Riptide Wrestling:Best of Riptide 2018の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | ウォルターvs.マイク・ベイリー(7/6/18) ブライトン王座トーナメント1回戦:ジョナ・ロックvs.ウォルター(8/2/18) リングカンプ(ウォルター、ティモシー・サッチャー)vs.オージー・オープン(カイル・フレッチャー、マーク・デイヴィス)(8/3/18) |
@ウォルターvs.マイク・ベイリー(7/6/18)
ウォルターがベイリーにエプロ絡めてのンへのパワー・ボム、
ロープに絡めてのハンマー、と
観客に近い形で煽ります。
ベイリーがハードな蹴りを放つも、それ以上のウォルターのチョップ。
いつ見てもこの迫力には唸ってしまいますね。
ベイリーは反撃をあくまでローへの蹴りに拘る。
高い集中力を維持しており、どの蹴りも一律ハード。
彼の真っ直ぐなスタイルを際立たせていて良いですね。
体格差の構図の前に純粋なハード・ヒットを中心に据え、
それを違和感無く成立させてみせた試合。
熱狂の渦に巻き込まれました。
文句なしに好勝負。
(執筆日:8/?/18)
Aブライトン王座トーナメント1回戦:ジョナ・ロックvs.ウォルター(8/2/18)
ウォルターに気後れせず
何だったら上から目線で向かい合ってみせるロック。
彼もまた今年非常に充実していましたからね。
その実感がこの展開をしっかりこなすことに寄与している。
ボディ・スラムや基本サブミッションが
相当な大技として見せられています。
BJWのストロング・ヘビー級っぽい方向性ですが、
アングラっぽい雰囲気のあるRiptideだからこそ
独特の雰囲気、いやむしろ夢とでも評すべきものがある。
ジョナは終盤の幅が少し狭いかな、という印象はあるものの
狭いなりに、その中でムーンサルトへの拘りで
ストーリー・ラインをしっかり作っている。
キース・リーのポジションを勝ち取れる逸材です。
2019年はもっと活躍の場を増やして欲しいですね。
ぎりぎり好勝負。
Bリングカンプ(ウォルター、ティモシー・サッチャー)vs.オージー・オープン(カイル・フレッチャー、マーク・デイヴィス)(8/3/18)
既に実績のあるウォルターvs.デイヴィスだけでなく、
カイル、ティモシーも予想以上の噛み合いを見せます。
中盤はカイルの孤立ですが、
リングカンプが厳しい攻めで
空気が引き続き、引き締まります。
カイルも抵抗の意思をちゃんと持っていますね。
タッチしてデイヴィスのホット・タッグ。
デイヴィスは少し不器用な印象で
相手にリードしてもらったり、決まった展開に乗っかる印象でしたが、
この試合ではジャブで相手の動きを止めたり、
相手の動きに被せる攻撃性で自ら積極的に試合を作っています。
カイルもハード・ヒットでティモシーと序盤と同じく良い攻防。
複雑に入り乱れる4人の攻防で大きく盛り上がりましたね。
ただクライマックスが少し形になりきらない印象。
リングカンプを前にしてAOが
どうそれぞれのバランスを取るか見失ってしまったか。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:12/?/18)
Cカラ・ノエルvs.マイク・ベイリー(11/2/18)
ポジションを意識した繊細且つ高度なレスリングを見せる一方で、
ロー・キックの耐えあい等根性の比べあいも。
その中でノエルが噛み付き等キャラ・アピールを織り交ぜます。
バラエティに富んでいるので少しぶれているように感じるところもありますが
どの要素においても高い質を担保している点で共通している。
スリーパーを食らったベイリーが場外に身を投げて逃れる等
普通の試合ではしないであろう特別感の演出もにくい。
ただそこでベイリーがニー系を自爆したにも関わらず
脚の痛みを終盤の要素に入れなかったのは残念だし、
ノエルの相手を舐める固有アピールに対し、
ベイリーが張り合って舐めあうシーンは
幾らなんでも馬鹿げていました。
Riptideの2018年MOTYとして選出されていますが、
終盤で少し評価を下げざるを得ず、好勝負に少し届かず。
(執筆日:7/?/19)
注目試合の詳細
なし試合結果
@ウォルターvs.マイク・ベイリー(7/6/18)Aブライトン王座トーナメント1回戦:ジョナ・ロックvs.ウォルター(8/2/18)
Bリングカンプ(ウォルター、ティモシー・サッチャー)vs.オージー・オープン(カイル・フレッチャー、マーク・デイヴィス)(8/3/18)
Cカラ・ノエルvs.マイク・ベイリー(11/2/18)