Joint Promotions:Best of World of Sports 1974の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
@レス・ケレットvs.レオン・アラス(?/?/74)
どちらもおじいちゃんみたいな風貌ですがレスラー。
今ではジョニー・セイントが有名にしたレスリングで魅了します。
取りあえず組んで止まり、そこから力学をデフォルメした逃げ方を見せるというもの。
アラスが途中からKO狙いに行くという展開もありますが
基本的には緊迫感に縁のない内容で、
口も使って観客を最大限に楽しませます。
ヨーロピアン・レスリングの中で最もエンターテインな試合の一つでしょう。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:8/?/13)
Aジョン・コルテズvs.スティーブ・グレイ(5/1/74)
静かなレスリング。
切れ味鋭い動きあり、立体感ありで
良質なアクションながらテーマが少し弱いのは
このスタイル全体の課題ですね。
グレイがドロップ・キックに対して派手な受け身を取ったり、
攻めで色々変調を見せて、と良いパフォーマンスを見せていきましたが、
その度にコルテズの印象が薄れていってしまった。
コルテズも悪いレスラーではないので、
もう少し何かできたのでは、と思いますね。
まあまあ良い試合。
(執筆日:8/?/20)
BKotRノックアウト準決勝:スティーブ・グレイvs.ジョニー・イングランド(11/4/74)
イングランドはマッチョ・キャラ。
ただそのアピールをナックル・ロックなどの過程で行なっているのがユニーク。
アピール・センスは良いですね。
グレイの身体能力も素晴らしく、
天丼的見せ方をしっかり締めています。
軽めだがエンターテイニングな内容。
まあまあ良い試合でした。
(執筆日:8/?/13)
CKotRノックアウト準決勝:マーク・ロコvs.アラン・デニソン(11/4/74)
アランは腕の振り方が上手いですね。
大きく弧を描いているから相手を転がす動きが様になっています。
一方のロコはぬるりとしたレスリングで応戦。
中盤はロコのラフ・ファイトと自爆芸で盛り上げ。
アランが見事にかっちりとはまったサブミッションを見せるも決めきれず、
そこからダウン・カウントで逆に追い込まれるという展開。
場外落としを効果的に使って展開を演出していました。
ストーリー・テリングがバランスよく配分された一戦で良かったですね。
中々良い試合。
(執筆日:8/?/13)
DKotRノックアウト準決勝:トニー・ホー・ケーvs.ジョン・ネイラー(11/4/74)
他の一流に比べると動きにもう少しキレが欲しいですね。
ただ呼吸の入れ方、相手の動きの読み取り方はしっかりしています。
変形エアプレイン・スピンなど面白い見せ場も作れていますね。
警告ネタ、観客への直接的な言葉がけでヒートさせて盛り上げました。
トップ・レベルの試合ではないものの
中堅がしっかり仕事をしたって感じで好感が持てますね。
まあまあ良い試合。
最後はケーがDQ。ネイラーが勝利しますがドクター・ストップで脱落となってしまいました。
(執筆日:8/?/13)
EKotRノックアウト決勝、ワールド・オブ・スポーツ:マーク・ロコvs.スティーブ・グレイ(11/4/74)
グレイがちょっとしたアスリート性を見せた後、
ロコが打撃で倒して行きます。
ボディ・スラム・ドライバーなど容赦のない攻めは
会場のボルテージを溜めるに十分です。
ただ技の過激さがメインだったことは否めない。
更にグレイの反撃が地味だったものですから
その燃料を十分に爆発できなかった。
全体的に準決勝の負担が残る中で
小さな試合になっても良いだろう、と諦めの見える内容。
まあまあ良い試合。
(執筆日:8/?/13)
注目試合の詳細
なし試合結果
@レス・ケレットvs.レオン・アラス(?/?/74)Aジョン・コルテズvs.スティーブ・グレイ
BKotRノックアウト準決勝:スティーブ・グレイvs.ジョニー・イングランド(11/4/74)
CKotRノックアウト準決勝:マーク・ロコvs.アラン・デニソン(11/4/74)
DKotRノックアウト準決勝:トニー・ホー・ケーvs.ジョン・ネイラー(DQ)(11/4/74)
EKotRノックアウト決勝、ワールド・オブ・スポーツ:マーク・ロコ(優勝!)vs.スティーブ・グレイ(11/4/74)