Highspots:The Absolute Best of Johnny Saint Volume.1 Disc Twoの分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
約1時間55分です。
@ジョニー・セイントvs.デイブ・フィンレー(ITV 4/9/88)
フィンレーはベーシックなレスリングで余り変化を前提にしていないですね。
この時期のユーロ・マットの中ではキャラクターが強い方になりそう。
打撃の間によって観客をダイナミズムに引きずりこんでいきます。
レスリング対喧嘩で分かりやすく展開で盛り上がっていきます。
ただ3本目は微妙でインターバル中からのアーム・ロックであっさり目に終了です。
ちょっとがっかり。
まあまあ良い試合。
Aジョニー・セイントvs.ロビー・ブルックサイド(ITV 6/13/87)
ブルックサイドが若くテクニカルな攻防が出来ないので
セイントがゆとりを持って受けに回り教育的行動を取ったりする。
1本目取らせた後すぐ2本目、3本目ととるので
油断して1本取られてしまったんだね、という印象になり
ブルックサイドが取った1本は只のまぐれで終わってしまってます。
悪い試合。
Bジョニー・セイントvs.マーク・ロコ(ITV 2/21/87)
ロッコはユーロの中ではバランスの良いレスラーという感じ。
大きな受けで場外転落するスポットなんかありますね。
フィンレーと似た形で試合を進めます。
全体は大雑把ながら細かい打撃はハードで、
テンポの速い攻防をより前面に出しツームストンで1本目終了です。
その後意思疎通が合わなかったシーンもありましたが上手く誤魔化して
テンポの速い鬩ぎあいに持って行きます。
仕返しのパイル・ドライバーでセイントが追いつき3本目へ。
場外へのブレーン・バスター、コーナー上からの飛び技という大技で盛り上がりました。
しかし最後がいまいち。
リープ・フロッグにいったセイントにロコが激突、
股間を打ったセイントは試合続行できずテクニカル・ノックアウトという結末です。
アクシデントなだけにすっきりしない。
平均的な良試合。
Cジョニー・セイントvs.ピーター・ラ・パケ(ITV 10/29/88)
ピーターは脚が短く体格が良くない。
予想通りアスリートとしての能力がなく見所がまったくありません。
2本目で一応セイントの脚を攻め1−1に持ち込む展開を入れるも
それを回収する事なく3本目が終わってしまいました。
悪い試合。
Dブリティッシュ・ライト級王座戦:ジョニー・セイントvs.マイク・ジョーダン(ITV 5/23/87)
1本目は基本的な事だけだったものの
その動きは他と一線を画している事が分かるほどにはキレていて期待感が高まります。
軽くロープ・ワークを入れてスピード感ある動きを織り交ぜる。
若干2人の世界に入りすぎている部分もありましたけどね。
レスリングの切り返し合いからマイクがまず1本をとります。
2本目。
1本目とそんなに変わらないまったり感ですね。
この2人ならもう一呼吸精度を高められるはずなんだけど。
3本目。
マイクが流血しているからといってレフェリー・ストップ。
どうも弱いフィニッシュが多いですね。
良いレスリング・マッチながら1本目終了時から下り坂をたどってしまった内容。
平均より少し上。
E王座戦:マイク・ジョーダン(ch)vs.ジョニー・セイント(ITV 6/25/87)
グラウンドではじっくり魅せてくれますが、
レスリングだけでは色が足りない部分がありますね。
しかも今回はセイントが1本取った後マイクが突き飛ばして場外に落とすのですが、
これでセイントがくじきテクニカル・ノックダウンという結末です。
技巧派対決でこの終わり方はないよ。
平均レベル。
DVD Rating:★☆☆☆☆
(執筆日:4/2/11)
注目試合の詳細
なし試合結果
@ジョニー・セイントvs.デイブ・フィンレー(2-1)(ITV 4/9/88)Aジョニー・セイントvs.ロビー・ブルックサイド(2-1)(ITV 6/13/87)
Bジョニー・セイントvs.マーク・ロッコ(テクニカル・ノックアウト)(ITV 2/21/87)
Cジョニー・セイントvs.ピーター・ラ・パケ(2-1)(ITV 10/29/88)
Dブリティッシュ・ライト級王座戦:ジョニー・セイントvs.マイク・ジョーダン(テクニカル・ノックアウト)(ITV 5/23/87)
E王座戦:マイク・ジョーダン(ch)vs.ジョニー・セイント(テクニカル・ノックアウト)(ITV 6/25/87)