50-60年代のプロレス:Best of Chicago 1950sの分析
名勝負 | なし |
好勝負 | ロッキー・コロンボvs.ラリー・チェン(9/25/53) |
①ロッキー・コロンボvs.ラリー・チェン(9/25/53)
(カットあり)
ボディ・スラムの打ち合いというホットな出だしから
レスリングですが相手をグラウンドに転がす際の動きの切れ味に驚きますね。
中盤激しくロープにぶつかったり、
バックを取られまいと四つん這いでかわしあったり、
カバーの体勢の変え合いなど
型にはまらない攻防も中盤は多く見られましたね。
アーム・ロックを食らっていた状態から持ち上げて
コーナーにのせ離れるかと思いきやドロップ・キック、など
同じく53年とはとても思えない派手なスポットもありました。
その中には教科書にのる前のスポットを活かした攻防作りや鏡合わせ等オリジナルの努力も。
ただ逆に言えばだからこそ他の部分の攻防が
対照的に散文化して見える原因になっていますが、
53年で時代を先取りしようとすると仕方ないことでしょう。
53年のMOTY。
文句なしに好勝負。
(執筆日:8/?/20)