AEW:Fyter Fest 6/29/19の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | コーディvs.ダービー・アレン ケニー・オメガ、ヤング・バックスvs.ルチャ・ブラザーズ、ラレド・キッド ノン・サンクションド・マッチ:ジョン・モクスリーvs.ジョーイ・ジャネラ |
@タッグ王座トーナメント・バイ獲得戦:ベスト・フレンズvs.SCUvs.プライベート・パーティ
Aアリーvs.レヴァ・ベイツ
Bハードコア・マッチ:マイケル中澤vs.アレックス・ジャビリー
@CIMA vs.クリストファー・ダニエルズ
A里歩vs.坂崎ゆかvs.ナイラ・ローズ
Bハングマン・ペイジvs.MJFvs.ジミー・ハヴォックvs.ジャングル・ボーイ
Cコーディvs.ダービー・アレン
序盤は点を抑えて牽制合戦を見事に表現。
コーナーに投げられたアレンが
鉄柱にまでぶつかるハードな受身で中盤に繋ぎます。
ここでコーディが見事な試合運びを見せます。
アピールの使い方、フォールに行く際の緩急など素晴らしく、
前回の試合がまぐれではなかったことを感じさせます。
またアレンの受身も良いですね。
一つ一つの技を派手に見せてくれるので、
コーディは能動的に過激技に走らずに済んでいる。
そっち方向に行くとNJPW参戦時みたいに
頭打ちになったコーディならではの魅力から離れてしまいますからね。
アレンが腕攻めを反撃の布石として見せつつ、
クライマックス直前にまたもや大きなスポットを。
アレンがエプロンへのダイビング・バック・エルボー自爆。
交通事故のようなこの壮絶な体の張りようには驚きましたね。
こういったスポットを20分の試合時間の為に適切に配置しつつも
少し無機質な置き方でもあるのが欠点ですが、
最後にぎゅっと締めて時間切れ前を演出しているので
発散した印象を与えなかったのは良かった。
両者良い仕事でした。
ぎりぎり好勝負。
試合後ショーン・スピアーズがコーディを襲撃し椅子攻撃。
Dケニー・オメガ、ヤング・バックスvs.ルチャ・ブラザーズ、ラレド・キッド
ゲーム大会のイベントとあって
バックスはリュウ/ケン、オメガは豪鬼として入場演出されていますね。
試合は序盤から三人同時ダイブなど
派手で複雑なスポットを出し惜しみ無く投入。
少しムーブの為に合わせに行っている所があり、
ハイ・フライヤー詰め込みのカードならともかく
トップ・スターを含んでいるので
シングルでのスター・アピールもより織り交ぜて欲しいというのは欲張りか。
この大会ならではの3人同時波動拳など
終盤も趣向を凝らしたスポットを織り交ぜていて
彼らにしかできないものを見せてくれました。
ぎりぎり好勝負。
Eノン・サンクションド・マッチ:ジョン・モクスリーvs.ジョーイ・ジャネラ
早々に場外戦に転じるとテーブルに椅子、と
真っ向からラフ・ファイト。
モクスリーが軽い流血をしながら
らしさを存分に出した試合運びでリード・ラインを引きます。
有刺鉄線椅子や場外テーブル葬も飛び出し、
元WWEだからとネーム・バリューで誤魔化さず
体をどんどん張っていくスタイルだったのには驚きでしたね。
テンポ・コントロールも素晴らしく、
このスタイルでインディーで名を上げていた
ジャネラが霞んでしまった程でした。
ダメージ表現は丁寧なのですが、
対モクスリーという点ではそこを犠牲にしても
もう少しジャネラとしての主張が欲しかったですね。
ラダー上から場外テーブルへのダイビングエルボーなど
序盤のハードコア・スポットを上回るものが
クライマックスには用意されていて過激なメイン・イベントでした。
ぎりぎり好勝負。
試合後オメガが現れモクスリーを襲撃。
総評
ゲーム・イベントとのコラボ大会ながら
オール・ジャンルを押さえたAEWらしい大会に仕上がっています。
その中でもシングルが少し弱い印象がある中で
コーディがフロックではないことを証明したことはAEWとして大きい。
後は揉めているPacが合流すれば大きいですね。
今見ている限りではPacを常勝させた所で問題なさそうですけど。
Rating:★★★★☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@タッグ王座トーナメント・バイ獲得戦:ベスト・フレンズvs.SCUvs.プライベート・パーティAアリーvs.レヴァ・ベイツ
Bハードコア・マッチ:マイケル中澤vs.アレックス・ジャビリー
@CIMA vs.クリストファー・ダニエルズ
A里歩vs.坂崎ゆかvs.ナイラ・ローズ
Bハングマン・ペイジvs.MJFvs.ジミー・ハヴォックvs.ジャングル・ボーイ
Cコーディvs.ダービー・アレン(20分時間切れ)
Dケニー・オメガ、ヤング・バックスvs.ルチャ・ブラザーズ、ラレド・キッド
Eノン・サンクションド・マッチ:ジョン・モクスリーvs.ジョーイ・ジャネラ