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OTT:Best of OTT 2018の分析


名勝負 なし
好勝負 キース・リーvsマイク・ベイリー(2/3/18)

キース・リーvs.ティモシー・サッチャー(2/4/18)

@ダグ・ウィリアムスvs.マイケル・メイ(1/14/18)
 回転運動でレスリングに抑揚をつけたりと
 レスリングを一つ一つ区切りながら
 原初的面白みを出しているのはキャッチの真髄。
 丸め込みの応酬や
 アイリッシュ・ウィップでの腰攻め等
 古典を活かしたプロレスが堪能できます。
 ダグの歳に合わせた作り方ですが、味がありますね。
 マイケルも良い働きをしていました。
 好勝負に少し届かず。

Aノー・リミッツ王座戦:ジョーダン・デヴリン(ch)vs.ダレル・カーニー(1/14/18)
 丸め込みの応酬も使った軽やかな演舞で
 セットアップでしっかり印象付け。
 デヴリンが主導権を握り腕攻め
 カーニーは脚攻めで反撃を試みますが、
 デヴリンが厳しく試合をコントロールします。
 地力を考えると懸命な配分でしょうね。
 カーニーの脚攻めはロープや鉄柱を使ってのものなので
 ポイントに抑えられればより見栄えもする。
 終盤は激しい攻防ですが、
 ここでデヴリンがもう少し脚の痛みを表現して欲しいところですね。
 都合の良いところだけ脚の痛みを持ち出しますが、
 本来ならよりドラマチックに見せれたはずです。
 好勝負に少し届かず。

Bトラヴィス・バンクスvs.ザック・セイバーJr.(2/3/18)
 サブミッションでえげつなさを見せれるセイバー。
 気丈に立ち向かうトラヴィスは熱いですが、
 彼のポジションから言えば
 もう一歩踏み込んでいきたい。
 その物足りなさがトラヴィスは払拭できないですね。
 しかしながらバチバチの打撃戦、
 テクニカルなサブミッションの応酬は激しく見応えがある。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

Cキース・リーvsマイク・ベイリー(2/3/18)
 キースが重戦車で押し切ろうとするも
 ベイリーが翻弄しきる攻防に
 いつもと違うものを感じます。
 ベイリーに後少しキレがあると迫真性が増しますが、
 細かなアクションは冴えている。
 キースも丁寧なリアクションです。
 後半にかけてダビデvs.ゴリアテの構図で
 スケール・アップしキースの存在感を増していきます。
 ベイリーも飲み込まれず、
 真っ向からハードヒットで対抗できているのは見事。
 2人の距離感を縮めて集中させると
 最後もキースのパワフル・ムーブと
 ベイリーのビッグ・バンプがはまり大盛り上がりでした。
 予想を超える激戦です
 文句なしに好勝負。

DNLW王座戦:ジョーダン・デヴリン(ch)vs.ティモシー・サッチャー(2/3/18)
 ティモシーが静止を活かした緩急で絵作り。
 ローカル・ヒーローのデブリン相手に
 良いポジショニングに位置づけていますね。
 荒々しい首攻めで殺気をぶつけ、
 足攻めで仕留めにかかり、と
 部位攻めでステージをあげていきます。
 ある意味では狙いがころころ変わるので
 節操のない印象も一部ではあるものの
 分かりやすい攻防という良さもありますね。
 中々良い試合。

Eキース・リーvs.ティモシー・サッチャー(2/4/18)
 キースがどっしりと中心に居座ると
 ティモシーがそれに対してレスリング・ムーブに
 ショルダー・タックルで上手く対応。
 仮想的な受身も冴えていますね。
 それにより動ける巨体で売っている
 キースが珍しい程動かず見せ続ける。
 スロー・ペースながら味わい深い試合運びで
 思わぬ形とはまった攻防を最後まで見せ続けました。
 ぎりぎり好勝負。

Fタッグ王座#1コンテンダーズ・マッチ:エンジェル・クルーザーズ(エンジェル・クルーズ、Bクール)vs.キングス・オブ・ザ・ノース(ダミアン・コーヴィン、ボーンソウ)(3/31/18)
 実質トルネード・ルール。
 演舞とラフ・ファイトをミックスさせて
 テンポ良く進めていきます。
 中盤に大きな見せ場。
 ちょっかいを出してきたチーム・プリックを
 KotNが捕まえて観客席に連れて行くと
 クルーザーズがスプリングボードでダイブ。
 そこからリングに戻るとルールに基づいたタッグの攻防になりますが、
 クルーザーズの地力が足りないことを考えると
 大雑把な打ち合いで伸びきらなかったイメージ。
 平均的な良試合です。

 (執筆日:7/?/18)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ダグ・ウィリアムスvs.マイケル・メイ(1/14/18)
Aノー・リミッツ王座戦:ジョーダン・デヴリン(ch)vs.ダレル・カーニー(1/14/18)
Bトラヴィス・バンクスvs.ザック・セイバーJr.(2/3/18)
Cキース・リーvsマイク・ベイリー(2/3/18)
DNLW王座戦:ジョーダン・デヴリン(ch)vs.ティモシー・サッチャー(2/3/18)
Eキース・リーvs.ティモシー・サッチャー(2/4/18)
Fタッグ王座#1コンテンダーズ・マッチ:エンジェル・クルーザーズ(エンジェル・クルーズ、Bクール)vs.キングス・オブ・ザ・ノース(ダミアン・コーヴィン、ボーンソウ)(3/31/18)