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RPW:Summer Sizzler 6/15/14の分析


名勝負 なし
好勝負 プリンス・デヴィットvs.アダム・コール

@統一ブリティッシュ・タッグ王座戦:ザ・カルテル(シャ・サミュエルズ、テリー・フレイジャー)vs.イングランズ・コーリング(ジョエル・レッドマン、マーティン・ストーン)

Aバッド・ラック・ファレvs.デイヴ・マスチフ

B統一ブリティッシュ・ヘビー級王座戦:マーティ・スクール(ch)vs.ケビン・スティーン
 ヒール王者としてのキャラ付の色合いが強くなったマーティに対し、
 スティーンが得意のからかいで雰囲気を作ります。
 マーティが翻弄し返して腕狙い。
 ここのスティーンが守勢に回ったままで
 反撃の乏しさが目立ちましたね。
 前半は方法論こそあっているものの
 もっと密度を高められた印象です。
 しかしながら後半、切り返し合いに入ると
 そのアイディア、鋭さに惹きつけられます。
 初顔合わせとは思えぬ程上手く数珠となっていましたね。
 最後は今のマーティらしさを出してフィニッシュ。
 中々良い試合でした。

C中邑真輔vs.ザック・セイバーJr.
 中邑がスタイル上ヒールを演じる形ですが、
 表情でとかく印象付けて技はそれに付随するものとしている。
 それ故に日本のトップ・スターとして
 声援で迎えれられている状況とフィットしています。
 魅力的なヒール。
 それに比べるとセイバーはやや食われているか。
 蹴りは鋭いものの中邑を凌駕するものではないですし、
 腕へのサブミッション攻めは筋こそ通っているものの
 中邑の豊かな攻めの前には敵わない所があります。
 出身地という地元の利に感謝する形。
 中邑が日本と変わらず躍動していた試合内容です。
 中々良い試合。

D2アンリミテッド(ジェイ、パトリック・サーモン)vs.ウィル・オスプレイ、ジェイク・マクルースク
 オスプレイは身体能力だけで言えばPacに匹敵するものがあるかもしれませんね。
 他も中々身体能力が高そうで、序盤から良い反応を引き出しています。
 とはいっても動きが制動できているかというと否。
 中盤においてはアンリミテッドがジェイクを孤立させ、
 豊富な連携技で盛り上げていましたが、
 タッグの流れと言い、表面的には分かっているけれども
 本質まではつかみ切れていないせいで全ての粗さにつながっている印象です。
 若々しい情熱を打ち込んだ試合とも見て取れはするけれども…。
 平均的な良試合。

Eプリンス・デヴィットvs.アダム・コール
 デヴィットはバットマンのベイン・コスプレで登場。
 かなりの反響がありましたね。
 荒々しいファイトと、静止の間を開けて演出される不穏さ、
 の融合は相変わらず上手くいっている。
 地元ということで全力で躍動するデヴィットに対し、
 コールも脚攻め含め繊細な一進一退で応えます。
 コールらしいセンスが垣間見えていました。
 最後は初手のダイビング・ダブル・ストンプに戻した上での
 ブラッディング・サンデーで綺麗にまとめました。
 ぎりぎり好勝負。

Fバレット・クラブ(プリンス・デヴィット、バッド・ラック・ファレ)vs.ザ・レボリューショニスツ(ジョシュ・ボドム、シャ・サミュエルズ)


 (執筆日:8/?/14)
Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@統一ブリティッシュ・タッグ王座戦:ザ・カルテル(シャ・サミュエルズ、テリー・フレイジャー)vs.イングランズ・コーリング(ジョエル・レッドマン、マーティン・ストーン)
Aバッド・ラック・ファレvs.デイヴ・マスチフ
B統一ブリティッシュ・ヘビー級王座戦:マーティ・スクール(ch)vs.ケビン・スティーン
C中邑真輔vs.ザック・セイバーJr.
D2アンリミテッド(ジェイ、パトリック・サーモン)vs.ウィル・オスプレイ、ジェイク・マクルースク
Eプリンス・デヴィットvs.アダム・コール
Fバレット・クラブ(プリンス・デヴィット、バッド・ラック・ファレ)vs.ザ・レボリューショニスツ(ジョシュ・ボドム、シャ・サミュエルズ)