TOP他大陸のプロレスWXW →WXW:Back 2 the Roots VI 1/27/07

WXW:Back 2 the Roots VI 1/27/07の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

3枚組み4時間です。
(SMVの場合はNTSCだろうと思いますが
WXWで注文するとPALになるので注意)

 WXWはドイツの最大手(といってもインディ・レベル)の団体です。
 ファンがリングを取り囲んでいたりレスポンスも良く
 雰囲気は良い感じ。
 只レスラー自体に問題ありで・・・。

 特にSUWAが出ているタッグを見ると顕著なのですが
 一部を除いてWXWレスラーは
 上手い下手云々の前に
 どうもプロレスってのがわかってないんじゃないか
 という印象を受けます。
 それとギミックとか個性とか薄く
 下手でもごまかしに走らない感じです。
 ということで今回は1試合ごとにではなく
 見所のあるレスラーとその試合の感想を書くことにします。

バッド・ボーンズ
 レスナーのような体格、迫力のある技の数々
 と中々期待できるレスラー。
 相手がよければ良い試合を見せてくれそう。
 しかし今回相手のシトッチがいまひとつ。
 ほとんどクルーザー級なのに
 スピードで撹乱するわけでもなく
 迫力のない技で正面からぶつかっていく・・・。
 フィニッシュは劣勢のシトッチが
 ビッグ・ブーツ1発を決め両者10カウントという
 あまりに説得力がない、ふざけた筋書き。
 フナキがテイカーからクリーンにフォールをとるぐらいありえない。
 
PAC
 お馴染み無重力を思わせる飛翔と素晴らしいレスリング技術を兼ね備える男。
 いつものように見ごたえある仕事ぶりなんですが・・・
 エヴァンスの劣化版ことX-Dreamがいけません。
 せっかくのPACの試合運びをぶち壊してきます。
 それを如実に現れていたのが次のシーン。
 PACがX-Dreamをコーナーに振るのですが
 X-Dreamはいきなり途中で止まりペイレイ・キック。
 PACはぶつかるため慌ててスライディングでまきこまれにいく・・・。
 何考えているんでしょうね・・・。

スウィス・マニー・ホールディング
 今アメリカで活躍しているCCも
 このタッグ出身で今もこのギミックを引き継いでいます。
 その1人アーレスは団体のTOP張っていますが
 受けばっかりでひどくつまらない試合をしそうな選手です。
 
一応メイン・イベントにも触れておきます。
 2試合目でWXWのベルトが
 海外に持ち出される危機に!って前振りしたんですが、
 その試合内容はまったくもってたいしたことなかったです。

 ディスク1枚丸ごと使った特典は
 全て道場マッチでして
 リング2個ぐらいの広さしかない場所で
 日の目に当たるに値しないレベルの試合ばっかりです。
 さすがに5試合目だけは例外でそこそこ見れますが・・・。

総評
 全般的に日米では通用しそうに無いレベル。
 手を出すなら
 有名レスラーを招聘しているとか
 凄そうなカード1つだけのためといった理由になりそうです。
 今回SUWAとPACが出ているわけですけど相手が悪すぎですし
 何とも納得いかないバッド・ボーンズの引き分けもあって
 悪い大会ですね。
 WXWに手を出すにしても16カラット・ゴールド・トーナメントとか面白そうなのが他にあるんで。  
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@1PWタッグ王座戦:スウィス・マニー・ホールディング(アーレス、マーク・ルーダン)(ch)vs.2ヴァイオレント(ヴァイオレント・トム、トゥー・フェイス)
AWXWタッグ王座戦:シンディ・ロジャース、ニッキー・ロックス(ch)vs.アブソリュート・アンディ、ジョシュ・アベクロンビー(新チャンピオン!)
Bアダム・ポラックvs.アンドリュー・パターソン
C#1コンテンダー・トーナメント:アダム・ポラックvs.ジェームス・メイソン
D#1コンテンダー・トーナメント:バッド・ボーンズvs.エミル・シトッチ(ダブル10カウント)
Eテンクワ、トミー・エンドvs.SUWA、ブリエス・キャストレイン
Fライト・ヘビー級王座戦:PAC(ch)vs.X-Dream
GWXW王座戦:アーレス(ch)vs.ジェームス・メイソン
HWXWタッグ王座戦:アブソリュート・アンディ、ジョシュ・アベクロンビー(ch)vs.ウェスリー・コロートン、ムラト・ボスポーラス(新チャンピオン!)
@レジオ・フェvs.マイケル・ナイト
Aバッド・ボーンズ・ガントレット(勝者:バッド・ボーンズ)
Bガブリエル・エンジェルファイヤーvs.ウェスリー・クロートン
Cアダム・ポラックvs.マーク・スレイター
DIWA-MS ライトヘビー級王座戦:ジョシュ・アベクロンビー(ch)vs.テンクワ