TOP他大陸のプロレスWXW →WXW:16 Carat Gold Tournament 2007 Day One 5/4/07

WXW:16 Carat Gold Tournament 2007 Day One 5/4/07の分析


名勝負 なし
好勝負 クリス・ヒーロー(CZW)vs.クラウディオ・カスタニョーリ(Chikara)

2枚組み2時間30分です。
WXWで注文したためPALになります。

インディーなんで専属ではないといえ
日米欧16の異なった団体からレスラーを
招聘してトーナメントを行うという
WXWにしては非常に素晴らしいコンセプト。
ライト級トーナメントのように失敗しないといいが・・・。

1試合目−4コーナー・サバイバル:アダム・ポラックvs.ビッグ・ヴァン・ウォルターvs.アツシ・アオキvs.テンクワ
 トーナメント外とはいえ、とてもひどい試合からスタート。
 
2試合目−デイビー・リチャーズ(PWG)vs.潮崎豪(NOAH)
 思ったほどスイングせず。
 少しかみ合ってなかったです。
 まあまあ良い試合ですがKoEには完全に見劣りします。
 
Bダグ・ウィリアムス(Premier Promotions)vs.ナイジェル・マッギネス(ROH)
 上質なレスリング。
 ユーロのスパイスが良いですね。

 ダグのハイ・二ーでナイジェルがコーナーに肩から突っ込み、
 肩を痛めてウィーク・ポイントに。
 ダグがタイミングでここを攻めて
 終始コントロールする内容になっています、

 組み合わせは適切ですが、
 ワンサイドで作っているので幅は狭く、
 その中でやりきったテクニカルさには目を見張るものの
 縛りプレイがない方が面白かっただろう、という感想も捨てきれない。

 中々良い試合。
 (執筆日:12/?/21)
 
4試合目−トミー・エンド(PWH)vs.アーレス(WXW)
 3分程の試合ですが
 他のトーナメントの試合に劣るのは確実の
 このカードを手短に切り上げたのはかえって好印象。

5試合目−PAC(3CW)vs.エル・ジェネリコ(IWS)
 ジェネリコが抑えてPACがウルトラC級ムーブで爆発させるという
 いつも通り緩急で魅せる試合。
 しかしWXWのマットは硬いか終盤は少しダウンしすぎでしたね。
 PWG初対決には及ばないが
 ライト級トーナメントの1戦よりは良い。
 黄金カードの名に恥じないレベル。
 好勝負に少し届かず。

6試合目−マット・サイダル(IWA-MS)vs.斉藤了(Dragon Gate)
 斉藤のシングル・レスラーとしての未熟さが出たが
 サイダルもドラゲーに出て事もあり
 スピード感のある、まあまあ良い試合でした。
 
7試合目−エミル・シトッチ(RoE)vs.バッド・ボーンズ(ICWA)
 シトッチは小悪党な戦い方が求められているっていうのに
 Back 2 the Rootsと同じく対等な攻め・・・。
 一方のバッド・ボーンズは相変わらず迫力があって良い。

8試合目−スティーブ・ダグラス(1PW-UK)vs.ムラト・ボスポラス(Eurostars)
 スープレックス・マシーン、ムラトvs.イケメン・レスラー、ダグラス。
 しかしWXWのいつもの試合と同じく
 出来の悪いクラシカルのようなつまらない試合。
 
9試合目−クリス・ヒーロー(CZW)vs.クラウディオ・カスタニョーリ(Chikara)
 タッグ・パートナーであり
 両者WXW王座を獲得したことのあるヒーローとCCの対決。
 まずじっくりレスリングをした後は
 両者試合終了まで約20分間脚攻め一極集中という
 古めかしい展開を。
 しかし意外に両者の魅力が出ていて好勝負でした。
 ヒーローvs.イアンのレスリング・デス・マッチみたいにつまらないということもなかったし。
 あと何か1つこれはっていうのがあればベスト・マッチも狙えましたね。 
 
