TOP他大陸のプロレスwXw →wXw:Best of wXw 2019 part.3

wXw:Best of wXw 2019 part.3の分析


名勝負 なし
好勝負 イルヤ・ドラグノフvs.デイヴィッド・スター(10/6/19)

デイヴィッド・スターvs.イルヤ・ドラグノフ(11/9/19)

@FF決勝:ルフィストvs.レイラ・ハーシュ(10/5/19)
 ルフィストが容赦ない頭部攻撃で潰し合いを演出。
 流石百戦錬磨と思わせる出来ですね。

 そこから脚攻め。
 そこに至る理由付けが薄いものの
 展開としての変化、それによる見せ方は良い。

 レイラはキャリアが浅く、かなり荒削りですが、
 真面目で素直に動くので
 ルフィストも全力でレイラを持ち上げましたね。

 エプロンから観客席へのパワー・ボム、
 打撃の打ち合いで切り替えて
 終盤の大技の盛り上げも成功。

 ベテランがルーキーを引っ張り決勝としてふさわしいクオリティを実現させました。
 好勝負に少し届かず。

AwXw統一王座戦:ティモシー・サッチャー(ch)vs.ジョナサン・グレシャム(10/6/19)
 じっくり魅せるグラウンド。
 ティモシーの体格差を活かした高圧的な仕掛けに
 グレシャムの脱するための試行錯誤。
 心理の通った攻防ですが、
 テクニカル性が尖りきらず、
 このカードに抱く期待感に比べると下回るか。
 クオリティ自体はしっかりしているんですけれども。
 中々良い試合。

Bイルヤ・ドラグノフvs.デイヴィッド・スター(10/6/19)
 入場時にステージでの殴りあいから始めると
 トペに観客席墜落など激しい場外戦。
 まだ5分とは思えない攻めと攻めのぶつかり合いでっす。
 
 インパクト十分で休んでも十分試合として魅せれるにも関わらず
 最後までブレーキをかけることなく駆け抜けました。
 10分ちょっとながら圧巻でした。
 ぎりぎり好勝負。

Cデイヴィッド・スターvs.イルヤ・ドラグノフ(11/9/19)
 スタートするなりお互い意表を突く仕掛け合い。
 どうなるのか読めず、めまぐるしい攻防に見入ってしまいますね。

 それは単なる攻防だけに終わらず
 展開、演出にも同様のことは言えて、
 コーナークッションに腕を入れて固定、
 レフェリーが救い出す際にクッションを外して金具露出というのも面白いアイディアでした。

 タフマン表現で圧倒的な攻防量を誇り、
 もう滅茶苦茶なのですが、
 その中で今をときめくスターはストーリーを語っているし、
 技ではない金具がそれらを丸く収めるキーポイントとして効いている。

 ぎりぎり好勝負。

Dボビー・ガンズvs.アレキサンダー・ウルフ(11/29/19)
 ガンズが不意を付いて殴りつけ腕攻撃。
 キャラを前面に出してきて、WWEのウルフを食おうとします。
 この積極性は良いですね。

 ウルフは守勢に回り、耐えて耐えて
 アッパーカート・スタイルでの反撃。
 構成は綺麗ですが、ガンズがここまで我を押し出してきた中で
 ウルフが少し受けすぎな印象もあります。

 それでも観客も十分にのって雰囲気は良く、
 両者ダウンの中で自然発生的に観客が立ち上がって
 エールを送り始め、ラッシュ・ファイトに繋がって行く
 シーンは印象的でしたね。
 
 好勝負に少し届かず。

EwXw統一王座戦:ティモシー・サッチャー(ch)vs.デイヴィッド・スター(11/29/19)
 ねちっこくスターが体格差を封じる密着レスリング。
 相手のペースに持ち込ませない
 技を決めれるようになるまでの緻密な事前の構築はらしさを感じますね。

 中盤はそれに比べると少し落ちますが、
 お互い意図を持って攻防に表情付けをしたり、
 スタイルの明確化など見所は多い。

 特別でなくとも良い化学反応を見せました。
 最後はガンズが現れての締めでしたが、
 2人の趣味嗜好から外れたフィニッシュではなく悪くない。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:12/?/19)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@FF決勝:ルフィスト(優勝!)vs.レイラ・ハーシュ(10/5/19)
AwXw統一王座戦:ティモシー・サッチャー(ch)vs.ジョナサン・グレシャム(10/6/19)
Bイルヤ・ドラグノフvs.デイヴィッド・スター(10/6/19)
Cデイヴィッド・スターvs.イルヤ・ドラグノフ(11/9/19)
Dボビー・ガンズvs.アレキサンダー・ウルフ(11/29/19)
EwXw統一王座戦:ティモシー・サッチャー(ch)vs.デイヴィッド・スター(11/29/19)