TOPアメリカン・プロレスどインディー →Dreamwave:Good as Gold 9/10/11

Dreamwave:Good as Gold 9/10/11の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚、約2時間25分です。

@バリー・ライトvs.ヒューストン
 体格差のあるカードですが、
 ビッグ・マン、ヒューストンのタイミングを合わせが下手ですね。
 とても見てられないスカッシュ・マッチです。
 ライトも大したことない選手でした。

 CEOのジェイ・レプセルがメインの紹介。
 セキュリティーに守らせた上でオースチン・ロバーツを呼び込む。
 どうやらロバーツを敵視して王座戦に挑戦させまいとしているようです。
 王者のアシッドが登場し、お前らなんか知ったことか、
 俺は戦いから逃げない、といってロバーツとの王座戦が決定。
 前哨戦の乱闘はアシッドが押し勝つ。

A5番勝負第5戦:マルシェ・ロケット(2)vs.ニック・ブルベイカー(2)
 カウンターを生むために動いている部分があり、
 多量の技を含むには間の精度も不十分だし、関係性も十分構築されていない。
 終盤の駆け上がりスーパープレックスなどは
 特別な試合にふさわしいスポットではあるけれども
 この試合にフィットしていたとはとても言えない。
 どインディーのレベルで激戦を気取っただけ。
 悪くない試合。

Bメイソン・ベックvs.フィット・フィンレー
 相手の体を起こしたり押さえつけたりする。
 その根元に本来あるべきはずの強制力をフィンレーが見せてくれる。
 どの部分を掴めば動けなくなるのか、
 どうすれば相手が体を動かざるをえないのか。
 非常に厳しい攻めです。
 またベックの腹攻めに対しては絶妙の受け表現を見せている。
 最後をツームストンで締める組み立ても良いですね。
 フィンレーに只々感心する内容。
 ベックがたいした実力を持っていないが故の能力発揮な部分もあり、
 必ずしも同じ事がお互いの魅力をぶつけ合う試合で出来るとは限りませんが、
 (実際PWGの試合でこの試合程感心はしませんでした)
 インディーのトップ・レスラーと渡り合う事もまだ十分に可能と信じさせるに十分な内容です。
 まあまあ良い試合。

ライランド・フォックス、ブライアン・ネルソンがアピール。
呼び出されたベビーフェイスが入場口ではなく背後から入り椅子攻撃。

C世界王座戦:アシッド(ch)vs.オースチン・ロバーツ
 ロバーツは格好をつける事の重要性が分かっています。
 小さい団体であっても王者を経験する事は大きいようですね。
 アシッドも割かししっかりしていて硬派な内容となっています。
 一方で中々試合が展開せず同じ事を続けている。
 たいして印象に残る事をしていないのに
 間を開けてドラマチックに見せようとするものだから
 見ていて疑問符が頭に浮かぶ。
 最後はレフェリングを絡めた演出ですが、
 見せ方が下手で更に印象は悪くなる。
 他のレスラーに比べて王座戦のレスラーにふさわしい事は実感できたが
 いまいちな試合内容であった事は否めない。
 少し悪い試合。
 
 レプセルが現れロバーツと合体。アシッドを叩きのめす。

Dグッド・アズ・ゴールド・ランブル
 30人参加のロイヤル・ランブルで
 勝者はいつでも王座に挑戦できるという所謂MITBの権利を得る事が出来る形式。
 AIWも同じですね。
 しかしAIWに比べてキャラも技量も劣るために
 ロイヤル・ランブルの欠点、
 多人数でグダグダになり特に見所も生まれない、がまんま出ています。
 ゼロ・グラヴィティーが参加者の中では良かったですね。
 後フィンレーも目立ったスポットこそ与えられていませんでしたが、
 大勢に埋もれるシーンでもしっかりと休み・動いていました。
 一応巨漢のジャスティスを含むヒール軍という定番ネタもあるのですが、
 サプライズで登場したプリンス・アリが全員を落として
 自らもダイブで颯爽と脱落していったので中盤で完全に終結。
 その後の戦いなんてどうでも良いや、って状態になっていましたね。
 少し悪い試合。

総評
 ロイヤル・ランブルはどインディーらしい失敗作です。
 という事で敢えて手に入れるならフィンレー目当てで。
DVD Rating:☆☆☆☆☆
(執筆日:11/21/11)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@バリー・ライトvs.ヒューストン
A5番勝負第5戦:マルシェ・ロケット(2)vs.ニック・ブルベイカー(3)
Bメイソン・ベックvs.フィット・フィンレー
C世界王座戦:アシッド(ch)vs.オースチン・ロバーツ(新チャンピオン!)
Dグッド・アズ・ゴールド・ランブル(優勝者:ウェイロン・ベック)