総評
 WXW、良くやった。
 不安を杞憂に終わらせ良質のトーナメント幕開け。
 PACvs.ジェネリコの黄金カードに
 CCvs.ヒーローの好勝負。
 お互いを知っている者同士を組み合わせる安全策を取ったとはいえ
 中々お目にかかれないカードを実現させています。
 WXWにおいて間違いなく最高の大会の幕開けです。
 追記:なぜかトーナメントの試合だけ
 映画みたいに画面の上下が黒幕となる仕様になっています。
 意図不明ですが新鮮で良いと思います。
 時々焦点を合わせるためにぼやけるのはお粗末だけど。  
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

DPAC(3CW)vs.エル・ジェネリコ(IWS)
  握手して試合開始。
  基本の攻防からロープに走る。
  ジェネリコがアーム・ドラッグ連発し腕を取る。
  ロープ・ブレイクで仕切り直し。
  ジェネリコは引き続き腕を狙う。
  PACは腕を取られている状態からバク転でハリケーン・ラナ。
  ヘッド・シザースにつなげクローズラインで落とそうとする。
  ジェネリコはショルダー・スルーで逆に落とそうとする。
  PACはエプロンに着地するとロープを飛び超えハリケーン・ラナ。
  場外に逃れたジェネリコを追う。
  打撃を打ち合う。
  ジェネリコは突進してきたPACを打ち上げる。
  PACは階段に着地するとムーンサルト!
  リングに戻しカバー。カウント2。
  スタンディング・シューティングスター・プレスもカウント2。
  ジェネリコはレッグ・ラリアットをバック・ドロップに切り返す。
  カバーするもカウント2。
  PACがヘッド・シザースを決めたと思いきや
  ジェネリコがすぐさまバック・ブリーカー。
  カバーするもカウント2。
  PACは延髄切りを決めると側転から肩に飛び乗り
  ハリケーン・ラナ。カウントは2。
  スタンディング・コークスクリュー・ムーンサルトもカウントは2。
  ジェネリコはジャーマンを食らうも起き上がりビッグ・ブーツへ。
  PACは避けてバック・ドロップ・ドライバー。
  カバーするもカウント2。
  ジェネリコがカウンターでコーナーへのエクスプロイダーを決める。
  ハンド・スプリングからDDTへ。
  スタンディング・シューティングスター・プレスと続けるもカウント2。
  ならばとコーナー上へ。
  追いすがるジェネリコを蹴り飛ばしドラゴン・ラナ!カウントは2!
  ならばとコークスクリュー・シューティングスター・プレスしかない!
  しかし膝を立てて防がれる!
  ジェネリコはオッレッ!からハーフネルソン・スープレックス!
  そして垂直落下式ブレーン・バスターで1,2,3! 
  ジェネリコが2回戦進出!


Eマット・サイダル(IWA-MS)vs.斉藤了(Dragon Gate)
  握手して試合開始。
  まずはレスリングの素早い攻防。
  ロープに走りスピード感ある攻防後同時にドロップ・キック。
  斉藤が握手を求める。
  応じたサイダルを蹴りつけ張り手を打ち合う。
  斉藤がベリー・トゥー・ベリーを決め先手を取る。
  斉藤が攻めて行きダイビング・ダブル・ストンプ。
  カバーするもカウント2。
  サイダルがヘッド・シザースを狙う。
  斉藤はサイドウォーク・スラムに返す。
  フィッシャーマンズ・スープレックスに変形スパイン・バスター。カウントは2。
  コーナー上のサイダルを捕らえ投げ落とす。
  サイダルはヘッド・シザースに切り返し、スピン・キック。
  カバーするもカウント2。
  サイダルは背中に狙いをつける。
  ブレーン・バスターを決めカバー。カウント2。
  サイダルが3連続コーナー攻撃で追い詰め
  スタンディング・ムーンサルト・ダブル・ストンプへ。
  斉藤が膝を立てて防ぐ。
  斉藤がジャーマンを決める。カバーするもカウント2。
  ならばとフルネルソン・スープレックスを狙う。
  サイダルが丸め込みに切り返す。カウント2。
  クローズラインの相打ちになるがどちらも倒れない。
  斉藤がフルネルソン・スープレックスを決める。
  両者ダウン。
  斉藤は雪崩式の技を狙う。
  サイダルは殴り落とすとシューティングスター・プレスへ!
  避けられるも着地する。
  斉藤がジャーマンに切り返す。
  サイダルが油断を突きスタンディング・ムーンサルト。カウント2。
  サイダルが丸め込んでいく。カウント3ならず。
  斉藤は延髄切りを気合で耐えるとラリアット!  
  フルネルソン・スープレックスで1,2,3!


