RPW:High Stakes 1/27/17の分析
名勝負 | ザック・セイバーJr. vs.マーティ・スクール |
好勝負 | ブリティッシュ・ヘビー級王座戦:柴田勝頼(ch)vs.マット・リドル |
@クルーザー級王座戦:ジョシュ・ボドムvs.ライアン・スマイル
Aタッグ王座戦:チャーリー・スターリン、ジョエル・レッドマン(ch)vs.ウォー・マシーン
BYOSHI-HASHI vs.ピート・ダン
Cザック・セイバーJr. vs.マーティ・スクール
LotNS対決とあって
いつもよりサブミッションを複雑にしたりいつもより刺々しい攻めを見せたり。
サブミッションをかける間の余韻が
2人の相手に対する心情を物静かに語ります。
マーティがじっくりと腰攻め。
ここでセイバーの反撃を無暗に入れず、
スーパープレックスから一気に攻めかかる見せ方にしたのは面白い。
相手の反撃に依らずとも能動的にギア・チェンジを入れていきますね。
単なるチョップとアッパーカートの打ち合いさえ
この2人にかかれば20数発打ち合っても豊かに語り上げる。
韻を踏んで抑え込み、サブミッションの多層的攻防。
強烈なサブミッションにそろそろ決着かという所で試合時間も30分が経過。
しかしここからまだ10分間続きます。
それはもはや私的な攻防。
スクールはエプロンの紐でセイバーの指を引っ張り上げたり、
傘攻撃を繰り出したり何が何でも勝利を掴みにいき、、
セイバーもふらついて何度もレフェリーを巻き込みながら
何とか試合としての体裁を保ちつつテクニックの矜持を誇り応戦。
お見事な一戦でした。
ぎりぎり名勝負。
Dトレント・セヴンvs.トレヴァー・リー
Eジェイ・ホワイトvs.マーティ・ストーン
Fブリティッシュ・ヘビー級王座戦:柴田勝頼(ch)vs.マット・リドル
リドルが柴田のスタイルを真似て応戦。
リドルのラッシュに対し、柴田はもっと打ち込んでこい、と耐えるのですが、
普通に耐えるのではなく、張り手を打ち込まれる度コーナーを変えながら
じっくりと耐えて溜めを作っていく。
柴田は今年一歩上の次元が見えているのか。
ジャーマンの投げ合いにちらっと見せた所作も良い。
単純にエスカレートさせてしまう所で
少し我慢して表現を織り込める余裕・技能・感覚。
勢いのある逸材を前に柴田が熟達の色気を振りまいた一戦。
文句なしに好勝負です。
(執筆日:3/?/16)
Rating:★★★★★
注目試合の詳細
なし試合結果
@クルーザー級王座戦:ジョシュ・ボドム(新チャンピオン!)vs.ライアン・スマイルAタッグ王座戦:チャーリー・スターリン、ジョエル・レッドマン(ch)vs.ウォー・マシーン
BYOSHI-HASHI vs.ピート・ダン
Cザック・セイバーJr. vs.マーティ・スクール
Dトレント・セヴンvs.トレヴァー・リー
Eジェイ・ホワイトvs.マーティ・ストーン
Fブリティッシュ・ヘビー級王座戦:柴田勝頼(ch)vs.マット・リドル