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RPW:Christmas Cracket 12/2/12の分析


名勝負 なし
好勝負 タッグ王座戦:プロジェクト・イゴ(マーティン・カービイ、クリス・トラヴィス)(ch)vs.リーダーズ・オブ・ニュー・スクール(ザック・セイバーJr.、マーティ・スカル)

@デイヴ・マスチフvs.カールステン・ベック
A#1コンテンダーズ・マッチ:MKマッキンナンvs.スパッド
B#1コンテンダーズ・マッチ:ハンター・ブラザーズvs.ロンドン・ライオッツ

Cマイケル・エルガンvs.ビッグ・ヴァン・ウォルター
 エルガンの重みの前にウォルターがヘタレていなそうとする展開。
 ウォルターは磐石の試合運びを見せているし、
 制限無く試合ができる強みを活かしてベースが極めて高い。
 一方で重み任せの大味な試合ではなく
 細かい部分においてしっかりプロレスに対する理解を感じさせている所がこのカードらしいですね。
 4試合目ということでそんなに膨らませなかった印象だが
 いつかメインで組んでほしいと再び思わせた内容。
 中々良い試合。

Dブリティッシュ・ヘビー級王座戦:シャ・サミュエルズ(ch)vs.Tボーン

Eタッグ王座戦:プロジェクト・イゴ(マーティン・カービイ、クリス・トラヴィス)(ch)vs.リーダーズ・オブ・ニュー・スクール(ザック・セイバーJr.、マーティ・スクール)
 序盤においても積極的にカウンターを挟んでおり
 どんな攻防になるのだろうか、期待感を煽ります。
 トラヴィスが許しを請うシーンからマーティ孤立につなげます。
 PEが豊富な連携技で高いクオリティを保ちました。
 セイバーが鋭い蹴りから反撃。
 ストレートに盛り上がり勢いを落とさないままカービイにアーム・バー。
 控え入り乱れる中マーティを外から鉄柱に固定しトラヴィスがダイビング・ダブル・ストンプ。
 この得意技スポットでマーティをダウンさせ、セイバー孤立につなげます。
 連携技のインパクトもさることながらセイバーを乱暴に扱っての煽りも見事。
 終盤においても目指すべきルートの中で攻防を+1したりして単調にならないよう変化をつけています。
 両者とも素晴らしい連携技を持っていますが、その張り合いの一方で
 イゴの控えが脚を抑えてフォールを援護したりとヒール戦略を散りばめ、
 トータル・パッケージな内容となっています。
 文句なしに好勝負。
 
Fクルーザー級王座戦、イリミネーション・マッチ:プリンス・デヴィット(ch)vs.ノーム・ダーvs.マーク・ハスキンスvs.エル・リゲロ
 ハスキンスは傲慢なキャラ、ダーは受けっぷりで貢献。
 リゲロとデヴィットは本筋の優雅な攻防を担当しています。
 比較的早い段階から派手な3ウェイ・スポットを導入。
 ルール上ヒールが休むということもなく
 積極的に技を出して行く内容です。
 一人脱落後もテンポはそんなに変わらず最後はハスキンスvs.デヴィット。
 ハスキンスが脚の痛みを受けて疲労感を加えると同時に
 ヒール色をなくして応援すべき対象へと転じていたのは面白かった。
 逆にベビーフェイス/ヒールの位置づけが元々薄かった故でもあるけれど。
 見応えのあるニア・フォール合戦後、最後はベルト攻撃ネタから。
 これは浮きすぎていて勿体無かった。
 中々良い試合。

総評
 先月の大会とは一転、非常に充実した内容となっています。
 2013年もデヴィットが王者とあって注目ですね。
 (執筆日:2/2/13)
Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@デイヴ・マスチフvs.カールステン・ベック
A#1コンテンダーズ・マッチ:MKマッキンナンvs.スパッド
B#1コンテンダーズ・マッチ:ハンター・ブラザーズvs.ロンドン・ライオッツ
Cマイケル・エルガンvs.ビッグ・ヴァン・ウォルター
Dブリティッシュ・ヘビー級王座戦:シャ・サミュエルズ(ch)vs.Tボーン(DQ)
Eタッグ王座戦:プロジェクト・イゴ(マーティン・カービイ、クリス・トラヴィス)(ch)vs.リーダーズ・オブ・ニュー・スクール(ザック・セイバーJr.、マーティ・スクール)
Fクルーザー級王座戦、イリミネーション・マッチ:プリンス・デヴィット(ch)vs.ノーム・ダーvs.マーク・ハスキンスvs.エル・リゲロ