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wXw:Best of wXw 2017 part.2の分析


名勝負 なし
好勝負 ウォルターvs.アクセル・ディーターJr.(4/29/17)

@ウォルターvs.アクセル・ディーターJr.(4/29/17)
 WWE行きが決まったアクセル。
 数少ない試合の中でリングケンプ対決が組まれました。
 ウォルターの重いチョップを受けながらも
 ダブル・クロスチョップで真っ向から打ち返す気の強さ。
 そしてウォルターにコントロールされる中で
 受け手として見せる細やかなリアクション。
 これがアクセルの魅力ですね。
 良く知ったるウォルターも丁寧に対応するので
 観客はしっかりと引きこまれていきます。
 ウォルターのスリーパーをめぐる攻防、
 それを受けてウォルターの脚攻め、という展開も良かったですね。
 ただ息詰まる試合の良さもある反面で
 それまでの局面から一気に沸点に到達するようなスポットが
 少し欲しいかなという気もします。
 ぎりぎり好勝負。

Aショットガン王座戦:エミル・シトッチ(ch)vs.アンヘリコvs.フェニックスvs.ペンタゴンJr.(5/13/17)
 4人統制の取れた動きを要所に挟みますが、
 メイン部分は1vs.1で技をスムーズに繋いでいく形。
 普段見られないLU勢が
 ドライバー系など過激な技を連発して大きく盛り上がりました。
 4ウェイながら最終的にカットが入れられず
 決着することに違和感を感じない程ではありましたが、
 構成は非常に単純なのが玉に瑕。
 中々良い試合。

Bショートカット・トゥ・ザ・トップ・マッチ(7/1/17)
 (WWEでいうロイヤル・ランブルです)
 トップ・スターの道を駆け上がっているスターを2番手に配置。
 各種チームやヘビー級も適度に配置されているかと思いますが、
 WWEと比べるとやはりキャラが薄い。
 そうするとアクションで勝負したい所。
 エプロン際の落ちる落ちないの見せ場は決して少なくありませんが、
 多いともいえない程度。
 スターがいつぞやのHBKみたいに魅せられれば良かったのですが、
 流石にそこまでは無理か。
 最後は衝撃のエンディング。
 残りがスターvs.RISEの3人になった際に
 救急室に運ばれていたクリンガーがカムバック。
 これでクリンガー、スターvs.RISEかと思いきや、
 クリンガーがスターの不意を突いて落とします。
 そしてRISEは自らリングから下り、
 残ったクリンガーがシャツを脱ぐと
 下にはRISEシャツを着ていて、RISE入りを表明というもの。
 つまり攻防がなくブック演出になった訳ですが、
 ここまで振り切ればこれもありかな、と思えてしまいます。
 中々良い試合。
 (執筆日:8/?/17)

Cイリミネーション・マッチ:RISE(ジョン・クリンガー、アイヴァン・キーフ、ピート・バウンサー、ヤング・ライオンズ(ラッキー・キッド、タルカン・アスラン))vs.ジューン・シモンズ、デイヴィッド・スター、イルヤ・ドラグノフ、A4(マリウス・アル・アニ、アブソリュート・アンディ)(9/30/17)
 入場するなり両軍入り混じっての大乱闘。

 変に序盤の様式立てをせずに荒々しさを保って、
 一人からタッグ、チームとしてやるものまで
 様々な見せ場を生んで繋いでいきました。

 見応えがありましたが、
 クリンガーが孤立し追い込まれるシーンはどうかと思いますね。
 見せ場としてはありですが、
 両軍比較したときにRISEの面子の弱さは否めないので、
 クリンガーは強く引き立てておいた方がより盛り上がった印象です。

 ラッキー・キッドのベルト攻撃を皮切りに
 A4、ヤング・ライオンズが凶器攻撃を打ち合い、
 4人まとめてDQ処分、と大きく動かしてきました。

 大きな衝撃を落ち着けて定着させるや、
 脱落を続けてイルヤvs.ピート、クリンガー。

 ただ2対1の演出が弱く、
 イルヤvs.クリンガー自体も脱落者の乱入やレフェリー誤爆などの
 ブック演出が目立ち個々の攻防自体はそこまで特筆すべきものではなかったですね。

 ワン・フォー・オールで飽きない36分マッチでしたが、
 後一押し個の力で押し上げて欲しかったですね。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:12/?/19)

DWTTL戦:リングケンプ(ウォルター、ティモシー・サッチャー)vs.ブリスコ・ブラザーズ(10/6/17)
 共通認識取りやすい外殻要因から段取りすると
 ブリスコズがトペにムーンサルトを決め主導権を取り返します。
 孤立したティモシーに対しての連続攻撃はこと欠かない。
 タッチしたウォルターがスープレックス・マシーンで爆発させます。
 ただこれをやるならウォルターをレスナーばりの強設定にしても良かった。
 ブリスコズなら引き出しの数で対抗できるのでは。
 これでも悪くはないですけどね。
 マイナス点は少ないがもっと深く交わって欲しかった。
 好勝負に届かずもなかなか良い試合。
 (執筆日:1/?/18)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ウォルターvs.アクセル・ディーターJr.(4/29/17)
Aショットガン王座戦:エミル・シトッチ(ch)vs.アンヘリコvs.フェニックスvs.ペンタゴンJr.(5/13/17)
Bショートカット・トゥ・ザ・トップ・マッチ(優勝者:ジョン・クリンガー)(7/1/17)
Cイリミネーション・マッチ:RISE(ジョン・クリンガー、アイヴァン・キーフ、ピート・バウンサー、ヤング・ライオンズ(ラッキー・キッド、タルカン・アスラン))vs.ジューン・シモンズ、デイヴィッド・スター、イルヤ・ドラグノフ、A4(マリウス・アル・アニ、アブソリュート・アンディ)(9/30/17)
DWTTL戦:リングケンプ(ウォルター、ティモシー・サッチャー)vs.ブリスコ・ブラザーズ(10/6/17)