所はもちろんありますが、
何故そこに登るのかその意味付けこそが重要です。
事例数が多く成功例/失敗例分かれるWWEのHIACも同様ですね。
トレモントが驚異の粘りを見せつつも最後は力尽きてエンド。
ややアンチ・クライマックスではありますが、
これは等身大で最後終えるので仕方ない。
デス・マッチのリアル性とも表裏一体な面なので一概に文句はつけられない。
今回は特にこの後、個人マシュー・トレモントに戻る訳ですからね。
時代を牽引してきた最後にふさわしい素晴らしい試合でした。
文句なしに好勝負。
(執筆日:11/?/20)
注目試合の詳細
なし試合結果
@ハードコア・キングダム4決勝、イリミネーション・マッチ:ストッケイド(優勝!)vs.チャック・ペインvs.デヴォン・ムーアvs.マウス(3/14/20)Aマット・トレモント引退試合、ノー・ロープ・バーブド・ワイヤー&200ライト・チューブス・デス・マッチ:マット・トレモントvs.リッキー・シェイン・ペイジ(10/30/20)