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OTT:Best of OTT 2017の分析


名勝負 なし
好勝負 NL王座戦:ライアン・スマイル(ch)vs.マット・リドル(6/4/17)

@タッグ王座戦:キングス・オブ・ザ・ノース(ボーンソウ、コーヴィン、ダンカン・ディスオーダリー)(ch)vs.ザ・ラッズ・フロム・ザ・フラッツ(ワーキー、マーティン、パディーM)(4/15/17)
 3人同時ダイブからKotNがパディーMを孤立させ脚攻め。
 KotNは印象化が上手いですね。
 ホット・タッチ後は打ち合いへ。
 パディーMが脚を痛めつつも
 ハイ・フライを見せて歓声を起こし、
 他のメンバーはKotNと真っ向から投げ合ってインパクトを生み出します。
 少し雑な部分はありつつも
 それを補って余りあるエネルギッシュな試合でした。
 好勝負に少し届かず。

Aアップタウン・ファンカーズ(ウィル・オスプレイ、ライアン・スマイル)、リオ・ラッシュvs.ザ・エリート(ケニー・オメガ、ヤング・バックス)(4/15/17)
 バックがシャープ・シューターをかけつつマイク・アピールをしたり、
 ラッシュがUFパンツを脱いでエリート入りかと見せかけ再度裏切ったりと
 良くも悪くもお祭り的盛り上げを優先させた試合となっています。
 それでいて30分を超えるのだから
 彼らの懐の深さには驚きますね。
 ただお祭りの域を抜け出ない部分は高評価しきれないところ。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

Bジョーダン・デヴリンvs.ムース(6/4/17)
 リング内外を使って
 序盤から積極的に一進一退を作っていきます。
 デヴリンが堅実なヒール・ファイト。
 ムースはアピールで流れを作ると
 リフト・アップで観客席に投げ捨てるというビッグ・ムーブ。
 デヴリンも花道から走ってリングに飛び込むフライで対抗。
 この飛びっきりのスポットで盛り上がると終盤へ。
 カウント1で返すスポットも効果的で
 なんてことないミッド・カードがまさかの化学反応を見せました。
 好勝負に少し届かず。
 
Cブリティッシュ・ストロング・スタイル(ピート・ダン、トレント・セヴン、タイラー・ベイト)vs.エンジェル・クルーズ、Bクール、タイラー・ベイト(6/4/17)
 カードを良く見てください。
 ベイトが両チームに所属しているという特殊マッチ・アップです。
 かつてのパートナーであるエンジェルを取るか
 今をときめくBSSとしてOTTでもやっていくのか、
 というストーリー・ラインになっています。
 それに基づいた見せ場は良くできていますね。
 後は斧を持ち出して他の皆が怯えて見せたりと
 お祭り的ファン・マッチ要素で埋めています。
 OTTらしいコメディー・マッチで面白かったですね。
 中々良い試合。

DNL王座戦:ライアン・スマイル(ch)vs.マット・リドル(6/4/17)
 リドルが苛烈な攻め。
 スマイルはダウンに追いやられつつも全力ダイブから反撃開始。
 リドルの頭を踏みつけたりと
 ヒールとして悪辣な感じが高まっていますね。
 リドルは攻めではジャーマンをキーとし、
 受けではノー・セル、カウント1を使って気迫を表現。
 最高に格好良すぎてまさにスーパー・ヒーローですね。
 リドルの世界に入りました。
 スマイルも悪辣ヒールとして最後まで
 真っ直ぐ対抗して盛り上げてくれました。
 ぎりぎり好勝負。

ENL王座戦:ライアン・スマイル(ch)vs.マーク・ハスキンス(7/1/17)
 メリハリある展開ですが
 相互で生み出したものではないので
 特別とまでは言い切れません。
 鋭い攻め合いも
 ダメージ観がないまま攻防だけが目まぐるしくて
 見ている者がついていけないところがあります。
 しかし後半からは右肩上がり。
 スマイルがスクールの物真似をしたりと
 ヒールとして巧みなアピールで移入感が高まりましたね。
 幻の決着演出も上手く作用し、特別感もありました。
 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:10/?/17)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@タッグ王座戦:キングス・オブ・ザ・ノース(ボーンソウ、コーヴィン、ダンカン・ディスオーダリー)(ch)vs.ザ・ラッズ・フロム・ザ・フラッツ(ワーキー、マーティン、パディーM)(4/15/17)
Aアップタウン・ファンカーズ(ウィル・オスプレイ、ライアン・スマイル)、リオ・ラッシュvs.ザ・エリート(ケニー・オメガ、ヤング・バックス)(4/15/17)
Bジョーダン・デヴリンvs.ムース(6/4/17)
Cブリティッシュ・ストロング・スタイル(ピート・ダン、トレント・セヴン、タイラー・ベイト)vs.エンジェル・クルーズ、Bクール、タイラー・ベイト(6/4/17)
DNL王座戦:ライアン・スマイル(ch)vs.マット・リドル(6/4/17)
ENL王座戦:ライアン・スマイル(ch)vs.マーク・ハスキンス(7/1/17)