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wXw:Best of wXw 2018 part.5の分析


名勝負 イルヤ・ドラグノフ、ウォルターvs.カラマリ・サッチ・キングス(クリス・ブルックス、ティモシー・サッチャー)(10/27/18)
好勝負 ティモシー・サッチャーvs.ウォルター(11/17/18)
 
リングカンプ(アクセル・ディーターJr.、ティモシー・サッチャー、ウォルター)vs.ブリティッシュ・ストロング・スタイル(ピート・ダン、トレント・セヴン、タイラー・ベイト)(12/22/18)

@FF決勝:里村明衣子vs.ルフィスト(10/6/18)
 テンション高い打撃戦は良いし、
 場外を使った構成は形になっている。
 しかし無理に押し込めている部分はあるし、
 決勝としてはもう少し高度なものも見たい。
 ヨーロッパの女子も新星著しいのに
 いまさらルフィストが出しゃばるのも良くない、と思ってしまう内容。
 平均より少し上。

Aイルヤ・ドラグノフ、ウォルターvs.カラマリ・サッチ・キングス(クリス・ブルックス、ティモシー・サッチャー)(10/27/18)
 クリスはウォルター相手に体格で押されつつ常に反撃。
 イルヤとはハードヒットとキャッチのスタイル・クラッシュ。
 そのイルヤにティモシーは本来の迫力ある姿を取り戻し、ハード・ヒットと激突。
 そしてティモシーとウォルターは
 今年のトップ・マッチとして終盤の起爆剤。
 4通りのシングルがそれぞれ、
 他の組み合わせのシングルに活きている相乗効果。
 そこに連携技も組み合わさって最高の試合になりました。
 ぎりぎり名勝負。
 (執筆日:10/?/18)
 
Bティモシー・サッチャーvs.ウォルター(11/17/18)
 圧力のウォルターとテクニックのティモシー。
 スタイル分けしながら均衡したやり取り。
 ハーフ・ボストンにひっくり返す際に蹴るなど
 ティモシーが打撃要素を効果的に使うことで
 遺恨を上手く表現していますね。
 ウォルターもフラッストレーションの表現が良い。
 2人の最高の形ではないものの
 個人的闘争のストーリーをしっかり落とし込んで見せました。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:3/?/19)

CwXw統一世界王座戦、ストリート・ファイト:イルヤ・ドラグノフ(ch)vs.PCO(11/17/18)
 ショルダー・タックル合戦から椅子チャンバラ、トペ合戦に始まり、
 椅子、ラダー、ボードのハードコア・スポットまで。

 ごつごつとした攻め合いで
 双方体を張っていきますが、
 特に40歳を超えるPCOのそれが目を見張ります。

 とはいえPCOの制限の中で作る為、
 ハードコア・スポットの構成ありきで間を埋めています。

 それは正攻法ではあるものの
 これで勝負せざるを得なくなったら
 メインを張るのは少し厳しいと言わざるを得ない。
 ミッドカードなら十分ですけどね。

 終盤はイルヤが流血し、
 一層の体の張りようでデス・マッチ的に盛り上げ。
 ただそういうリアルな面で盛り上げをするなら
 最後PCOのキャラ的なカウント1返しはむしろ水を差す行為で不要。

 PCOの体を張ったトップ・マッチの一つは26分にも及びました。
 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:12/?/19)

Dリングカンプ(アクセル・ディーターJr.、ティモシー・サッチャー、ウォルター)vs.ブリティッシュ・ストロング・スタイル(ピート・ダン、トレント・セヴン、タイラー・ベイト)(12/22/18)
 BSSは体格で劣るので小細工でティモシーを孤立させます。
 ホット・タッグのアクセルは控え受けのサポートを受けながら派手に。
 豪華カードですが、構築自体はシンプル・ロング・マッチ仕様。
 前半は控えめでしたが、後半に入ると
 BSSが一気にタッグの絵を作って勢い付けるので
 本来期待していた英国トップ・チーム対決になっていきます。
 一方で1対1のやり取りもハードで見応え十分。
 ただ連打するだけでなく一つ一つ丁寧に
 細かな所作に基づいた見せ方をしているのは好感が持てる。
 最高潮の盛り上がりのままフィニッシュ。
 文句なしに好勝負です。
 (執筆日:3/?/19)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@FF決勝:里村明衣子(優勝!)vs.ルフィスト(10/6/18)
Aイルヤ・ドラグノフ、ウォルターvs.カラマリ・サッチ・キングス(クリス・ブルックス、ティモシー・サッチャー)(10/27/18)
Bティモシー・サッチャーvs.ウォルター(11/17/18)
CwXw統一世界王座戦、ストリート・ファイト:イルヤ・ドラグノフ(ch)vs.PCO(11/17/18)
Dリングカンプ(アクセル・ディーターJr.、ティモシー・サッチャー、ウォルター)vs.ブリティッシュ・ストロング・スタイル(ピート・ダン、トレント・セヴン、タイラー・ベイト)(12/22/18)