TOP他大陸のプロレスWXW →WXW:Broken Rulz VII 8/18/07

WXW:Broken Rulz VII 8/18/07の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@マーク・ラウディンvs.テンクワ
Aトミー・エンド、ウェスリー・グロートンvs.アダム・ポラック、ラジオ・フェ
エンド
 試合後ポラック、フェが相手を攻撃。
 テンクワが現れリングから追い出す。
 懲りていないポラックらは次回テンクワと戦ってやる、と息巻く。

Bアブソリュート・アンディvs.バッド・ボーンズ

Cスティーブ・ダグラスvs.サムタック・ジャック
 このカードで19分やって最後はアンディの乱入によるDQ。
 試合後ボーンズがTJを助けに現れダグラスをボード葬。

D4コーナーズ60分アイアン・マン・マッチ:アーレス(ch)vs.ダグ・ウィリアムスvs.エミル・シトッチvs.ムラト・ボスプラス
 (フォールを奪った者が2p得て、奪われた者が-1pとなり、60分経過後に最もポイントの多い者が勝者。リングアウトの場合は勝利した者のポイントは2pではなく1p)
 初代ROH王座戦と同じ形式ですね。
 WXWなんかにこの形式は出来まいと思っていたものの
 形式上一度目を通さなくては、と手に入れたのですが・・・
 2分経たずしてやっぱり、と溜息をついてしまいます。
 3人でアーレスにボディ・スラムをするんですね。
 アーレスがヘタレ・キャラとはいえジョークみたいなスポットです。
 進行は予想通りベビーフェイスのダグ、ムラトとヒールのシトッチ、アーレスが組むという変哲ないタッグの形。
 ムラトがダグにショルダー・タックルを決めると
 何故かシトッチ、アーレスが入ってそれぞれタックルを受けます。
 そして数珠ヘッド・ロックをしてヘッド・ロックでつながった3人がロープに振られショルダー・タックルでムラトを倒す。
 まったくもって突発的で意味のないジョーク。
 その後も低レベルなベースと流れのない試合転換が行なわれる。
 いきなり全員がリングに入って数珠で大技を撃ち出した後、
 ムラトがコーナーのセカンド・ロープにのろうとして滑り落ちて腕を痛めます。
 台本上の展開ですがリアルと錯覚してしまいそうな程下手なんですよね。
 そもそもこんな見るからに情けないミスを台本に書くのがどうかしている。
 もう少しましな腕の痛め方はなかったのでしょうか。
 このムラトにシトッチで脇固めを決めてタップさせ2点獲得。
 タッチしたアーレスも脇固めを決めてタップさせ2点獲得。
 負傷アングルからヒールが仲良くポイントを取る展開自体は面白いと思いますけどね。
 この時点で22分経過。
 アーレス:2p、ダグ:0p、シトッチ:2p、ムラト:-2p

 ムラトが脱落し、ここからダグ対アーレス、シトッチのハンデ戦になります。
 流石にダグが常に出続けるとなると一定レベルに安定はしましたね。
 只ダグを追い込むだけの展開なのに時間をかけすぎ。
 シトッチが連携からラナを決めたところでアーレスが違うだろ、とフォールをカットし口論。
 その隙を突いてダグがシトッチを丸め込み2点獲得。
 ここで40分経過。
 アーレス:2p、ダグ:2p、シトッチ:1p、ムラト-2p。

 アーレスとシトッチのタッグが完全に解消され、ムラトもテーピングを巻いて復活してきます。
 ここからムラトが最下位からのし上がっていく流れ。
 まずはシトッチに後頭部ラリアットを決めリングアウト勝ち。
 アーレス:2p、ダグ:2p、シトッチ:0p、ムラト:-1p。
 続いて情けないミスが。
 ムラトがダグにジャーマンを炸裂させ決まったと思ったのですがロープに脚がかかりロープ・ブレイク。
 これは良いとして直後にムラトが丸め込みもう一度フォールを狙ったのですが、ここで何故かレフェリーがカウント2で止める。
 段取りを忘れたのでしょうか。
 しばらくした後、さっきのフォールはカウント3だったとアナウンスされます。
 こんな馬鹿げた裁定見たことないですね。
 その後に行なったアドリブの攻防で何故フィニッシュをしないのか。
 ロープ・ブレイクで逃れた後にカウント3を許そうとしたダグも相当ですけど。
 アーレス2p、ダグ:1p、シトッチ:0p、ムラト:1p
 更にムラトがアーレスにダイビング・ボディ・プレスを決めてフォールを奪います。
 アーレス:1p、ダグ:1p、シトッチ:0p、ムラト:3p。
 この時点での経過時間は48分。
 負傷持ちのムラトは復活後わずか6分で3本取ったことに。
 なんてちょろい戦いなんでしょう。実に現実離れしていますねぇ。

 その後ムラトとダグが目の前で戦っているのに
 いきなり試合を放り出してエプロンでダウンするシトッチの様子を見に行くレフェリー・・・。
 はぁ?
 アーレスがレフェリーの目の前のエプロンを横切ってからリングに入り
 ケース攻撃からムラトをカバー。
 レフェリーが振り返ってカウント3取りましたが、
 あんたアーレスがタッチして入る所も見てないだろう、と。
 アーレス:3p、ダグ:1p、シトッチ:0p、ムラト:2p。
 何故かスコアの表示ではムラトが1pになっていますね。
 まあ試合の勝利基準であるスコアですが、どうでも良いのでしょう。
 えぇ、そうでしょうとも。
 52分経過。

 この後グダグダとカットによりフォールは生まれず、そのまま時間切れ。
 台本は悪くないものの時間配分が滅茶苦茶で
 レスラーも台本の間を埋める作業がひどい。
 ジョークみたいな内容でした。
 少し悪い試合。

@バッド・ボーンズvs.ガブリエル・エンジェルファイア(Westside Dojo)

総評
 このレビューにてもう被害者が出ないことを祈ります。
 (執筆日:3/2/12)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@マーク・ラウディンvs.テンクワ
Aトミー・エンド、ウェスリー・グロートンvs.アダム・ポラック、ラジオ・フェ
Bアブソリュート・アンディvs.バッド・ボーンズ
Cスティーブ・ダグラスvs.サムタック・ジャック(DQ)
D4コーナーズ60分アイアン・マン・マッチ:アーレス(ch)(3p)vs.ダグ・ウィリアムス(1p)vs.エミル・シトッチ(0p)vs.ムラト・ボスプラス(2p)
@バッド・ボーンズvs.ガブリエル・エンジェルファイア(Westside Dojo)