wXw:Best of wXw 2007の分析
名勝負 | SAWデス・マッチ:ドレイク・ヤンガーvs.サムタック・ジャック(3/11/07) |
好勝負 | wXw王座戦:アーレス(ch)vs.クリス・ヒーロー(10/27/07) |
@SAWデス・マッチ:ドレイク・ヤンガーvs.サムタック・ジャック(3/11/07)
コーナーにかみそり付き椅子をはめて
試合開始時の舞台を整えつつ
徐々にその凶器から意識を逸らして行き、
手錠、鋸と凶器でストーリーを紡いでいきます。
ストーリーは素晴らしいが、
過激さはないのかな、と思ったら
電動錐という恐ろしいスポットもありつつ、
と思いきや、やりすぎず、
そこは荒涼とした雰囲気感で十分に補っています。
SAWということで残虐な要素をイメージさせますが
そこで提示されたのは美しいストーリーに構成。
しかして、ふと思い返せば
SAWの1作目はグロ要素ではなく構成の上手さで名作となっていたのでした。
確かにこれではまさしくSAWデス・マッチ。、
ザンディグ、ネクロからデス・マッチを引き継ぐ
ヤンガー世代の目指すべき理想系がここにはあります。
ぎりぎり名勝負。
AwXw王座戦:アーレス(ch)vs.クリス・ヒーロー(10/27/07)
50分超えのロング・マッチ。
序盤はグラウンドでアーレスが腕狙い、ヒーローが脚狙い。
退屈させないようにスタンディングも一部絡ませつつ
グラウンドでしっかり時間を稼いでいきます。
ロング・マッチの経験数が段違いな
ヒーローだけ合って時間配分は流石ですね。
20分からは得意技を狙い始めますが、
防がれてしっかり前振りとしてストックしていきます。
カバーを極力減らした試合運びも良いですね。
30分を過ぎて得意技が決まり始めます。
観客も疲れない訳はないと思いますが、
チャント好きなのを利用して
エルボー合戦でそれぞれ自分の名前を叫ばしたりして
特有のノリで疲れを忘れさせています。
40分経過してニア・フォールの見せ場が入ってきますが、
レフェリーのカウントが早いのもあり、
40分前の攻防と大きく緩急がつき緊迫感が生まれています。
だれないようにチョップの打ち合いも混ぜ込み、
最後までしっかりやりぬきましたね。
ヒーローらしいロング・マッチでした。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:8/?/17)
注目試合の詳細
なし試合結果
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