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PCW:Best of PCW 2011の分析


名勝負 ラスト・マン・スタンディング:クリス・トラヴィス(PCW)vs.ライオンハート(PBW)(Preston City Wrestling vs Premier British Promotions 10/28/11)
好勝負 マニー・イン・ザ・バンク・スクランブル・マッチ:CJバンクスvs.ジョーイ・ヘイズvs.マーティン・カービイvs.クリス・トラヴィスvs.バブルガムvs.エル・リゲロ(12/3/11)

@ラスト・マン・スタンディング:クリス・トラヴィス(PCW)vs.ライオンハート(PBW)(Preston City Wrestling vs Premier British Promotions 10/28/11)
 相当に遺恨がある御両人。
 マウント・パンチから始まり場外戦へ。
 壁に振られてのサマーソルトで盛り上がるとテーブル、金属板を取り出してきます。
 遺恨表現を織り交ぜつつもアクションのスピードがまったく落ちていないのが素晴らしいですね。
 ライオンハートがエプロンのクリスをビッグ・ブーツで観客席に落とすと再びの場外乱戦。
 リングに戻ってくるとテーブル・スポット2発含め
 相手に配慮なく思いっきり行なっていきます。
 ロープ・ワーク、コーナー・ワークを使って両者限界まで動いてぶつかりあうシーンは田中vs.関本を彷彿とさせました。
 画鋲、フライパンを加えて最後まで遺恨を燃焼しきりました。
 ぎりぎり名勝負。

Aマニー・イン・ザ・バンク・スクランブル・マッチ:CJバンクスvs.ジョーイ・ヘイズvs.マーティン・カービイvs.クリス・トラヴィスvs.バブルガムvs.エル・リゲロ(12/3/11)
 (勝者はMITBの権利を得られるのでしょう。
 試合形式としてはルチャ・ルール適用の4コーナーズ・マッチですね。)
 バンクス良いですね。
 技には動作があって炸裂する瞬間インパクトがあることを分かっている。
 レスリングも気を抜いていないことが伝わってきます。
 次どういう行動をするのか構えに入るのが早すぎるのが改善点ですけどね。
 ジョーイも良いバネを持っています。
 リゲロのルチャも個性になっている。
 バブルガムとトラヴィスはちょっと合っていないが
 ライバル関係にあるようで勢いで誤魔化すことはできている。
 ちょくちょく粗くなるシーンはありますが
 ルチャ・ルールを活かしてスピーディな展開を続けます。
 特に後半は個性的な技の数々による派手な打ち合い。
 ダイブに合体技も繰り出されます。
 見せ場はリング内で分散していますが焦点は定まっている。
 イギリスらしいアスリートイズムが入ったスピード・バトルでした。
 文句なしに好勝負。
 (執筆日:8/1/12)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ラスト・マン・スタンディング:クリス・トラヴィス(PCW)vs.ライオンハート(PBW)(Preston City Wrestling vs Premier British Promotions 10/28/11)
Aマニー・イン・ザ・バンク・スクランブル・マッチ:CJバンクスvs.ジョーイ・ヘイズvs.マーティン・カービイvs.クリス・トラヴィスvs.バブルガムvs.エル・リゲロ(12/3/11)