TOP他大陸のプロレスFrench Catch →French Catch:Best of Frence Catch 1976

French Catch:Best of Frence Catch 1976の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@3本勝負:ケイダー・ハソーニ、クラウド・ロッカvs.バーナード・カックラード、アルバート・サニズ(3/20/76)
 緩急を利かせて進行。
 ヒール側もスピードにのった攻防が出来るので見応えあり。
 落ち着かせても韻踏みも良好ですね。

 凄い優れたレスラーではないですが、
 (1本目のフォールは3カウント前に体が離れているし、
 3本目の終わりに向けた作り方は少々粗雑)
 それでも40分近くに及ぶ長時間の間、
 両者努力を重ね続けたことは事実です。

 まあまあ良い試合。
 (執筆日:4/?/20)

Aフアン・ヒル・ドンvs.トマス・トルヒージョ(6/13/76)
 ドンは空手家ギミック。
 道着を着て華麗な蹴りを放ちますが、
 一方でヨーロッパらしいムーブも見せるのが面白いですね。
 終盤の飛びついて一回転してのスナップ・メアは現代から見ても驚きです。
 飛んだ時の高度も半端ないですね。
 
 ドンの流血も相まってフェイス/ヒールの役回りが固定化された内容となっていますが、
 その中でトマスも良いヒールっぷりを見せていましたね。

 折角流血しているので余計な部分省いて
 ダイナミックな展開にしたらよりドラマチックに映えた印象で、その点は勿体ない。

 ただ魅力的なレスラーの数少ない映像資料なのでこれは要チェックです。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

B3本勝負:ル・サムライ、ピエール・パヤンvs.ウォルター・ボルデス、ジェラード・ブーベ(7/18/76)
 サムライ、パヤンがヒール側。
 全身タイツ姿のサムライはチョークで煽り、
 パヤンも堅実な仕事ぶりでしたね。

 フェイスはボルデスがオールラウンダーとして試合をリード。
 初見のブーベも華ある回転運動を見せていて良かったですね。

 70年代半ばになるとフェイス/ヒールの型も出来ていて、
 3本勝負の中での右肩上がりもしっかり作られていて楽しめました。

 中々良い試合。
 (執筆日:1/?/22)