Hクリス・ヒーロー(CZW)vs.クラウディオ・カスタニョーリ(Chikara)
  握手して試合開始。
  一進一退のレスリング勝負。
  力比べの攻防後離れる。
  CCは脚に狙いをつける。
  アーム・ドラッグの打ち合いから
  ヒーローがドラゴン・スクリューを決め脚攻め。
  CCは場外に逃れ間を置く。
  10分経過。
  ヒーローが執拗に脚を攻める。
  CCが低空ドロップ・キックを決め形勢逆転。
  今度はCCが脚を攻める。
  CCが片脚だけ持ってジャイアント・スイング。
  カバーするもカウント2。
  場外に逃れたヒーローを戻し再び片脚でのジャイアント・スイング。
  カバーするもカウント2。
  ヒーローは起き上がるとドラゴン・スクリュー。
  フォア・アームズ、チョップを打ち合う。
  ヒーローは脚が痛む様子ながら軽快な動きを見せる。
  コーナーに乗せてドラゴン・スクリュー。
  ハーフ・ボストン・クラブに続けるもロープをつかまれる。
  20分経過。
  CCが隙をついてフェイス・バスターを決める。
  そしてウォーター・スライドからカバー。
  カウント2と分かるやハーフ・ボストン・クラブ。
  ヒーローがロープを掴む。
  ならばとリコーラ・ボムを狙う!
  ヒーローはアーム・ドラッグに切り返しビッグ・ブーツでカバー。
  CCはカウント1で返しビッグ・ブーツからカバー。
  ヒーローもカウント1で返しビッグ・ブーツからカバー。カウントは2。
  ダイビング・ニー・アタックからのカバーもカウント2。
  CCはコーナー上のヒーローを捕まえると雪崩式ハリケーン・ラナ。
  ランニング・アッパーカートとつなげるもカウントは2。
  ならばとリコーラ・ボムで1,2,2!
  ストレッチ・マッファーを決める。
  ヒーローが体勢を入れ替えボストン・クラブ。
  CCが再びストレッチ・マッファーに切り返す。
  ヒーローがロープを掴む。
  CCはスーパープレックスを狙う。
  ヒーローは抵抗しヘッド・バッドで落とすと脚へのダイビング・ダブル・ストンプ。
  そしてテキサス・クローバー・ホールドでタップを奪う!
  ヒーローが2回戦へ!

試合結果

@4コーナー・サバイバル:アダム・ポラックvs.ビッグ・ヴァン・ウォルターvs.アツシ・アオキvs.テンクワ
Aデイビー・リチャーズ(PWG)vs.潮崎豪(NOAH)
Bダグ・ウィリアムス(Premier Promotions)vs.ナイジェル・マッギネス(ROH)
Cトミー・エンド(PWH)vs.アーレス(WXW)
DPAC(3CW)vs.エル・ジェネリコ(IWS)
Eマット・サイダル(IWA-MS)vs.斉藤了(Dragon Gate)
Fエミル・シトッチ(RoE)vs.バッド・ボーンズ(ICWA)
Gスティーブ・ダグラス(1PW-UK)vs.ムラト・ボスポラス(Eurostars)
Hクリス・ヒーロー(CZW)vs.クラウディオ・カスタニョーリ(Chikara)