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C4:Best of C4 2013の分析


名勝負 マイク・ベイリーvs.マイケル・エルガン(3/9/13)
好勝負 ファンズ・ブリング・ザ・キーボーズ:マイク・ベイリーvs.スコッティ・オーショア(4/27/13)

@マイク・ベイリーvs.マイケル・エルガン(3/9/13)
 ベイリーの伸びやかな蹴りはエルガンと
 タフな打撃戦を成立させるに足ります。

 不規則な余韻の中で規律された素晴らしいムーブ。

 エルガンのパワフルな攻め一発一発は
 シチュエーションを際立たせ、
 そこから後半のジェットコースターのような攻防。

 連続ジャーマン・スープレックス・ポールドなど
 卓越した技のセンスを個の試合で見せており、
 エルガンがブレイクした10年代末の感覚を先取りできている。

 終盤も最高にスケール・アップさせており、
 これでも決まらないのか、というニア・フォールが幾つも。

 ベイリーがもっと死にそうな感じを出せば文句なし。
 その表現力の点でベイリーがまだグリーン・ボーイでしたが、
 それを踏まえても尚スタンディング・オベーションに値する激戦。

 ぎりぎり名勝負。

Aファンズ・ブリング・ザ・キーボーズ:マイク・ベイリーvs.スコッティ・オーショア(4/27/13)
 ウェポンズではなくキーボーズ。
 これが正解でしたね。

 ウェポンズだと時間を埋める形になりますが、
 単一凶器だとその凶器をスケール・アップさせることができる。

 攻防でキーボーズを高めつつ
 凶器抜きのベースの攻防も観客席へのFAスラムなど
 激しく、ハイ・テンポなもので見応えあり。

 後半キーボード攻撃からオーショアが主導権。
 前半でしっかりキーボードを立てたからこそ
 若手が苦しむ中盤において
 キーボードを絡めたスポットというだけで
 大きな盛り上がりを生むことが出来、楽に構築できていますね。
 
 テープでロープに固定されつつも脱出したベイリーが
 キーボードを脚につけ蹴りを放ちます。
 この使い方は若手の情熱とハードコアが見事に融合していて素晴らしかった。
 キーボードの叩き付け合いもして完全燃焼です。

 文句なしに好勝負。

 (執筆日:1/?/20)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@マイク・ベイリーvs.マイケル・エルガン(3/9/13)
Aファンズ・ブリング・ザ・キーボーズ:マイク・ベイリーvs.スコッティ・オーショア(4/27/13)