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Progress Wrestling:Chapter 63: Take Me Underground 2/11/18の分析


名勝負 ザック・セイバーJr. vs.タイラー・ベイト
好勝負 ブリティッシュ・ストロング・スタイル(ピート・ダン、トレント・セヴン)vs.デイヴィッド・スター、マット・リドル

ウォルターvs.マーク・デイヴィス

@NPS1回戦:ドリュー・パーカーvs.スパイク・トリヴェット
Aチャカラ、ニーナ・サミュエルズvs.チャーリー・モーガン、トニー・ストーム
Bマーク・アンドリュースvs.モーガン・ウェブスター

Cザック・セイバーJr. vs.タイラー・ベイト
 セイバーの120%の技術力。
 えげつないサブミッションに
 ベイトがまさかの完封状態に追い込まれる展開。
 ベイトが反撃を試みるのですが、
 セイバーがその全てに対応して
 自分の領域に引きずり込んで行く異形の内容です。
 完封系はEvolveでvs.アレンなど幾つか見せていますが、
 この試合はベイトという一流の相手が受け手とあって
 それらよりも非常に深い内容になっています。
 逆転させる一発の重みを、意味を、
 攻め手、受け手双方が試合を通して極限まで高めていった内容。
 ぎりぎり名勝負です。

Dブリティッシュ・ストロング・スタイル(ピート・ダン、トレント・セヴン)vs.デイヴィッド・スター、マット・リドル
 リドルとピートがリアルで手に汗握る
 グラウンドで早々に観客を魅了。
 一方のスターとセブンは
 プロレスのデフォルメ・レスリングで勝負。
 4人いて2つのカードを1試合で見れることによる
 緩さと鋭さの同居がこの試合の売りですね。
 リドルとピートの絡みは後半になっても素晴らしく、
 このシングルを組めばMOTYが生まれると確信させましたね。
 終盤になって4人での打ち合いになると型に抑えられた感はあるし、
 リドルvs.ピート、スターvs.セヴンから
 カードをずらして次の興行に配慮した〆になっているので
 伸び悩んだ感はあるものの
 ミッド・カードとしては十分なクオリティでしょう。
 ぎりぎり好勝負。

Eウォルターvs.マーク・デイヴィス
 ビッグマンによるチョップ・バトル。
 交互に打ち合う形ではなく
 それぞれチョップをベース技として位置づけ、
 細かな押したり引いたりを実現しています。
 とはいってもウォルターの破壊力の方が上なので
 自然とウォルターが優位に立ち、
 デイヴィスの胸は序盤から出血するほど。
 ウォルターのチョップからプロレス技への
 繋ぎは上手くて惚れ惚れするし、
 デイヴィスはリアルに苦しかったのもあるでしょうが、
 感情の載った粘りで観客を惹きつけました。
 日本三大チョップ試合にまでは比類しないものの
 それでもチョップをテーマにして特別な試合。
 文句なしに好勝負です。

Fタッグ王座戦:グリズルド・ヤング・ヴェテランズ(ジェームス・ドレイク、ザック・ギブソン)(ch)vs.
ジミー・ハヴォック、マーク・ハスキンス
GProgress王座戦:トラヴィス・バンクス(ch)vs.クリス・ブルックスvs.TKクーパー


 (執筆日:1/?/18)
DVD Rating:★★★★★

注目試合の詳細

なし

試合結果

@NPS1回戦:ドリュー・パーカーvs.スパイク・トリヴェット
Aチャカラ、ニーナ・サミュエルズvs.チャーリー・モーガン、トニー・ストーム
Bマーク・アンドリュースvs.モーガン・ウェブスター
Cザック・セイバーJr. vs.タイラー・ベイト
Dブリティッシュ・ストロング・スタイル(ピート・ダン、トレント・セヴン)vs.デイヴィッド・スター、マット・リドル
Eウォルターvs.マーク・デイヴィス
Fタッグ王座戦:グリズルド・ヤング・ヴェテランズ(ジェームス・ドレイク、ザック・ギブソン)(ch)vs.ジミー・ハヴォック、マーク・ハスキンス
GProgress王座戦:トラヴィス・バンクス(ch)vs.クリス・ブルックスvs.TKクーパー