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wXw:Best of wXw 2016の分析


名勝負 なし
好勝負 ビッグ・ダディ・ウォルターvs.デイヴィッド・スター(1/30/16)

アクセル・ディーターJr.、ビッグ・ダディ・ウォルター、ダ・マックvs.ティモシー・サッチャー、マーティ・スクール、トミー・エンド(2/13/16)

マーティ・スクールvs.ウィル・オスプレイ(4/22/16)

@ビッグ・ダディ・ウォルターvs.デイヴィッド・スター(1/30/16)
 ウォルターvs.スター・シリーズの記念すべき初戦。

 圧倒的体格差にも関わらず平手合戦を挑むスター。
 無謀とも思える気の強さですが、
 ウォルターの不慮の流血もあって
 説得力感ある一進一退に仕上がっています。

 後半出だしウォルターが執拗にニー、クローズラインを連打。
 スターはまだまだダメージ表現が不十分なので、
 受け手によるスケール・アップはありませんが、
 それでも十分すぎる程の攻めでスターが壊れるのでは、と思う程。
 
 完成されずとも強烈なインパクトを残す内容でした。
 ぎりぎり好勝負。 

Aビッグ・ダディ・ウォルターvs.デイヴィッド・スター(2/6/16)
 数え歌2戦目。
 スターが道化的な部分、
 観客の反応を図り取る感度の良さを見せ、
 開始直後からしっかりとストーリー・テリング。

 2人だけの攻防を双方向の提案で
 次々と生み出していくので面白いですね。

 オープニングということで9分に収まっていて
 スターはジョバー的切捨て方を最後はされるので終盤はないも同然ですが、
 その中盤までの攻防のいてスターのキャラで
 相当の一進一退の量を稼いで見せました。
 お見事。

 好勝負に少し届かず。

Bアクセル・ディーターJr.、ビッグ・ダディ・ウォルター、ダ・マックvs.ティモシー・サッチャー、マーティ・スクール、トミー・エンド(2/13/16)
 レスリングに打撃戦、ハイ・フライング、と
 このカードならではの幅広い見せ場を提供していますね。

 全員での乱戦を挟んで、
 一気にギアを上げていきます。
 上げるのは比較的簡単。
 この後マックの孤立シーンに落ち着ける所に
 より技量が求められますが上手くやっていますね。

 終盤は再び激しい攻防ですが、
 ウォルターとティモシーのトップ・マッチが
 思惑通り非常に見応えのあるものになっていますね。
 そしてこの組み合わせを中心に
 他も勢いを落とさずに続き密度の高い試合になりました。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:12/?/19)

Cティモシー・サッチャーvs.タイラー・ベイト(3/10/16)
 グラップル対決。
 ティモシーが体の大きさを活かして圧力をかけ、
 ベイトもそれに屈せずテクニックで対抗。
 脚を絡ませて倒立で握手したり、
 四方に走りアブナミドル・ストレッチを決める等
 拘りのレスリングにのめりこみます。
 ベイトがティモシーの世界観に入り充実の試合となりました。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

Dマーティ・スクールvs.ウィル・オスプレイ(4/22/16)
 序盤から中盤にかけての部分は
 これといったスポットがないまま簡略化しているので微妙でしたが、
 流石にこの年の数え歌として鳴らしたカード。
 後半には強烈な緩急で
 こんなムーブをするか、これでも決まらないのか、と
 観客が1ムーブ全てで盛り上がるような熱量の攻防に発展しました。
 何度も観ていたので想像していましたが、
 相変わらずその上を越えてきますね。
 ぎりぎり好勝負。

Eマーティ・スクールvs.ザック・セイバーJr.(4/23/16)
 LotNS対決。
 普通なら特別な試合にしようとする
 ブッカー側の意図もあるのですが・・・。
 売れ線の盛り上げは少な目。
 オールド・スクールなUKレスリングを志向したところが
 あるのかもしれませんが、その点から見ても上質とは言い切れません。
 平均的な良試合程度。
 (執筆日:8/?/17)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ビッグ・ダディ・ウォルターvs.デイヴィッド・スター(1/30/16)
Aビッグ・ダディ・ウォルターvs.デイヴィッド・スター(2/6/16)
Bアクセル・ディーターJr.、ビッグ・ダディ・ウォルター、ダ・マックvs.ティモシー・サッチャー、マーティ・スクール、トミー・エンド(2/13/16)
Cティモシー・サッチャーvs.タイラー・ベイト(3/10/16)
Dマーティ・スクールvs.ウィル・オスプレイ(4/22/16)
Eマーティ・スクールvs.ザック・セイバーJr.(4/23/16)