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PCW:Too Good to be Two! 2nd Anniversary 8/2/13の分析


名勝負 なし
好勝負 PCW王座戦、60分アイアン・マン・マッチ:ダグ・ウィリアムス(ch)vs.エル・リゲロ

@クルーザー級王座戦:デイヴ・レイン(ch)vs.エイプリル・デイヴィッズ
Aタッグ王座戦:チーム・シングル(ランページ・ブラウン、Tボーン)(ch)vs.シアナイデ、デイヴ・マスチフ

BMITBラダー・マッチ:クリス・トラヴィスvs.バブルガムvs.CJバンクスvs.ディーン・オールマークvs.ジョーイ・ヘイズvs.マーティン・カービイ
 軽妙に入れ替わって打ち合う
 スピード感ある出だしはUKの強みといえるでしょう。
 中盤からは本丸のラダー投入。
 独特の感性が一部で光りますが、
 米インディーのユニークさと比べると見劣りする部分がある。
 見応えのある内容ではありましたが、
 MITBスクランブル・マッチ程UKレスラーの髄が出た内容ではなかった印象。
 中々良い試合です。
 
Cダニー・ホープvs.マッド・マン・マンソン

DPCW王座戦、60分アイアン・マン・マッチ:ダグ・ウィリアムス(ch)vs.エル・リゲロ
 出だしのレスリングはそのままウィリアムス優位の構成。
 必殺技、トルネードDDT、カオス・セオリーを
 それぞれ防がれて定番のセット・アップかと思いきや、
 そこからの1分でウィリアムスが腕攻めハンマー・ロックでギブ・アップさせた流れは見事。
 そのまま腕を攻めて同じハンマー・ロックで連取です。
 小技でも決まるが決して形骸化していない世界観を作り上げました。
 18分経過時にリゲロが丸め込みで差を詰めます。 
 ウィリアムスがそれに怒ってラフ要素を入れてきますが、
 それでも形作りの意識が高く両立させているのが素晴らしい。
 これからどうなるか予想させつつ、
 その予想を裏切ってどのように帰結させるかの興味を失わせない。
 23分経過時にMITB保持者のトラヴィス登場。
 ヘイズも現れるとトラヴィスからMITBを強奪して去っていきます。
 完全にシーンを切り替えたのはユニークなものの
 特にこの日の結末に関係なかったことは論議の余地があるか。
 ウィリアムスが観客席へのエクスプロイダーを決めリングアウト勝ちで3−1と引き離します。
 エプロンDDTで更に4−1かと思いきやリゲロがまさかのカウント2。 
 断崖式ブレーン・バスターも同じく返したのはやりすぎなものの
 そこからダグがレフェリー身代わり、ロー・ブローにより
 一気にダグのヒール・アピールにシフトしてその印象を払拭したのは機転が利いていますね。
 リゲロもヒーローとしての見せ方にシフトして観客を盛り上げます。
 フィニッシュの緊迫性に欠けるきらいはあったものの
 38分経過時に3−3に追いつきます。
 ダグが原点回帰のハンマー・ロックで突き放し40分経過時に4−3。
 ここまで緻密にストーリーが汲み上げられていたものの
 最後の20分は必殺技の無駄打ちに走ってしまったのが勿体無かった。
 また、リゲロも遅れをとっているスコアな以上、
 もっと情熱的に追いすがらなければならなかった。
 伸び悩むもPCWの2周年記念大会を彩るに値する試合。
 ぎりぎり好勝負です。

EPCW王座戦:ダグ・ウィリアムス(ch)vs.ライオンハート
 ライオンハートが挑戦権を行使して王座奪取。

 (執筆日:11/?/13)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@クルーザー級王座戦:デイヴ・レイン(ch)vs.エイプリル・デイヴィッズ
Aタッグ王座戦:チーム・シングル(ランページ・ブラウン、Tボーン)(ch)vs.シアナイデ、デイヴ・マスチフ
BMITBラダー・マッチ:クリス・トラヴィスvs.バブルガムvs.CJバンクスvs.ディーン・オールマークvs.ジョーイ・ヘイズvs.マーティン・カービイ
Cダニー・ホープvs.マッド・マン・マンソン
DPCW王座戦、60分アイアン・マン・マッチ:ダグ・ウィリアムス(ch)vs.エル・リゲロ(4-3)
EPCW王座戦:ダグ・ウィリアムス(ch)vs.ライオンハート(新チャンピオン!)